
担当:
裏辺金好
突然ではありますが小生、漢字検定2級とやらを受けてくることにしました。
それを記念しまして(笑)、皆様にもぜひ模擬テストを・・・という企画です。もちろん、レベルは2級。だいたい、高校卒業が目安ですよん。
漢字検定の回し者というわけではありませんが、少し解説。
この試験は、平成4年6月4日に、文部省(現・文部科学省)公認の資格となったもの。年に3回ほど実施され、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級・・・8級とあります。2級までは、真面目に勉強している人なら解けるレベルで、1級、準1級は、ベラボーに難しくなります。
受験会場は国内各地、さらには海外にもあり、検定時間が異なれば最高4つの級まで受検可能です。
出題内容は、漢字検定2級の場合
1.読み
2.読み(同一漢字の音訓)
3.書き取り
4.四字熟語
5.送りがな
6.誤字訂正
7.対義語・類義語
8.同音・同訓文字
9.部首
10.熟語の構成 となっています。
熟語の構成というのは、例えば「均等」という文字の場合「似た意味の文字が2つ並んでいる」、
「国賓」の場合「国家の賓客=上の字が下の字を修飾」というようなものです。
合格ラインは
1級、準1級、2級、8級は80%、それ以外は70%が目安となります。
申し込みや、さらに詳しく知りたい方は、財団法人 日本漢字能力検定協会のホームページ
http://www.kanken.or.jp/ へどうぞ!
さてさて、今回はちょっと読者参加型の雑学と言うことで、ぜひ例題を幾つか解いて頂きたいと思います。
出題するのは、読み、書き取り、四字熟語、送りがな です。「 」で囲まれた部分を変換してください。
さあ、鉛筆と紙を用意してください。
・・・それでは、はじめ!
雲一つ無い「紺青」の空である。
そのことについては、「寡聞」にして存じません。
「胸襟」を開いて全てを打ち明ける。
問題を審議会に「諮」る。
古典文学に「通暁」した人だ。
「凹凸」の多い道路で走りにくい。
デモ隊に「威嚇」射撃を行う。
畑に「畝」を作り苗を植えた。
植木の枝を「矯」める。
使ったあとは直ぐに「返戻」すべし。
部屋の「一隅」に放置される。
裏辺所長は私の「釣友」です。
心の「琴線」に触れるような素晴らしい演奏だった。
「薫風」に揺れる柳の枝。
残金を「戻入」して清算を終わらせる。
市役所で戸籍「謄本」を請求する。
市役所で戸籍「抄本」を請求する。
「潤沢」にあったはずの裏辺研究所の予算は、所長の鉄道模型に流用されて消えた。
彼は「風袋」ばかりで中身が全く伴っていない。
偉大なる裏辺所長様の恩恵を「享受」する。
母校に蔵書を「ゾウテイ」する。
くれぐれも上演中は「セイシュク」に願います。
「カッショク」の綺麗な肌をした女性。
重い荷物を「カツ」ぐ。
私の妻は自由「ホンポウ」な女性だ。
明治時代から味噌を「ジョウゾウ」している。
亡き友を「ネンゴロ」に弔った。
父の弟である「オジ」から2000万円を贈与された。
未だに「ホラアナ」の中で生活する人も沢山いる。
お寺で朝の「ゴンギョウ」が始まる。
裏辺所長が「ユウカイ」され、身代金30円を要求される。
裏辺所長のプラモデルが部屋の「カタスミ」に追いやられる。
友人の結婚「ヒロウエン」に招待された。
なんと「コウゴウ」しく輝く宝石なのかしら!
タンカーが「ザショウ」して大問題になった。
教授に「ホ」められて有頂天になる。
「カマ」から陶器を取り出す。
「イコ」いの広場で子供を遊ばせる。
「シャフツ」消毒をした。
自信を「ソウシツ」して落ち込む裏辺所長。
群雄○○ (多くの実力者が乱立する)
機略○○ (策略をめぐらし操ること)
○○夜行 (悪人がのさばる)
○○一失 (賢くてもたまには失敗する)
○○堂々 (どっしり威厳のある様子)
順風○○ (物事が上手くいく様子)
○○半解 (中途半端にしか理解していないこと)
大山○○ (騒動の割には結果が小さいこと)
*大山○○して鼠一匹
○○錯誤 (試みと失敗を繰り返して解決法を探る)
○○連理 (男女の情愛が深いことのたとえ)
利害○○ (利益になることとそうではないこと)
○○猛暑 (耐え難いほどの厳しい寒さと暑さ)
落花○○ (人や物が落ちぶれていくこと)
○○滅裂 (言っていることが筋道が立っておらず不統一であること)
一罰○○ (1つを罰することで多くの人々をいましめる)
○○無二 (がむしゃらなこと)
小心○○ (気が小さくビクビクするようす)
独立○○ (他に影響されず、自分の道を行くこと)
期待に夢を「フクラマ」せて新生活をスタート。
所長と副所長の主張に大きな「ヘダタリ」がある。
裏辺所長は、「シイタゲ」られた小動物のようだ。
「ホガラカ」な笑顔の副所長。
ゴミだらけの自分の部屋という現実から目を「ソムケル」。
以上!
それでは、答え合わせに行きます。
雲一つ無い「紺青」の空である。
こんじょう
そのことについては、「寡聞」にして存じません。
かぶん
「胸襟」を開いて全てを打ち明ける。
きょうきん
問題を審議会に「諮」る。
はか
古典文学に「通暁」した人だ。
つうぎょう
「凹凸」の多い道路で走りにくい。
おうとつ
デモ隊に「威嚇」射撃を行う
いかく
畑に「畝」を作り苗を植えた。
うね
植木の枝を「矯」める。
た
使ったあとは直ぐに「返戻」すべし。
へんれい
部屋の「一隅」に放置される。
いちぐう
裏辺所長は私の「釣友」です。
ちょうゆう
心の「琴線」に触れるような素晴らしい演奏だった。
きんせん
「薫風」に揺れる柳の枝。
くんぷう
残金を「戻入」して清算を終わらせる。
れいにゅう
市役所で戸籍「謄本」を請求する。
とうほん
市役所で戸籍「抄本」を請求する。
しょうほん
「潤沢」にあったはずの裏辺研究所の予算は、所長の鉄道模型に流用されて消えた。
じゅんたく
彼は「風袋」ばかりで中身が全く伴っていない。
ふうたい
偉大なる裏辺所長様の恩恵を「享受」する。
きょうじゅ
母校に蔵書を「ゾウテイ」する。
贈呈
くれぐれも上演中は「セイシュク」に願います。
静粛
「カッショク」の綺麗な肌をした女性。
褐色
重い荷物を「カツ」ぐ。
担
私の妻は自由「ホンポウ」な女性だ。
奔放
明治時代から味噌を「ジョウゾウ」している。
醸造
亡き友を「ネンゴ」ろに弔った。
懇
父の弟である「オジ」から2000万円を贈与された。
叔父
未だに「ホラアナ」の中で生活する人も沢山いる。
洞穴
お寺で朝の「ゴンギョウ」が始まる。
勤行
裏辺所長が「ユウカイ」され、身代金30円を要求される。
誘拐
裏辺所長のプラモデルが部屋の「カタスミ」に追いやられる。
片隅
友人の結婚「ヒロウエン」に招待された。
披露宴
なんと「コウゴウ」しく輝く宝石なのかしら!
神々
タンカーが「ザショウ」して大問題になった。
座礁
教授に「ホ」められて有頂天になる。
褒
「カマ」から陶器を取り出す。
窯
「イコ」いの広場で子供を遊ばせる。
憩
「シャフツ」消毒をした。
煮沸
自信を「ソウシツ」して落ち込む裏辺所長。
喪失
群雄○○ (多くの実力者が乱立する)
群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)
機略○○ (策略をめぐらし操ること)
機略縦横(きりゃくじゅうおう)
○○夜行 (悪人がのさばる)
百鬼夜行(ひゃっきやこう)
○○一失 (賢くてもたまには失敗する)
千慮一失(せんりょのいっしつ)
○○堂々 (どっしり威厳のある様子)
威風堂々(いふうどうどう)
順風○○ (物事が上手くいく様子)
順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
○○半解 (中途半端にしか理解していないこと)
一知半解(いっちはんかい)
大山○○ (騒動の割には結果が小さいこと)
大山鳴動(たいざんめいどう)
*大山○○して鼠一匹
○○錯誤 (試みと失敗を繰り返して解決法を探る)
試行錯誤(しこうさくご)
○○連理 (男女の情愛が深いことのたとえ)
比翼連理(ひよくれんり)
利害○○ (利益になることとそうではないこと)
利害得失(りがいとくしつ)
○○猛暑 (耐え難いほどの厳しい寒さと暑さ)
酷寒猛暑(こっかんもうしょ)
落花○○ (人や物が落ちぶれていくこと)
落花流水(らっかりゅうすい)
○○滅裂 (言っていることが筋道が立っておらず不統一であること)
支離滅裂(しりめつれつ)
一罰○○ (1つを罰することで多くの人々をいましめる)
一罰百戒(いちばつひゃっかい)
○○無二 (がむしゃらなこと)
遮二無二(しゃにむに)
小心○○ (気が小さくビクビクするようす)
小心翼々(しょうしんよくよく)
独立○○ (他に影響されず、自分の道を行くこと)
独立独歩(どくりつどっぽ)
期待に夢を「フクラマセ」て新生活をスタート。
膨らませ
所長と副所長の主張に大きな「ヘダタリ」がある。
隔たり
裏辺所長は、「シイタゲ」られた小動物のようだ。
虐げ
「ホガラカ」な笑顔の副所長。
朗らか
ゴミだらけの自分の部屋という現実から目を「ソムケル」。
背ける
さあ、如何でしたでしょうか。
「何となく解るんだけど、書けない〜」という漢字は多くなかったでしょうか。余裕だったら漢字検定2級は問題ありませんぞ。
今回の原稿は、漢字検定公式ホームページ、高橋書店の漢字検定2級頻出度順問題集などを参考にしました。
そんなわけで、今回の雑学は終わります。それでは〜!