2023年2月11日 科博の特別展「毒」と横浜のガンダムを見る


この日はまず、横浜駅でE217系横須賀線を撮影するところからスタート。


お目当てはE257系5000番台による特急「踊り子」。アクセントカラーが緑の方が、185系の雰囲気にも通じており「踊り子」らしい雰囲気がするのは私だけでしょうか。

さて、上野駅で高校時代からの付き合いである氷川副所長、水澄所員、馬藤所員の3人と合流し、まずは上野東照宮を参拝。

続いて、国立科学博物館で2022(令和4)年11月1日〜2023(令和5)年2月19日まで開催されていた、特別展「毒」を見ます。今回のテーマは、「動物、植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する毒について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学の各研究分野のスペシャリストが徹底的に掘り下げ、国立科学博物館ならではの視点で解説」とあり、毒をテーマにした展示は科博で初めてとのことですが、いきなり「秘密結社 鷹の爪」が登場したのは驚きました。

時節柄、コロナウイルスの解説もあります。

止血の仕組み。フィブリンと血小板が重要な役割を果たしています。

ハブの頭部解剖拡大模型(約6倍)。頭部の左右後方にある毒腺で毒液を合成し、それを管を介して前方にある毒牙に送るそうです。恐ろしい。


セイヨウイラクサの茎の拡大模型(約70倍)。毒成分を含んだ針状の棘(刺毛)が沢山生えている茎です。



鷹の爪の展示は縁故採用とのこと(笑)

日本の三大有毒植物はドクゼリ、ドクウツギ、トリカブト類だとか。こちらはドクゼリ。全草に神経毒を含んでいます。食用のセリとの混在に要注意とのこと。

ツクバトリカブト。全草、特に根に毒があり、誤食すると死に至る恐れがある一方、附子という漢方薬の原料にもなります。


江戸時代の類書(百科事典)である和漢三才図会。第95巻にはトリカブトも紹介されています。

ドクウツギ。全草、特に果実が猛毒で、誤食すると死に至る可能性もあります。

世界の有毒植物から。こちらはイヌサフラン。全草にアルカロイドを含んでいます。

インゲン豆の果実。熟した豆は十分に火を通さないと中毒症状になるとか。

モロヘイヤの種子。熟すと有毒になり、飼料に混入して牛が死亡した例もあるとか。

ムクナ属の一種。果実に触れると炎症を起こします。

フグ毒の作用の仕組み

トラフグ

ヒガンフグ

有毒爬虫類の一種であるコモドオオトカゲ。


アフリカ最大のクサリヘビである、ガボンアダー。

哺乳類にも毒をもつ生物がわずかながら存在しており、カモノハシはオスの後肢に発達した蹴爪があり、毒腺につながっています。

魚類で最強の刺毒を持つオニダルマオコゼ。


幻覚性のキノコである、ヒカゲシビレダケ。

ベニテングダケ。致命的な毒ではありませんが、複数の毒成分により様々な中毒症状を引き起こします。

コガネタケ。腹痛や嘔吐などを伴います。

カエンタケ。触ると皮膚の炎症を起こす可能性があります。

クサウラベニタケ。中毒例が非常に多いキノコです。

鉱物関連も多数展示。

硫カドミウム鉱。


未熟なウメの果実。

1895年に登場した渦巻き型の蚊取り線香。


お酒のアルコールも神経毒の一種ですって!



美味しいフグですが、要注意!


みんな大好き、ウナギも実は有毒動物。加熱する必要があります。


タピオカの原料としてもお馴染み、キャッサバも実は有毒。青酸配糖体を分解する必要があります。 ということで、今回紹介した写真は一部ですが、世の中には様々なところに多種多様な毒が存在していることがよく分かる展示でした。

続いて横浜に移動し、ランドマークタワーにある世界のビール博物館で昼食。

世界各国のビール瓶の数々。

さらにカップヌードルミュージアム横浜へ。


宇宙でもカップラーメン!





歴代カップ麺の数々。カレーメシ美味しいですよね!

ラオウ!


世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が誕生した研究小屋を忠実に再現。「チキンラーメン」の完成にめどがたった1958年3月5日の未明、作業を終えた安藤百福が眠りについた直後の様子とのことです。

最後にガンダムファクトリー横浜へ。

ちょうど日没直前だったので、まだ多少明るさも残る中で、実物大ガンダムのライトアップが映えます。








ガンダムが動くって、すごいですよね。実物大ガンダムの展示は何度か延長の末、2024(令和6)年3月31日を以って終了しましたが、また企画してほしいものです。今度は、ザクやジムも一緒に…。

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