2023年9月24日 特別展「海」とユニコーンガンダム立像を見る
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この日も氷川副所長、馬藤所員、水澄所員とお出かけ。国立科学博物館で2023年7月15日(土)〜10月9日(月・祝)まで開催の特別展「海 ―生命のみなもと―」を見てきました。まずは、いきなり小惑星探査機「はやぶさ2」の10分の1モデル。そもそも、地球になぜ海が存在するのか?という問いに対し、小惑星「リュウグウ」から得られた試料の分析が解明のカギの1つとなっているようです。
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マーチソン隕石とアエンデ隕石。
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中国の遼寧省から算出した、約38億年前の縞状鉄鋼層。黒い層に酸化鉄が濃集しており、初期地球の弱酸性の海岸に多く含まれた鉄が沈殿して出来たと考えられています。
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グリーンランドから産出された38億年前の礫岩
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南アフリカから産出された24億年前の海水化石。石英の中に大昔の海水が閉じ込められているそうです。
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約38億年前〜約35億年前の白い熱水噴出域のモデル。生物の共通祖先である原始的な地球生命が誕生した場所の想像です。
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大西洋の海底、ロストシティ熱水域では現在の地球上で唯一、アルカリ性の熱水噴出が発見されています。海底熱水は酸性で黒色の硫化物を沈殿するという従来の知見を大幅に覆しました。このチムニーは、ロストシティで発見された炭酸塩チムニーの実物です。
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カナダで産出された約19億年前のストロマトライト。
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ドレパナスピス。デボン紀前期に生息していた魚類で、平らな体が特徴。
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エガートノダス。白亜期末に絶滅したサメの一種です。
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こちらは現在のサメの一種であるミツクリザメ。その下にエガートノダスの復元図がありますね。
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ケイロレピス。古生代デボン紀に生息していた魚類です。
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シーラカンスの一種であるワイティア。
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ハイギョの一種であるスカウメナキア。デポン紀後期に棲息した、厚いヒレを持つ魚類で、陸上動物の祖先とも考えられています。
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こちらは現生種であるインドネシア シーラカンス。
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スジイルカの骨格と剥製。
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マンボウ
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ハガツオ
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カツオ。縞模様が腹側にあるのがカツオ、縞模様が背側にあるのがハガツオ。また、ハガツオはその名のとおり、鋭く大きな歯を持つのが特徴です
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テングハギ。前頭部に角のような突起があり、天狗の鼻のような姿であるのが、名前の由来です。
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キハダ(キハダマグロ)。
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バラハタ
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シイラ
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真ん中のモノノケトンガリは、2020年に新種記載されたエイです。
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タイヘイヨウアカボウモドキの頭骨。ハクジラ亜目アカボウクジラ科で、世界で最も情報の少ないクジラの一種です。なんと、2003年になってようやく、外見の特徴や遺伝的情報が公表されたとか・・・。
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ナガスクジラ
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アオウミガメ
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アカウミガメ
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タイマイ
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ホッケ
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ケムシカジカ
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トクビレ
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クロソイ
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ホテイウオ
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スケトウダラ
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マダラ
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サケ
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サンマ
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マガレイ
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エゾメバル
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ホホジロザメ
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メガマウスザメ
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ケイソウ。4300倍したものです。
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円石藻。16000倍したもの。
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生態系において比較的個体数が少ないにも関わらず、その生態系へ大きな影響を与える生物種「キーストーン」の展示として、ラッコが展示。
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ラッコの好物である、ウニの1種であるオオキタムラサキウニ。ラッコの乱獲により、ウニの個体数が増加し、ジャイアントケルプが食い荒らされ、生態系に大きな影響が出たとか。
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オオウキモ(ジャイアントケルプ)
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一度に多頭が漂着するマスストランディングの事例として、左が2016年に種子島に13頭が漂着したシワハイルカの頭骨。右が2017年に宮崎県に漂着したユメゴンドウの頭骨。特にユメゴンドウはDNA鑑定の結果、1つの母系集団だったそうです。
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ユメゴンドウ
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ホモ・サピエンス以前の人類と海ということで、ネアンデルタール人の頭骨。水に潜ることで耳に出来る外耳道骨腫があり、素潜り漁を行っていたのかも?とのこと。
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神津島産黒曜石。日本列島にやってきたホモ・サピエンスは、良好な黒曜石が取れる神津島周辺から本州へ黒曜石を航海によって運んでいました。
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現在の沖縄県にいた、港川人の頭骨(約2万年前)
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旧石器時代の航海を考えるために、2016年〜2018年に実施された「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」。2018年に台湾から与那国島へ、石斧を使って作った丸木舟で、45時間の航海に成功しました。
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固有種が多い、琉球列島の自然に関する展示
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ケナガネズミ
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2022年10月に運航を開始した、次世代帆船技術「ウインドチャレンジャー」帆搭載の貨物船「松風丸(しょうふうまる)」の模型。
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2018年に登場した自動車船「ベルーガ・エース」の模型。
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2014年に登場したLNG船「LNGヴィーナス」の模型。
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無人探査機「ハイパードルフィン」
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マンガンクラスト
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レアアース泥。最近、あまり報道されなくなったような…。
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熱水からの金回収技術の展示
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海氷下ドローン「COMAI」(コマイ)
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ホッキョクグマ
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ヨコヅナイワシ。2016年に駿河湾の最深部で採取され、2021年に新種として登録されたものです。水深2,000m前後の海底に生息し、フクメンイタチウオ類などの比較的大型の魚類を食べています。
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エサ(ベイト)におびき寄せられた深海生物を観察するための装置「ベイトカメラ」。
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ジュゴン
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アホウドリ。19世紀後半の乱獲や繁殖地の破壊により、個体数が激減しています。
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空き缶や包装容器など、環境汚染物質。2022年に改修されたものですが、海底にあったにも関わららず空き缶は1967年頃のデザイン、包装容器は昭和48年製であることが読み取れるなど保存状態が良いところに問題があります。
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日本テレビで放送されている「ザ!鉄腕!DASHI!」で2009年から取り組んでいる企画「DASH海岸」の模型も展示されていました。ということで、海に関して様々な角度から展示を実施。知らないことも多く非常に興味深かったのですが、どのテーマも良かっただけに、それぞれさらに詳しく見てみたかった、というのもあります。いずれ行われるであろう、次回の海に関する展示に期待したいですね。
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続いてお台場へ行き、ダイバーシティ東京に設置されているユニコーンガンダム立像を久しぶりに見ました。
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決まった時間になると、アニメの設定どおり、ガンダムの顔が出てきます。最初見た時にはこれだけでも驚いたものですが、動くガンダムを見てしまうと少々物足りなさが…。
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ダイバーシティ東京に設置されている自動販売機。な、なんだこれ・・・!?
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先頭がカオス状態の「ゆりかもめ」
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そして東京駅で氷川副所長たちを見送り、帰路に都営新宿線の10−300形(6次車)に乗車。
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子育て応援スペースが設置されていました。絵柄は、きかんしゃトーマスや、ミッフィーなど色々あるようです。何かと子連れに厳しい都会ですので、みんなが楽しく電車に乗れるといいですね。