○8月26日(火)

 午後から仕事が休みだったので(夏休みを分割して取らされているだけですが)、ちょっとお出かけ。週末は東京都日野市に帰るか、そもそも関東にいないことが多いため、藤沢市に住んでいるにしては意外と横浜に行く機会が無く・・・、しかし近代建築ネタで気になるものがあったので、良い機会なので出陣してまいりました。

 横浜駅に着くと、横浜線の車両に100周年記念のヘッドマークが。こういう記念マークって、最近はイラストなどを添付する例が多いと思うのですが、文字オンリーなところに、なんだか少々懐かしさも感じるデザインです。

 こちらは京葉線への転属の日が近づく京浜東北線の209系500番台。

 さて、JR根岸線の関内駅で下車。伊勢佐木町にある横浜松坂屋を見てまいりました。前身の野澤屋呉服店時代から140年以上の歴史を持ち、現在の建物は1921(大正10)年に建てられたもの(その後、増築を重ねており、現在の姿は昭和9年のものがベース)。横浜市により横浜歴史的建造物に指定されていますが、なんと10月で閉店が決定。再開発が予定されており、少なくとも現状では建物が残らない模様です。

 アール・デコ的なテラコッタ製の装飾など、その美しさは戦前のデパートの王道。
 民間企業が保有する以上、利益が上がらないのであれば、手っ取り早くガラス張りの賃貸ビルにしたほうがいいのでしょうが・・・。あまりにも勿体無い話です。やはり戦前の建築である東京中央郵便局の場合、民営化されたために再開発計画が発表されましたが、あくまで基本は現在の建物の外観を残したまま、セットバックして建物中央部に高層ビルを造るようです。ここもせめて、そういう形での開発にならないものでしょうか。


 ちなみに直ぐ隣にある横浜松坂屋西館(エクセル伊勢佐木)も横浜歴史的建造物。1931(昭和6)年に越前屋百貨店として建てられました。こちらはJRAに賃貸され、利益を上げているため、現在のところ改築の予定は無いようです。

 なお、その向かい側の不二家ビルも戦前の建築。アントニン・レイモンドの設計で1937(昭和12)年に建てられました。一見すると普通のビルですが、これが竣工した当時はさぞ驚かれたと思います。

 さて、横浜市営地下鉄ブルーラインに乗車しセンター南駅で横浜市営地下鉄グリーンライン(上写真)に乗り換え(初乗車♪)。2008年3月30日に開業した新しい鉄道です。使用されるのは10000形4両編成で、小型のリニアモーター駆動式を採用しています。

 車内の様子。

 路線案内などの液晶ディスプレイがドア横に設置されているのが特徴です。

 終点の日吉駅では東急東横線・目黒線と接続。乗り換えは至近距離で非常に便利でした。

 武蔵小杉から日吉へ延長された目黒線を走る車両の折り返し設備は、この通り整備されておりました。

 さて、東横線で渋谷駅へ。近いうちに姿を消す、現在の駅ホームの風景をパチリと1枚。東京メトロ副都心線と直通運転が始まれば便利になるのは間違いないでしょうが、大手私鉄のターミナル駅という雰囲気が消えてしまうのは残念ですね。

 最後にJR新宿駅へ移動し、485系ジョイフルトレイン「NO.DO.KA」を撮影。

 そしてヨドバシカメラで散財した後(・・・こういうことをするから、金が貯まらない)、帰りは小田急の快速急行で藤沢へ。折角の休みでしたが、こうやって遊んでいるから、なかなかホームページの更新も進みませんねえ。って、通常のホームページの間隔で言えば、現状のペースでも異常なものですが。

○8月23日(土)

 本日は何となく田園調布の散歩、東京総合車両センターの一般公開見学、鎌倉の散歩という何のつながりも無いコース。水澄所員、グロッグフロッグ所員と一緒に行く・・・つもりが、さっそく水澄所員がバスを乗り間違えて合流できず。グロッグフロッグ所員と先に田園調布の散歩から開始することにしました。

 ・・・と、その前に武蔵小杉駅で東急目黒線を走る車両を撮影したところ、行先が日吉行きになっており、路線が延長されたことを実感させられます。

 さて、田園調布駅は地下化されて久しいものですが、なかなか地下駅としては豪華な駅舎を持っています。

 また、かつての地上駅時代の駅舎も復元されており、ちょっと後ろ側がホームなどがなくなり寂しいものですが、昔ながらの風景を今に伝えております。

 さて、あまり人の家をバシバシ撮影するわけには行かないので、この程度の写真にとどめておきますが・・・。とにかく1軒1軒が超豪華!! 普通に会社で働いていては、とても手に入らない豪邸と敷地ばかりでした。よし、裏辺研究所も目標、年商100億円だ!(・・・ムリムリ。

 それでは、そろそろ東京総合車両センターへ・・・と思ったものの水澄所員が未だ世田谷区内をさまよっているため、目黒線→大井町線で旗の台駅に行き、接続する東急池上線を少々撮影。こちらは置き換えが進む7700系。

 そして個人的には初撮影である新7000系。従来の東急の車両の雰囲気を一新した、実にいい前面デザインです。屋根を緑色に塗ってあるのも面白いですね。

 こちらは7700系のうち、1000系タイプの顔つきの車両。

 グロッグフロッグ所員によると、こちらは1000系の中でも貫通扉が中央に設置されている比較的レアな車両。今日は運用されているか否か・・・と話していたところ、あっさりとやってきました。あとで車両図鑑に追加掲載しておくことにしましょう。

 そして大井町線に戻り新6000系を撮影。すっかり急行用の車両として大井町線に定着した感じです。

 旗の台駅大井町線ホームの風景。半円形の大屋根が素晴らしいデザインです。さすがにヨーロッパの主要駅の雰囲気ほどを望む気はありませんが、せめてこのぐらいの雰囲気の駅、どんどん増えていってもらいたいですね。

 さて大井町駅で水澄所員と合流して東京総合車両センターへ。詳細はグロッグフロッグ所員が既に撮影して掲載済ですので、詳細はそちらを。EF58やEF65(「あさかぜ」ヘッドマーク付)はなかなか良かったですね。

 で、これがEF65 501でございますが、後ろ側にいるEF64も気になる存在です。なんで展示してくれなかったのでしょうか。

 さて、大井町駅近くの老舗のトンカツ屋で美味しいトンカツを食べた後、グロッグフロッグ所員は引き続きの名古屋旅行に向けて、ここでお別れ。私と水澄所員は藤沢の我が家でアニメ『マクロスフロンティア』を本日放送分まで1話からぶっ通しで見る・・・予定だったのですが、「鎌倉って近いんですか?」という水澄所員の一言に、進路を変えて藤沢駅を目前に、大船駅から横須賀線で鎌倉へ・・・。と、折角なので京浜東北線の209系を撮影。

 こちらは京浜東北線のE233系。

 置き換えの日が迫る253系特急「成田エクスプレス」。これが新型車両ですと言われても、何の疑いもない雰囲気なのですが、置き換え後の用途はどうなるのやら。

 さて、まずは北鎌倉駅で下車して鎌倉観光定番の円覚寺を観光。

 そして今回は初めて、明月院という円覚寺近くの寺院に行ってみたところ、鎌倉幕府第5代執権の北条時頼の墓がありました。

 また、明月院の方丈前の庭園がなかなか素晴らしく・・・。落ち着くいい雰囲気です。

 そしてさらに凄いのがこれ。方丈の奥にある庭園を、まるで絵画のように切り取っています。

 この後は再び定番コース。建長寺まで歩いていき・・・。

 さらに鶴岡八幡宮というコースでございました。

 ちなみに鎌倉駅に向かって歩いていますと、古い建物が。この湯浅物産館は、1936(昭和11)年に建てられたもので、当時は良く流行った看板建築という、木造の建物の正面に立派な装飾をつけた建築だそうです。

 それにしても涼しい1日でした。こういう日は散歩しないわけには行きませんね!

○8月22日(金)

 日野市にある祖母の家に帰る途中、JR八王子駅の八高線ホームに209系3100番台が停車していたので、特に深い意味はなく撮影。この車両、一部を除いて「りんかい線」という別の会社から余剰となったものを譲渡された、ちょっと異色な車両。まあ、元々はJR209系をベースにしていますので、まったくJRと関係ない車両を編入したわけではありませんが・・・。

○8月17日(日)

 湿度は高いですが、驚くほど涼しかった本日。
 ・・・これは家にいる場合ではありません、小田急の撮影にでもいこう! というわけで、代々木上原駅にやってまいりました。早速、東京メトロ千代田線に直通する小田急4000形がやってきました。


 東京メトロ6000系。かなり古参の部類に入る気がしますが、まだまだ活躍を続けそうです。

 本日の密かな目的、JR東日本の203系。まだしばらく先になりそうな気配ですが、置き換えの計画があるため、普通に見られるうちに撮影・・・。考えてみれば、代々木上原駅は小田急の駅であるにもかかわらず、JR東日本の車両(203系)と、JR東海の車両(371系)がやってくるわけですね。

 こちらは小田急2000形。

 少しずつ置き換えが進む5000形と、8000形の併結列車。

 こちらは5000形+3000形。5000形はいつまで見られることでしょうか。

 続いて下北沢駅へ移動し、京王井の頭線3000系を撮影。

 こちらは京王1000系。3000系同様に色々なカラーがある1000系ですが、個人的にこの色が最も爽やかで好きです。

 そして吉祥寺駅へ。日野にある祖母の家へ向かいますが、東京メトロ東西線の05系をちょいと撮影。

 E233系の運転台越しに中央線高架化工事の風景を撮影。こちらは武蔵境〜東小金井間。

 完成に向けて少しずつ工事が進む東小金井駅。それにしても、今まで地味な駅だったのですが、随分駅舎のデザインが面白くなった気がします。

○8月16日(土)

 大学時代の友人2名が藤沢市の我が家に襲来。「居心地が良い」とのことで、すっかり家の中でゴロゴロしてくれているのは、家主としては嬉しいことではありますが、1日それで過ごされるのも勿体無い話ですので、夕方に、我が近所の江ノ島に連れて行きました。その前にちょっと小田急の藤沢駅で撮影。上写真は5000系。

 それからこちらは小田急3000系。・・・では、そろそろ小田急江ノ島線で片瀬江ノ島駅へ行くとしましょう。

 片瀬江ノ島駅は竜宮城を思わせるような奇抜なデザイン。駅を出れば直ぐに海岸が広がっております。

 さすがに午後5時に来たところ海水浴客は少なめでした。

 別角度より撮影。

 さて、橋をわたって江ノ島へ。ちょっと散歩して帰るつもりが、何となくノリで奥まで行ってしまいました。

 今回、意外にも初訪問しましたのは「岩屋」という洞窟。波の侵食で出来たもので、古くから信仰の場として使われていました。昭和46年に閉鎖された後、平成5年から観光場所として開放。洞窟内には多数の石仏などがあり、民俗学的にも興味深い場所です。3月〜10月は午後5時まで、それ以外は午後4時まで営業していますが、GWや夏休みは営業時間が延長。本日は午後7時30分までやっており、幻想的な写真も撮影できました。

 写真で撮影すると・・・何だか良く解らない雰囲気になってしまいました。それほど大きい場所ではないため、観光自体はアッサリと終わります。

 本日撮影のお気に入りの1枚♪

○8月9日(土)・10日(日) 〜米原・京都編〜

 さて、前回の続き。本日は裏辺研究所発足10周年記念パーティーを、高校時代のメンバー達と京都で開催。
 朝に岐阜市を歩いた後は在来線で滋賀県の米原駅へ。歩いて5分ほどのところにある鉄道総合技術研究所風洞技術センターにはJR東海、JR東日本、JR西日本の第1世代的な高速試験車両の先頭車両3両が保存されています。基本的に非公開ですが、フェンス越しに撮影することが可能です。


 こちらはJR東海の300Xこと955形電車。

 こちらは先日、反対側の先頭車両を仙台で見学した、JR東日本のSTAR21こと952形電車。

 こちらはJR西日本のWIN350こと500系900番台。

 撮影をしておりましたら、近江鉄道の車両がやってきたので撮影。
 この列車の折り返しで、彦根に向かうことにしました。


 彦根に到着。近江鉄道の車両群を撮影したいところではありましたが、時間の都合でJRに乗り換えて京都への道を急ぎます。

 そして京都に到着。深い意味はありませんが、奈良線の103系を221系を撮影。この103系も、いつまで見られることやら。さすがに、そろそろ黄色信号ぐらいは点灯している・・・のかなあ。

 381系特急「スーパーくろしお」。

 ここで氷川副所長、桜乃所員、七ノ瀬所員、水澄所員、八十八所員、片桐所員という、裏辺研究所高校時代のメンバー6人と合流し、駅の地下街で昼食。そして京阪七条駅へ向かって歩きます。

 途中、鴨川を渡ります。某所員によると、このあたりは夜になるとカップル達が大集結。いちゃついているとか。う〜ん貴様ら、川に落ちて魚の餌になるが良い!(冗談)。

 そして京阪で出町柳まで行き、ここで叡山電鉄鞍馬線に乗り換えます(ちなみに初乗車&初撮影♪)。やってきたのはデオ900形「きらら」。側面の大型窓ガラスの形状などが大変特徴的です。一部の座席が窓側を向いていることもあって、とても眺めの良い車両で、こういう車両がもっと全国で登場して欲しいもの。

 終点の鞍馬駅に到着。

 鞍馬駅では叡山電鉄(正確には前身の鞍馬電気鉄道、京都電燈の2社が共通設計)が鞍馬線開通間もない昭和4年に投入し、平成6年まで活躍したデナ21形の先頭部がカットモデルとして保存されています。

 鞍馬駅といえば鞍馬天狗。駅前には鞍馬天狗の巨大な顔が鎮座されています。

 そして駅から歩いて直ぐ、鞍馬寺に到着します(写真奥)。源義経が幼少時に預けられて修行した・・・という伝承がある場所で、NHK大河ドラマで「義経」が放送されたときには大きくにぎわったようです。今回は八十八所員の提案により、当初の予定(・・・まあ、白紙に近い状態ではありましたが)を完全に変更して訪問することになりました。

 それでは、鞍馬寺の中へ入っていきましょう。上写真は明治44年に建てられた仁王門です。

 鞍馬寺と鞍馬山の全景。その場のノリで、この山を踏破することに決定。

 踏破と言いながら、ケーブルカーが気になったので早速乗車。

 ケーブルカーでいけるのは途中までで、歩いて本堂に到着。

 京都の奥に来たんだなあと実感した瞬間。

 更に奥へどんどん進んでいきます。物凄くつらい・・・とまでは言いませんが、距離があるのでじわじわと疲労が一同を襲ってまいります。

 このような環境ですから、さすがに多少は涼しかったのが救いでした。万年下痢気味の所長的には、幸いにもトイレを求める事態に発展しなかったのも良かった(笑)。

 奥の院「魔王殿」なる、なかなか恐ろしい名前の建物。

 最後は貴船神社に参拝すれば、このエリアの散策は終了。
 ・・・が、この後は叡山電鉄の貴船口駅までバスか徒歩で行かねばなりません。というわけで、徒歩の旅は引き続き続きます。これも思ったよりは距離があった・・・。


 沿道は風光明媚で、なかなか魅力的です。

 そして貴船口駅から出町柳駅まで、叡山電鉄で戻ります。

 叡山電鉄からの車窓も、なかなかのものですよ!

 そして京阪電鉄で京阪四条駅へ。

 繁華街をフラフラ散歩すれば、魅力的な近代建築などもあります。

 何の意味もありませんが阪急百貨店。さて、某所で盛大にパーティーを開催し、この日は解散します。

 翌日、氷川副所長と共に東横イン五条烏丸を出て京都駅方面に真っ直ぐ歩くと、かつての京都市電がビルの中に保存されていました。鉄道とは関係の無い民間企業(・・・たぶん)が、ここまで大事に保存し、なおかつ我々も普通にガラス越しに見られるという環境を作ってくれたことには、ただただ頭が下がります。

 そして東本願寺を撮影し、京都駅へ向かいます。

 ここで少し時間をもらって鉄活動(笑)を少々。未だ現役の117系(旧)福知山線色。

 103系奈良線と485系特急「雷鳥」。

 113系湖西線色。さてさて、いつまでこれらの車両は活躍してくれるのでしょうか。

 続いて久しぶりに三十三間堂こと蓮華王院を七ノ瀬所員の解説つきで見学。圧巻、その一言に尽きます・・・。

 ちなみに南に回れば南大門と築地塀があります。1600(慶長5)年、豊臣秀頼によって建立されたもので国の重要文化財に指定されています。

 そして東側には養源院という寺があり、伏見城の遺構を移築したものとか。そのため、天井に使用された板は関ヶ原の戦いの前哨戦で、徳川家重臣の鳥居元忠が自害したときの血の跡が残っている床を転用した・・・ということで、「これが鳥居元忠が自害した場所で・・・」みたいな解説をいただきましたが、本当なのかしら。

 続いて智積院の庭園を見学。非常に魅力的な庭園で、すっかり和んでしまいました。水澄所員、特にお気に入り。

 そして鐘の銘文へのイチャモンによって大坂冬の陣が発生した、方広寺を散策。

 例のアレは、これですよ。これ!

 そして京都国立博物館を見学。久しぶりに行き、展示物には満足でしたが・・・。展示品の解説文のパネルなど、それこそ20年ぐらい何も変えていないような雰囲気。外国の方も多くいらっしゃるにもかかわらず英語での説明も微々たるもの。例えば上野の国立科学博物館が、展示物の何が魅力的なのか、どれが注目のポイントなのか、などデザインにもこだわっているのとは、えらい違いでした。

 最後に京都タワーに上り、京都の全景を堪能。

 2日目に回ったコースは、このような位置関係です(*注:清水寺は今回訪問してません)。

 最後まで残っていたのは私と水澄所員と氷川副所長だけでしたが、これにて解散と相成りました。まあ、私と水澄所員は新横浜まで一緒に帰り、変貌した新横浜駅を見学。ビックカメラで買い物したり、夕食食べたり・・・とまだ続いたわけですが(笑)。それにしても、メール1つで全国に散らばった友人が呼び出せるのですから、凄い時代になったものだと未だに思います。

 昔だったら個別に自宅へ電話かけたり、手紙出したり・・・だったのですが。


○8月8日(金)・8月9日(土) 〜高山・岐阜編〜

 相変わらず毎週出かけております。8日は諏訪湖経由で職場の人たちと岐阜県高山市へ、9日の朝は岐阜市と滋賀県米原市そして9日午後と10日は裏辺研究所発足10周年を記念し、高校時代の発足メンバー(私を含めて)8人で京都へ行ってまいりました。

 2度目となる高山市。前回は雨だったので、今回は晴れていて嬉しい限り。まずは室町時代や江戸時代の建築が残る飛騨国分寺を観光。どっしりとした三重塔が魅力的です。

 そして高山の魅力である古い街並み。すっかり土産物街となっていますが、古い家々の雰囲気を壊さない雰囲気で、なかなか魅力ある店が多く、そして活気があるのはとても嬉しいこと。

 続いて定番ですが高山陣屋へ。

 前回は時間が無くて入れませんでしたが、今回は陣屋内部を見学。

 色々な部屋がある中で一同、御白州に感激しておりました。

 さて私は職場の人たちと別れて岐阜で一泊。昨日の移動疲れもかな〜り残っておりますが、早速早起きして名鉄岐阜駅へ出撃します。まずは1100系パノラマスーパーを撮影。

 そのほか色々撮影しましたが、本日の目当ては7000系パノラマカー。1駅だけですが乗車しました。

 そして加納駅で下車し、7000系を見送ります。

 岐阜駅方面へ向かって歩き出しますが、せっかくなので中山道の宿場町、加納宿跡を見学します。まずは江戸時代に岐阜の中心であった加納城大手門跡。私が立っているポイントの東西が、かつての中山道で、ここを歩きます。

 早速見えてきたのが、旧加納町町役場。保存も検討しているらしいですが、このまま放置されているといずれ・・・の雰囲気でした。このままでは、ただの汚い建物にしか思われなくなってしまいますので、早目の保存再生処置が待たれます。もっとも、周辺住民はそれよりも高層マンション建設への反対の方こそ死活問題のようです。この付近に高層建築は何も無く、まさに閑静な住宅街。不動産会社も奇麗事では儲からないのは重々わかりますが、日本各地で景観を次々と破壊していくのは、どうにかならないものでしょうか。

 このほかに古そうな建物は沿道にはありませんが、こちらの二文字屋は江戸時代の旅籠を起源としているそうです。

 さて岐阜駅へ戻ります。路面電車廃止後、ようやく岐阜市は念願の車社会を実現できると考えたようで(?)、大規模な改良工事が進行中。まあ皮肉はともかくとして、こうなったからには既存の鉄道とバスを上手に活用した街づくりを推進して欲しいもの・・・なのですが、ここまで大規模に工事をしておきながら、相変わらずJR岐阜駅と名鉄岐阜駅を結び付けようという発想は無いようです。このペデストリアンデッキも名鉄岐阜駅まで延びるのかと思いきや、さにあらず。

 単純にJR岐阜駅前の道路から歩行者を追い出すためだけの道具のようです。さすが岐阜市!


 岐阜市役所の悲願にも近かった路面電車の廃止。かつての新岐阜駅前駅(電停)の現況です。
 こうやってみると、実に広い空間が広がっており、もう一度路面電車を設置したくなりますね!


 路面電車があった頃の、ほぼ同じ場所の風景です。

 続いて駅北側にある金公園で幸いにも保存されている、モ510形を見学。屋外の露天で保存なのが気になりますが、大変美しい状態を保っており、しっかりと整備されていることがわかりました。

 それではJR岐阜駅に戻り、在来線で米原に向かって進軍します。

 途中、大垣で後続の米原行きへ乗換えします。その間に養老鉄道の車両や・・・。

 樽見鉄道の車両や・・・。

 JR東海の117系などを撮影しました。 さて、まだまだ続きますが今回はこの辺で。

○8月3日(日)

 本日はさすがに遠出はせず、馬藤所員、kazaruこと水澄所員と共に国立科学博物館の「黄金の国ジパングとエル・ドラード展」へ行ってまいりました。http://www.kahaku.go.jp/event/2008/04gold/index.html 

 巨大な純金に触れたり、持ち上げたりと、おそらくこれから一生出来ないような体験コーナーや、豊臣秀吉の黄金の茶室再現など、目を見張る展示物の数々。これは必見です。ぜひ夏休みに行ってみることをお勧めします。さて、続いて久しぶりに地球館の常設展をじっくりと見てまいりました(と言っても、全部は回りきれませんでしたが)。

 今回は初めて2階の「科学と技術の歩み」コーナーを見てきたのですが、これが凄いものばかり。今まで手前にあるコーナーで「たんけん広場」が子供向けだったので、その奥の展示コーナーに注目していなかったのですが、これは素晴らしい。歴史好きにも科学好きにも満足のコーナーです。というわけで、上写真は1851(嘉永4)年製の万年時計。江戸時代の和時計技術の最高峰で、国の重要文化財に指定されています。

 江戸時代にここまで農業についてまとめたか!と、いう宮崎安貞の農業全書。将軍徳川吉宗も大絶賛した当時の大ベストセラーです。

 複製品ですが、平賀源内でお馴染みのエレキテル。

 漫画「コンシェルジュ」にも登場した、エジソン電球の竹フィラメント。

 で、こちらが当時画期的だったエジソン電球。

 日本初のロケットである「ペンシルロケット」。

 こうやってみると、今の小型化は恐ろしい限り。内容については上写真の通り。

 カシオ計算機創業時代のもの。1957年製のカシオ14−A リレー計算機です。でかっ!

 鉄道ファンにはお馴染み、座席予約システムの「マルス」です。

 1924(大正13)年から白楊社の製造で市販された、国産量産車のさきがけ「オートモ」号の復元車両。

 テレビのご先祖様、高柳式テレビジョン。画面が丸いのも特徴です。

 それから、こんなものあったんですね。零式艦上戦闘機。ラバウル北西、ニューブリテン島沖の海底から引き上げられたものだそうです。

 今度は地下3階。宇宙とか物理のコーナーです。そして写真は周期表。さて、いくつ解るかな・・・と、かなり忘れてました。

 面白いのは、こうやって実物も展示されていることです。

 それから地下2階は化石のコーナー。生命の発生から人類の登場まで、様々な展示があります。
 上写真はオオツノジカ。

 こちらはメソヒップス。

 ティロサウルス・プロリゲル。

 アーケロン・イスチイロス。

 それから、320万年前のアウストラロピテクス・アファレンシスの成人女性ルーシー。エチオピアで出土したもの。

 ・・・と、すっかり科学博物館観光ガイドになってしまいましたが、とても魅力はこれだけでは紹介しきれません。1日どころじゃ見切れませんので、行かれる方は覚悟と昼飯を用意しておいてください。レストラン、混んでいるので・・・。



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