形式ガイド【E231系】
     J.R. Commuter & Suburban Trains Series E231
▼0番台
 ロングシート・トイレ無しの通勤型。車体は先に登場した209系500番台に準じている。中央・総武緩行線、常磐快速線(上野〜取手)、成田線(我孫子〜成田)に投入され、201系や103系を置き換えた。
クハE231−1〜
(クハE231−3 中央・総武緩行線 新宿駅/撮影:ロクマルサン)
千葉・取手方先頭車。

モハE231−1〜
(モハE231−32 中央・総武緩行線 中野駅/撮影:ロクマルサン)
VVVFを搭載。

モハE230−1〜
(モハE230−32 中央・総武緩行線 中野駅/撮影:ロクマルサン)
SIV・CPを搭載。

サハE231−1〜
(サハE231−48 中央・総武緩行線 中野駅/撮影:ロクマルサン)

サハE230−1〜
(サハE230−16 中央・総武緩行線 中野駅/撮影:ロクマルサン)
中央・総武緩行線の車両に連結されている6扉車。


クハE230−1〜
(クハE230−21 中央・総武緩行線 中野駅/撮影:ロクマルサン)
三鷹・上野方先頭車。

▼500番台
 2005(平成17)年に導入されたデジタルATCに対応した車両として、2002(平成14)年から登場した山手線専用車。前面デザインが変更され、情報提供装置(VIS)を搭載した。車内のドア上には左右で2台の15インチ液晶ディスプレイを設置している。左側の画面では次駅・乗換・所要時間・運行情報など列車の案内、右側の画面では広告・天気予報・ニュースを表示する。
 2010(平成22)年には、山手線へのホームドア設置の関係で6扉のサハE230−501〜が廃車され、代替の4扉車サハE231−601〜・4601〜が導入された。
クハE230−501〜
(クハE230−532 山手線 東京駅/撮影:ロクマルサン)
外回り電車で先頭に立つ1号車。前面は山手線独自のデザインとなった。 行き先表示は205系の「山手線」の表示から「○○・○○方面行き」のように区間ごとに切り替えて表示するようになった。

モハE230−501〜
(モハE230−596 山手線 東京駅/撮影:ロクマルサン)
2・5・8号車に位置する。

モハE231−501〜
(モハE231−596 山手線 東京駅/撮影:ロクマルサン)
3・6・9号車に位置する。パンタグラフとVVVFを搭載する。

サハE231−501〜
(サハE231−532 山手線 東京駅/撮影:ロクマルサン)

サハE230−501〜
(サハE230−524 山手線 東京駅/撮影:ロクマルサン)
7・10号車に位置する6扉車。

サハE231−601〜
(サハE231−632 
サハE230−501〜の置き換え用に製造された4ドア車で、7号車に連結される。
車体はE231系に準じたものになっている。

サハE231−4601〜
(E231−4632 山手線 東京駅/撮影:ロクマルサン)
 サハE230−501〜の置き換え用に製造された4ドア車で、10号車に連結される。京浜東北線のE233系10号車にドア位置を合わせるため、他の中間車よりもドアが690mm車体中央寄りに位置する。また、E231−601〜と異なりE233系に近い外観になっている。

クハE231−501〜
(クハE231−512 山手線 東京駅/撮影:ロクマルサン)
外回り電車で最後尾になる11号車。

▼800番台
 2003(平成15)年に、東京メトロ東西線の直通用車両である301系及び103系1000・1200番台の置き換えを目的に製造。地下鉄線内を走行するため、E231系では唯一のストレート車体で前面には貫通扉を有するほか、MT比を6M4Tと強力にしている(0番台は4M6T)。ラインカラーは東西線に合わせ、青の濃淡2色である。
クハE231−801〜
(クハE231−803 東京メトロ東西線 中野駅/撮影:ロクマルサン)
西船橋・津田沼方先頭車。

モハE231−801〜
(モハE231−807 東京メトロ東西線 中野駅/撮影:ロクマルサン)
VVVFを搭載。

モハE230−801〜
(モハE230−807 東京メトロ東西線 中野駅/撮影:ロクマルサン)
SIV・CPを搭載。

サハE231−801〜
(サハE231−805 東京メトロ東西線 中野駅/撮影:ロクマルサン)

クハE230−801〜
(クハE230−803 東京メトロ東西線 中野駅/撮影:ロクマルサン)
中野・三鷹方先頭車。

▼1000番台(近郊型)
 東北本線・高崎線の115系及び東海道本線の113系の置き換えのために製造。
 踏切の多い区間を走行することから運転室に衝撃吸収構造を採用し、クラッシャブルゾーンとサバイバルゾーンを設けたため運転室が通勤型と比べて奥行きが広く、運転席の床面も高くなっている。さらに、視認性向上のために運転席の上部にHID式ヘッドライトを装備している。また、関東全域で運用されるため全車が寒冷地仕様になっている。車内は基本的にロングシートだが、先頭車など一部の車両はセミクロスシートになっている。また、3・4号車には2階建てグリーン車が連結されている。
 なお、車号の付け方はセミクロスシート+2000、トイレのある中間車+5000、トイレ・衝撃吸収構造+5000、耐寒耐雪構造+1000という基準がある。
クハE231−8001〜
(クハE231−8048 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
付属編成の東京・黒磯・高崎寄り先頭車で、セミクロスシート仕様。

サハE231−3001〜
(サハE231−3048 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
セミクロスシート仕様の付随車。

モハE231−1001〜
(モハE231−1089 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
SC59A形制御器と補助蓄電池を装備する。

モハE230−1001〜
(モハE230−1089 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
CPとSIVを搭載する。

クハE230−6001〜
(クハE230−6048 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
付属編成の熱海・上野寄り先頭車でロングシート仕様。車いすスペースと大型トイレを備える。

クハE231−8501〜
(クハE231−8531 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
基本編成の東京・黒磯・高崎寄り先頭車でセミクロスシート仕様。車いすスペースと大型トイレを備える。

モハE231−3501〜
(モハE231−3531 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
モハE231(国府津車)初のセミクロスシート仕様なため、新しく3501〜という区分ができた。VVVFを搭載。

モハE230−1501〜
(モハE230−1531 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
ユニットを組むモハE231−3501〜に合わせて1501〜になった。SIV・CPを搭載。

サハE231−1001〜
(サハE231−1111 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)

サロE231−1001〜
(サロE231−1072 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
5号車に位置する2階建てグリーン車。熱海・上野寄りにトイレを備える。サロE230とは永久連結器でつながっている。

サロE230−1001〜
(サロE230−1072 東海道本線 小田原駅/撮影:ロクマルサン)
4号車に位置する2階建てグリーン車。乗務員室・業務用室を備える。

モハE231−1501〜
(モハE231−1537 東北本線 大宮駅/撮影:ロクマルサン)
VVVFを搭載。

モハE230−3501〜
(モハE230−3537 東北本線 大宮駅/撮影:ロクマルサン)
SIV・CPを搭載。

クハE230−8001〜
(クハE230−8037 東北本線 大宮駅/撮影:ロクマルサン)
基本編成熱海・上野寄り先頭車で、セミクロスシート仕様。トイレと車いすスペースを持つ。