形式ガイド【スハ43系】
     J.N.R./J.R. Passenger Car Series Suha43
▼スハフ42形
 スハ43形と共にスハ43系の中心となる三等緩急車。車掌室が従来車と異なりデッキの外側にある。

スハフ42−1〜
(スハフ42−184 大井川鐵道大井川本線 千頭駅/撮影:ロクマルサン)

▼スハ43形
 スハ43系の基本となる三等車。700両以上が製造されたが、およそ3分の2が他形式に編入・改造されている。

スハ43−1〜
(スハ43−321 リニア・鉄道館/撮影:ロクマルサン)

▼スハフ43形
 特急列車のサービス向上のために設計された特急用の三等客車。デッキは片側のみで、シートピッチ835mmの固定クロスシートを装備するなど、高水準のアコモデーションであった。

スハフ43−1〜
(スハフ43−2 大井川鐵道大井川本線 家山駅/撮影:ロクマルサン)

▼スハフ44形
 スハ42形の北海道仕様車。

スハフ44−1〜
(スハフ44−12 三笠鉄道村/撮影:ロクマルサン)

▼スハ45形
 スハ43形の北海道仕様車。側窓が二重になっており、耐寒構造が強化されている。

スハ45−1〜
(スハ45−20 三笠鉄道村/撮影:ロクマルサン)

▼オハ46形
 長大編成の先頭に立つ機関車を負担を軽減させるため、スハ43形の各部を改良し軽量化させた三等車。

オハ46−1〜
(オハ46−13 梅小路蒸気機関車館/撮影:ロクマルサン)

▼オハフ46形
 オハ47形を緩急車化改造したもの。

オハフ46−501〜
(オハフ46−504 三笠鉄道村/撮影:ロクマルサン)
501〜は北海道向けの改造車。オハフ46−1〜、オハ47−1〜、オハ47−501〜を種車にしている。

▼オハ47形
 戦前製客車の台枠と10系客車と同等の新製車体を組み合わせて製造したオハネ17形を量産する際、予算の都合で台車を新製することができなかった。そこで、既存の台車の中で最も乗り心地の良いスハ43形のTR47を流用することとした。
 台車を供出したスハ43形には、代わりにTR23を装備することになった。この際、台車が軽くなったため自重が減り、「ス」級から「オ」級に下がり形式名が「オハ47形」に変更となった。

オハ47−1〜
(オハ47−81 大井川鐵道大井川本線 千頭駅/撮影:ロクマルサン)