125系


3扉に見えるが真ん中は準備工事。使うほど乗客が増える日は来るか?
(写真:小浜線 敦賀駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:2003(平成15)年
運行区間:小浜線、舞鶴線、山陰本線、加古川線
元運行区間:北陸本線、湖西線
保有会社:JR西日本

●1両でも運用可能な新型ローカル電車

 京都府北部・福井県西部の小浜線電化に合わせて投入された車両で、JR西日本のローカル線電化では珍しく、新型の車両を投入したことが話題となった。バリアフリーの時代に合わせ、車椅子のためのスペースを設置。さらにトイレは身障者にも対応。最高時速は120km/h(もっとも、なかなか本性能を発揮することはないが)と、色々と工夫が凝らされている。

 なお、ワンマン運転対応の両運転台の車両のみ存在。1両編成を基本に、2両で運用されることもある。また、2004(平成16)年12月には、兵庫県の加古川線に2次車4両(クモハ125−9〜12)が投入。さらに2006(平成18)年10月の北陸本線の長浜〜敦賀、湖西線の永原〜近江今津間の直流化にあわせ、3次車6両((クモハ125−13〜18)が導入されている。

 車内はドア付近がロングシートで、残りは2+1の転換クロスシートとなっている。そのため、従来車両より開放的である一方で座席数が少なくなった点は否めない。実際、批判の声も多く、小浜線の場合は地元自治体の負担で座席増工事が行われた。

●カラーバリエーション


2024年8月25日から運転されているラッピング列車「サバ号」(クモハ125-17)、
(写真:舞鶴線 梅迫駅/撮影:リン)


2024年11月19日から運転されているラッピング列車「トラフグ号」(クモハ125−18)
(写真:舞鶴線 梅迫駅/撮影:リン)

加古川線電化開業ヘッドマークを掲出したクモハ125-9。2次車はスカートが大型化されているのが特徴。
(写真:加古川線 神野駅/撮影:リン)

●車内の様子


小浜線用の125系車内。2列+2列になっている。(撮影:うめ吉)

加古川線用の125系車内。1列+2列になっている。(撮影:うめ吉)

運転台周辺の様子(撮影:うめ吉)

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