323系一般形電車

103系や201系の伝統を受け継いでオレンジ色を強調。
(写真:桜島線 安治川口駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:2016(平成28)年運行区間:大阪環状線、桜島線
最高速度:100km/h
保有会社:JR西日本
●大阪環状線用に登場した通勤電車
103系や201系といった国鉄時代に製造された車両が主力を務めていた大阪環状線に対し、大阪環状線改造プロジェクトの一環として投入された新造の通勤型電車。8両編成で、すべての車両が0.5M方式の電動車。外観等の構造は225系2次車や227系をベースとし、側扉が3ドアであるのも共通。103系や201系は4ドアであったが、阪和線や大和路線などからの乗り入れ車両(221系、225系など)と3ドアで統一することで将来的なホームドア対応に備えることとした。
103系や201系のイメージを継承して、オレンジ色をアクセントカラーとしているほか、大阪環状線改造プロジェクトのロゴマークを先頭部および側面にデザイン。
車内はオールロングシートで、液晶ディスプレイによる車内案内表示装置を側扉上に計6か所(12面)と妻部に2か所(4面)設置している。
●車内の様子

(撮影:裏辺金好)
●「スーパー・ニンテンドー・ワールド」ラッピング車両

2021(令和3)年1月27日から、LS15編成がユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のラッピング車両となって運転を開始。フルラッピングとなっているのが特徴で、マリオやルイージ、クッパ、ピーチ姫などゲームでおなじみのキャラクターたちが生き生きと描かれている。
(写真:桜島線 安治川口駅/撮影:裏辺金好)



(写真:桜島線 安治川口〜西九条/撮影:鐵)
●JR WEST Parade Train



2024(令和6)年12月14日から運用を開始した特別仕様車両「JR WEST Parade Train」。桜島方の1両が「オープンカーでパレードに参加するわくわく感」をコンセプトにラッピングされ、車内は網棚を撤去し、広告枠部分にLEDパネルを932枚埋め込んで様々な映像が投影される。
(写真1枚目:吹田総合車両所森ノ宮支所、2枚目:大阪環状線 鶴橋駅、3枚目:東海道本線 新大阪駅/撮影:裏辺金好)




特別仕様車両「JR WEST Parade Train」で投影される映像の様子。過去の万博の情報や大阪の観光情報のほか、走行時には沿線の風景とエフェクトが合わせて表示される。
(撮影:裏辺金好)

「エキスポライナー」種別・行先表示
(撮影:裏辺金好)
●大阪・関西万博ラッピング列車


2023(令和5)年11月30日から運転を開始した「大阪・関西万博ラッピング列車」。LS20編成が起用され、白をベースに、大阪・関西万博ラ公式キャラクター「ミャクミャク」や公式ロゴを配したほか、コンセプトである「いのちの循環」を形づくるCELL(細胞)をイメージしたプライマリーカラー(原色)に彩られているのが特徴。
(写真:桜島線 桜島駅/撮影:裏辺金好)
●ギャラリー


クリスマス限定企画で、路線記号を表示する部分がクリスマスツリーに。
(写真:大阪環状線 大正駅/撮影:ネオン)