関西電力300形


(写真:関電トンネルトロリーバス 黒部ダム駅/撮影:U-lineのA)
     

●基本データ

デビュー年:1993(平成5)年
運行区間:関電トンネルトロリーバス

●日本のトロリーバス初のVVVFインバータ制御車

 老朽化した旧型車の取り替え用に、製造された。最終的に15両が導入され、全ての列車(?)を担当する。

 技術の進歩を反映してか、日本のトロリーバス初のVVVFインバータ制御を採用しているほか、パワーステアリングの装備、アルミ製車体の採用など多くの新機軸が盛り込まれている。

 なお、300形も含め、関電トンネルトロリーバスには冷房装置がない。これは、路線の殆どが気温15度ほどのトンネル内を走行するためである。

 2019年からは充電式電気バスに変更する予定のため、引退する見込みである。

●塗装一覧


2013(平成25)年に黒部ダムの完成50周年を記念した装飾を追加。マスコットキャラクター「くろにょん」や、「おかげさまで50周年」の文字などが描かれている。
(写真:関電トンネルトロリーバス 扇沢駅/撮影:裏辺金好)

2018(平成30)年は運行最終年ということで、前面と側面に記念装飾が施された。前面には「トロバス ラストイヤー」の文字が追加。
(写真:関電トンネルトロリーバス 扇沢駅/撮影:与太郎)

側面には「来年、新しい電気バスに変わるんにゃ。」の吹き出しが追加。
(写真:関電トンネルトロリーバス 黒部ダム駅/撮影:与太郎)

●細部


トロリーバスであることの証、トロリーポ−ル(集電装置)が屋根上に装備されている。
(写真:関電トンネルトロリーバス 扇沢駅/撮影:U-lineのA)

鉄道の日をPRするトロリーバス。
(撮影:与太郎)

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