江ノ島電鉄100形

(写真:極楽寺検車区/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1929(昭和4)年元運行区間:江ノ島電鉄線
●元祖「江ノ電」は、タンコロとして今も親しまれる
江ノ電初のボギー台車採用車として投入されたもので、新製されたグループ(101〜110号)と様々な他社から譲渡された車両を編入したグループ(111号〜116号 ※113号と114号は初代と2代目が存在)に別れる。また、新製されたグループの中でも、雨宮製作所で製造された101号〜104号、川崎車輛で製造された105号、新潟鐵工所で製造された106号〜110号との間には車体長などの差異が存在している。昭和30年代に多くの車両が300形へ近代改造及び2車体連接車が行われ、1956(昭和31)年に113号車と114号車が301−351編成に、1957(昭和32)年に101〜104号が302−352編成に、1958(昭和33)年に106号と109号が304−354編成となっている。
その他の車両は1956(昭和31)年までに多くの車両が廃車、または北陸鉄道などに譲渡されたが、107号と108号は1980(昭和55)年まで長らく活躍を続けた。そして、107号は鎌倉海浜公園で、108号は極楽寺検車区で保存されており、現在もその姿を見ることが出来る。なお、108号についてはイベント時に公開。
●ギャラリー

鎌倉海浜公園で保存されている107号。
(写真:鎌倉海浜公園/撮影:裏辺金好)