阪急電鉄2000系(2代目)


神戸線・宝塚線系統で活躍。外観は同時期に登場した京都線の2300系とほぼ共通。
(写真:十三駅/撮影:鐵)

●基本データ

デビュー年:2025(令和7)年
主な運行区間:神戸本線、宝塚本線など

●2300系ベースの神宝線向け通勤車両

 2000系(形式名としては2代目)は、日立製作所笠戸事業所で製造された8両編成の通勤車両。

 2024(令和6)年に登場した京都線用の2300系を基本に、車体寸法や搭載機器を神宝線向けにしたものであり、疾走感を表現した前面窓の曲線デザインも同一。一方で車内は2300系と異なりオールロングシートであるほか、現時点では特別車両「PRiVACE」を組み込んでいない。

 車体はアルミニウム合金によるオールダブルスキン構造で、従来車と異なり乗務員室脇の窓が廃止されている。また、扉間の窓が2300系の2つと異なり、2000系では3つになっている。

 車内は伝統の木目調化粧板やゴールデンオリーブ色の座席モケットを継承。袖仕切りは2300系と同様に、半透明ガラスを用いることで開放感を出している。また、車内案内表示器は32インチハーフサイズ液晶ディスプレイを千鳥配置している。

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