阪急電鉄2300系


(撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1960(昭和35)年
主な運行区間:京都線
元運行区間:嵐山線

●阪急電車の基礎、2000系一族の生き残り

 1960年に京都線用のニュータイプ高性能車両としてデビュー。

 同時期にデビューし、現在は全車が引退している神戸線用2000系(電気器械のメーカーは違う)同様に定速運転機能を持っている。また、『電子頭脳車両』『オートカー』とよばれ、1961年には、2000系と共に第一回ローレル賞を受賞した。ただし1981(昭和56)年からの冷房装置設備工事の際に制御装置も改造され、定速運転機能は失われた。

 なお、前面への表示幕装置設備化が進み、オリジナルの姿を見る機会は嵐山線の1編成のみだったが、2009(平成21)年4月1日に2300系は嵐山線での運用を全て終了した。その他の編成についても、1300系による置き換えが進められ、2015(平成27)年3月に全編成が引退した。

●ギャラリー


(写真:京都線 淡路駅/撮影:うめ吉)

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