西武鉄道8000系


小田急8000形が装いも新たに西武で再デビュー。
(写真:国分寺線 国分寺駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

小田急デビュー年:1982(昭和57)年
西武デビュー年:2025(令和7)年
主な運行区間:国分寺線

●「サステナ車両」として国分寺線へ転じた小田急8000形

 西武8000系は、西武鉄道が車両のVVVFインバータ制御化などを進めるため、国分寺線で運用される2000系の置き換え用として、小田急電鉄8000形を導入したもの。

 車齢は高いものの、小田急時代に大幅なリニューアルを受け、車体更新及び機器類をIGBT素子によるVVVFインバータ制御へ更新していることから、当面の使用を念頭に「サステナ車両」として白羽の矢が立ったもの。

 外観はアイボリーホワイトをベースに、西武のコーポレートカラーであるブルー・グリーンをベースに、永遠や発展、繁栄を表す市松模様にアレンジしたデザインを配している。また、クハ8000形先頭部の連結器下にあった電気連結器が撤去され、スカートの形状が変更されている。

 一方、内装は細かい点を除けば小田急時代から変更は少なく、室内灯のLED化や防犯カメラ(室内灯一体型)の設置のほか、車端部の座席について、4人掛けから3人掛けに変更した程度になっている。

 6両編成×7本=42両の導入が予定されており、第1弾として小田急8261Fが西武では8003Fとして改番の上で、2025(令和7)年5月31日より一般営業(定期運行)を開始している。

●ギャラリー


乗務員室や車いすスペースのピクトグラム
(写真:国分寺線 国分寺駅/撮影:裏辺金好)

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