急行 能登

▼DATA
J.N.R/J.R. Express
"Noto"
 1975.3.10〜


▼運転区間
 上野〜金沢
 *福井まで運転されていた時期もあり。

▼現在のダイヤ

下り:上野(23:33)〜金沢(6:29)
上り:金沢(22:15)〜上野(6:05)

←14系客車時代の急行「能登」
(写真:北陸本線 金沢駅/撮影:ムスタファ)
 夜行列車として名高い、現在の急行「能登」は、1975(昭和50)年3月10日に誕生した列車で、上越線経由で上野〜〜金沢で10系客車やスハ43系客車などを使用して運転を開始した(それ以前にも、東京〜金沢〜米原の列車として存在)。そして、1982(昭和57)年11月改正で上越新幹線開業に関連して信越本線経由に変更され、14系客車による運転となった。
 さらに1993(平成5年)3月18日に特急白山の間合い運用としてJR西日本の489系(先頭車はボンネット型)が投入されて電車による運転に変更された。そのため、489系がその本領を発揮して碓氷峠を越えていたが、長野新幹線開業に伴い上越線経由に再び変更。同時に、特急「白山」廃止に伴い生じた余力を活かすため、ホームライナー古河3号、ホームライナー鴻巣3号にも投入され、JR西日本の車両がJR東日本単独の営業列車に使用されるという不思議な現象が今も続いている。
 また、急行能登が489系化されたときは、白地にピンクとブルーラインの白山色に塗られていたが、特急「白山」廃止に伴い、順次国鉄色に変更された。このため、定期的に首都圏に顔を出す唯一のボンネット型車両、しかも国鉄色の車両として非常に人気の列車となっている。このうち間合い運用のホームライナー鴻巣3号は、上野駅18時36分発のため、夏場は日が出ている間に撮影可能の貴重な列車。

上野駅で出発を待つ急行「能登」。以前は、高崎線最終列車としての役割もあったが、現在は後ろに1本あり、さらに停車駅も絞られてしまった。
(写真:高崎線 上野駅/撮影:裏辺金好)

大宮駅に入線する急行「能登」。
(写真:高崎線 大宮駅/撮影:裏辺金好)

早朝の魚津駅に停車中の急行「能登」。8月はこのように非常に明るい場所で撮影が可能。
(写真:北陸本線 魚津駅/撮影:裏辺金好)

富山駅に停車中の急行「能登」。定期列車で富山駅に顔を出す485系・489系も、ついに特急「北越」と、この急行「能登」のみとなる。
(写真:北陸本線 富山駅/撮影:裏辺金好)

ホームライナー鴻巣3号。美しいスタイルは首都圏でも未だ健在!を示してくれる。乗車率はかなり上々の様子。
(写真:高崎線 上野駅/撮影:裏辺金好)

ホームライナー鴻巣3号。常磐線の415系ステンレス車両との並び。
(写真:高崎線 上野駅/撮影:裏辺金好)