1998(平成10)年、それまでの寝台特急「出雲」のうち1往復と、「瀬戸」1往復へ、新たにJR西日本とJR東海が共同で開発した285系寝台特急電車を投入し、愛称を「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」として名付けて登場した。
両列車は東京〜岡山を7両+7両の14両で併結運転。また、「サンライズ瀬戸」は多客期には松山まで延長運転することもある。また、寝台は全て個室。さらに、5号車は「ごろ寝」可能な「ノビノビ座席」となっている。
ところで、この285系は583系以降、30年ぶりの久々にして2番目の寝台電車。そのデザインは、夜のブルートレインから朝のイメージへ。赤とベージュに、ゴールドを配色し、国鉄色をより明るく洗練した感じでもある。オール2階建てなのが特徴で、室内は住宅メーカーとタイアップし、ぬくもりのある木目調の空間になっている。
JR東日本の「カシオペア」のような派手さはないが、一度は乗ってみたい列車。
ブルートレインのイメージから大きく変わってしまったが、新たな夜行列車として期待したい・・・が、未だに増備が無く、夜行列車自体は衰退の一途をたどっているのは周知の通りである。
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