寝台特急 サンライズ出雲・サンライズ瀬戸

▼DATA
J.R. Limited Express
"Sunrise Izumo/Sunrize Seto"
 1998.7.10〜


▼運転区間
 東京〜出雲市 (サンライズ出雲)
 東京〜高松 (サンライズ瀬戸)

▼現在のダイヤ
下り:東京(22:00)
   〜出雲市(9:58)・高松(7:26)
上り:出雲市(18:55)・高松(21:26)
          〜東京(7:08)

←併結運転とはいえ、堂々の14連で運転されるサンライズ出雲・サンライズ瀬戸。581系、681系などのデザインと、国鉄昼行特急色をさらに洗練させたイメージが好印象。
(写真:東海道本線 品川駅/撮影:デューク)
  1998(平成10)年、それまでの寝台特急「出雲」のうち1往復と、「瀬戸」1往復へ、新たにJR西日本とJR東海が共同で開発した285系寝台特急電車を投入し、愛称を「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」として名付けて登場した。 

 両列車は東京〜岡山を7両+7両の14両で併結運転。また、「サンライズ瀬戸」は多客期には松山まで延長運転することもある。また、寝台は全て個室。さらに、5号車は「ごろ寝」可能な「ノビノビ座席」となっている。

 ところで、この285系は583系以降、30年ぶりの久々にして2番目の寝台電車。そのデザインは、夜のブルートレインから朝のイメージへ。赤とベージュに、ゴールドを配色し、国鉄色をより明るく洗練した感じでもある。オール2階建てなのが特徴で、室内は住宅メーカーとタイアップし、ぬくもりのある木目調の空間になっている。

 JR東日本の「カシオペア」のような派手さはないが、一度は乗ってみたい列車。
 ブルートレインのイメージから大きく変わってしまったが、新たな夜行列車として期待したい・・・が、未だに増備が無く、夜行列車自体は衰退の一途をたどっているのは周知の通りである。

品川駅へ入線するサンライズ出雲・瀬戸。
ダイヤはビジネスに丁度よい時間帯だが、この日は遅延で品川が終点。
(写真:東海道本線 品川駅/撮影:裏辺金好)