京都府京都市南区の真言宗のお寺。 
          
 元々、平安京遷都の際に羅城門の左右に設けられた官寺である。東があれば、西寺もあった。
          
 
             東寺の方は、823(弘化14)年に真言宗の開祖・空海に勅賜され真言宗の寺となり、いつしか教王護国寺と呼ばれるようになる。現在の建物は、周囲の築地に開けられた門に鎌倉時代の物が。また、その他も大変古く
            ・教王護国寺観智院客殿・・・1605(慶長10)年築
            ・教王護国寺大師堂・・・1380(康歴2)年築
            ・教王護国寺金堂・・・1603(慶長8)年築
            ・教王護国寺五重塔・・・1643(寛永2)年築
            
             などとなっている。いずれも国宝。
             このうち、金堂は豊臣秀吉の息子・豊臣秀頼の寄進による物。また、五重塔は日本で一番高い五重塔で54.8m。現在の物は5代目。京都の建物の高さは東寺を越えないという暗黙のルールもあったそうだが、京都タワーをはじめ、そんな暗黙のルールはどこへやら。
             (解説:裏辺金好)
            
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