西光寺〜東京都調布市〜

西調布駅前、旧甲州街道沿いにある西光寺は、天台宗の寺院で山名は長谷山。1396(応永2)年に開創したと推定され、江戸幕府が開府した際に甲州街道の宿場維持のため、布田五宿の一つ上石原宿の中心である当地へ移転しました。
寛永年間に天台宗の寺院へ改められ、宝永年間(1704〜10年)に大僧都弁雄が建てた仁王門(上写真)が今も残り、調布市の文化財(市重宝)に指定されています。
また、山門前には2001(平成13)年に近藤勇座像が建立されています。これは、この地で生まれた近藤勇が、1867(慶応3)年10月に甲府城奪取のため、甲陽鎮撫隊を編成して出陣する途中、西光寺に立ち寄り、向かいの民家で歓待を受けたことに由来するものです。
(撮影:裏辺金好)
○場所
○風景

山門


近藤勇座像

本堂

観音堂