▼12月12日

 翌朝6時前にチェックアウトし、金沢駅に直行。6時16分着の大阪行き「日本海」の撮影から始まります。こちらの牽引機はEF81 45でした。トワイライト色のEF81形「日本海」も久々に撮影したかったのですが割と高頻度らしいので次の機会を待ちましょう。

 「日本海」の発車から5分後、「北陸」が到着。機関車の先端がホーム端に合わせて停まるため、最後尾の撮影のみしか出来ませんが、昨夜のうちにたっぷり撮影しておいたので特に問題はありません。

 「北陸」のさらに5分後、「能登」も定刻通りに到着。こちらも隣に「北越1号」が停車しており決して良い状況とは言えませんが、非リニューアル編成だったので良しとしましょう。4月に「能登」を降りて撮影した時は3000番台でしたし。
 なお、「能登」は到着後すぐにヘッドライトを消してしまうので、この光景は一瞬しかありませんでした。

 

○第19ランナー 北陸本線普通(475系) 金沢6:56(5分遅れ) → 富山7:59

 さて、満足の行くまで撮影し金沢を後にします。
 本来なら「ますのすし」などの駅弁を食べてみたいところですが前回の北海道旅行の反省から低予算で行こうと決めていたので、せめておにぎりで食べようということで購入。やはり美味しいですね。


 1時間ほどで富山に到着。この1分ほど後に大阪行き「トワイライトエクスプレス」が発車していくのですが、朝のラッシュ時間帯と言うことで陸橋は大混雑。「トワイライト〜」も定刻通りに到着したため撮影を断念。代わりに隣のホームに停車していた475系国鉄色編成を撮影。クハ455形の帯が消されていない方だったのでA19編成の方でしょう。車内は消灯していましたが何人か乗車していたので、富山運転センターへの職員輸送だったのかも知れません。

 ここまでお目当ての列車まで軽く時間があるため一旦正面口改札を出て外へ。目の前にある富山地方鉄道の路面電車をほんの少しだけ撮影。こちらはデ8000形。

 そしてデ7000形。現在、地鉄の路面電車はこの2形式だけなので、さっさとJRの駅に戻ることに。この時うっかりしていて、北口側にある富山ライトレールを撮影するのをすっかり忘れていました。

 再びJRの撮影に。ちょうど停車していた413系を撮影。しっかり撮影したのはこれが初めてでした。413系は登場自体は割と最近ですが足回りは471系や473系を流用しているので、1962(昭和37)年製の車両も存在しています。

 さて、平日朝限定で高山本線にキハ58系の定期運用が組まれており、これを撮影するために富山で途中下車したのですが、1番線の端っこで待ち構えているとやって来たのは国鉄色編成!正直なところ、キハ58系の撮影自体が目的だったので高岡色でも良かったのですがこれにはビックリ。

 中線に貨物列車が止まっていたため反対側ホームからの撮影は出来ませんでしたが、その貨物を挟む形で419系との並びも撮影することが出来ました。

 車内ももちろん撮影。475系の一部と同様にロングシートの設置に加えデッキ仕切が撤去されていますがクロスシート部は原形をしっかり留めているようでした。

 富山駅にてもう1枚。


 あれこれ撮影している最中に2番線をEF81 301牽引の1086レが通過。この後、昨日撮影した松任までの配給列車の運用に流れていくのでしょう。

 

○第20ランナー 北陸本線普通(413系) 富山9:05 → 魚津9:28

 予想外の収穫に喜びながら富山を後にします。と、その前に475系とこれから乗る413系の並びを撮影。
 泊までの区間電車ですが、その手前の魚津駅で下車。ここでもちょっとした撮影タイムです。

 JR魚津駅と地鉄新魚津駅とは数本の側線を挟んですぐ側にあるため、JRのホームから地鉄の車両を撮影できます。写真は元西武5000系の16010形。元々特急型だったということもあり、車内には自動販売機まで乗る豪華仕様でした。

 魚津で下車した一番の目的はこれ。419系の普通電車ですが、これまで撮影したり乗車中にすれ違った編成が全て先頭車改造のクハ418形を組み込んだ編成だったため、そろそろ元々の顔を持つクハ419形が来るだろうと狙ったところ見事に的中。しかも貫通扉が完全には埋められていないタイプの先頭車でした。これが最後の撮影機会になってしまうのでしょうか…?

 10時前には4076レが後続の「はくたか2号」を先に行かせるため中線に停車。こちらも撮影&観察しましたが…EF81 35は見事にボロボロ。前回の全般検査から6年が経過しているとは言え酷い有様。いかに日本海縦貫線が過酷な環境かを物語っています。

 追い抜いていった「はくたか2号」を後打ちで撮影。…ブレてしまいました。

○第21ランナー 北陸本線普通(475系) 魚津10:08 → 直江津11:37

 北陸本線最終ランナーは475系。車内はガラガラでした。これで直江津まで一気に乗車します。

 糸魚川駅の側線には首都圏色のキハ52 156が留置中。この後のルートを考えれば大糸線はショートカットということになり、車両自体も魅力的でルート選定には悩まされました。結局、今回は見送り。初冬の大糸線…乗っておけば良かったかなあ。

 途中の頸城トンネル内に設けられた筒石駅に停車。デッキから顔を出してホームを撮影。本来なら下車して案内を受けたりいろいろ見学したりしたいところでしたが、富山駅での撮影を優先させたためカットしました。でもいつか来てみたい駅ですね。

 直江津駅に到着。数分後にやって来た貨物列車がちょうど並ぶ位置に停車したので並べて撮影。門司機関区から転属したEF81 406でした。

 駅東方には何故か209系の姿が。長野総合車両センターに廃車のために続々と送り込まれているのは知っていましたが、何故直江津に…?長野に置ききれなくなったとかでしょうか。

 さて、11時52分に新潟発の「北越4号」が到着するとのことで、485系ならとりあえず撮っておこうと待っていたところ現れたのは何と先日国鉄色に塗り替えられたT18編成!今朝のキハ58系国鉄色に続き2つ目のサプライズでした。

 惜しまれるのは耐寒仕様のクハ481-1508が先頭では無かったことですが、「いなほ」と共通運用のためここで巡り会えるのは超幸運と言う他ないかも知れません。

 こちらは485系3000番台の特急「北越」と681系特急「はくたか」。

 ここで一旦改札を出て北口にあるそば屋へ。ここで出されているのがこの「和風中華」。その名の通り、中華麺がそばやうどん用の和風だしに入っているという変わった一品です。お値段はかけうどんやかけそばと同額の290円とお手頃。意外と美味しいのでお立ち寄りの際は是非。

 ホームに戻ったものの、風雨共に激しくなりしばらく休憩。その間に今朝富山駅で撮影した475系A19編成がやって来ました。先程は反対側ホームからの撮影が出来なかったので今回はじっくり撮影。