16.アーヘン大聖堂とその周辺

味野さんと秩父路号所員と所長で記念写真。
・・・という冗談はさておきまして、続いて写真左上のアーヘン大聖堂へ向かいます。

・・・と思いきや、アーヘン大聖堂の前にも教会があったので、先に入ってみることにしました。聖フォイラン教会 (St. Foillan)というもので、1180年に創建され、1656年の火災の後に1672年に再建。さらに1944年に爆撃を受けて破壊され、1958年に復興しました。

そんなわけで内部は新しい雰囲気の教会ですが、青いステンドグラスなどは流石の美しさです。

その隣にあるのが、1858年創業のノビスという老舗のお菓子屋さん。秩父路号所員曰く、焼き菓子の「プリンテン」がアーヘン名物らしく、その中でもノビスのプリンテンが特に有名だそうです。

こちらが店舗外観。多くのお客さんで賑わっています。

マドレーヌのようなものを想像して買ったのですが、硬い!あと、ジンジャー風味なのが評価の分かれるところかも。味野さんも秩父路号所員も美味しく食べていたので、評価は人それぞれのようです。私は微妙でした・・・が、旅行後半で若干湿気を含むようになると、柔らかくなって食べやすかったのは良いのか悪いのか。
ちなみに上写真はホワイトチョコで包んでいるタイプですが、他にも色々あります。

周辺の風景を1枚。

クリスマスの飾りも残っており、観光気分が盛り上がります。

テーマパークのような雰囲気ですが、あくまで現役の町です。

アーヘン大聖堂の北側にやって来ました。なかなか大聖堂をバシっと撮影出来る場所がない中で、こちら側が良く写真に使われるのですが、残念ながら一部工事中・・・。

向かい側がアーヘン市庁舎の裏側です。こちらも尖塔が修復中・・・。

アーヘン市庁舎の正面にやって来ました。威厳を感じさせる立派な建物です。写真左下の赤い建物が、何だか断固立ち退き拒否のように無理やり張り付いているようで、ユニークです。

市庁舎の正面玄関。後で思えば、ちょっと覗いてみればよかったです。

市庁舎前の風景。そして、アーヘン大聖堂へ行こうとすると・・・。

鉄道模型店@市庁舎前を発見!

国際色豊かな鉄道模型が一堂に並びます。

ハンガリー出身の作曲家であるフランツ・リストのラッピング電気機関車の模型がありました。Raaberbahn Aktiengesellschaft というオーストリアとハンガリーの鉄道会社の機関車のようですが、これは美しいデザインですね。そう言えば、日本ではあまり電気機関車のラッピング車両は見ないような。

雪景色のジオラマも展示してありました。ここまで見せられたら、中に入らないわけにはいけません。しばし店内を散策の上で、ドイツの鉄道車両図鑑を購入していきました。おかげで今回の旅行記でベルギーと異なり、ドイツの鉄道車両の形式はバッチリです。まあ、ドイツの場合はネットでも調べやすいかもしれませんが・・・。(反面、ベルギーの鉄道車両の情報は見つけにくいですね)


素人目にも色々な様式が合体していることが解る、アーヘン大聖堂。1978年に、ユネスコが初めて世界遺産を登録した際の12の遺跡・建造物のうちの1つで、元々は786年にフランク王国のカール大帝が建設を命じて、805年に宮殿礼拝堂を起源とします。
カール大帝の没後、遺骨はここに収められ、936年から1531年にかけて、神聖ローマ帝国の30人の皇帝たちの戴冠式が執り行われたという、非常に重要な役目を担いました。このため、「皇帝の大聖堂」という別名を持ちます。また、1414年に礼拝堂の東側にゴシック様式の内陣部が増築され、17世紀に礼拝堂にバロック様式の屋根が架けられるなど、長い年月をかけて増改築を繰り返していきました。このため、複雑な形になっています。

それでは、カール大帝時代に建てられた礼拝堂から入りますと、いきなり天井が絢爛豪華!


目を見張る光景です。


内陣の全景。

これにてアーヘン観光を終え、ケルンへ戻ります。

・・・がその前に、最後にアーヘン中央駅で私鉄の電気機関車を撮影。オーストリアのLTEという会社が所有するボンバルディア社製Traxx(ボンバルディア トラックス)というシリーズの電気機関車です。LTEでは多分、185形という形式で運用していると思います。
