形式ガイド【119系】
     J.N.R./J.R. Suburban Trains Series 119
▼0番台
 119系は1986(昭和61)年に2両編成8本が静岡運転所(現・静岡車両区)へ転属し、東海道本線の興津〜島田間のシャトル列車「するがシャトル」で運用された。その際、AU75形クーラーによって冷房化された(その後は1988(平成元)年に全車飯田線に復帰)。
 このような事情で国鉄時代にすでに冷房化されていたため、民営化後にインバータクーラーによる冷房化改造を受けず、5000番台へ改番されなかった。
クモハ119−1〜
(クモハ119−26 飯田線 豊橋駅/撮影:ロクマルサン)
豊橋方の先頭車。主制御器・主抵抗器・MG・CPなどをすべて搭載する。
クハ118−1〜
(クハ118−18 飯田線 豊橋駅/撮影:ロクマルサン)
辰野方の先頭車。冷房化に伴い、サシ481の廃車発生品であるMGが搭載された。

▼5100番台
 元々は0番台のクモハ119を両運転台化した100番台。民営化後にインバータクーラーおよびコンバータを搭載し冷房化され、車号が+5000された。
クモハ119−5101〜
(クモハ119−5102 飯田線 飯田駅/撮影:ロクマルサン)
辰野方の先頭(写真だと手前の方)が、運転台を増設した方である。