KTR8000形特急形気動車


JR西日本の283系「オーシャンアロー」とも似た雰囲気の塗装。落ち着いた上品なデザインである。
(写真:特急タンゴディスカバリー 安栖里駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1996(平成8)年
最高速度:120km/h
使用列車:はしだて、まいづる、たんごリレー
元使用列車:タンゴディスカバリー、タンゴエクスプローラー
運行区間:山陰本線、京都丹後鉄道宮福線、宮豊線、宮舞線
元運行区間:東海道本線、福知山線

●北近畿タンゴ鉄道の汎用特急車両

 北近畿タンゴ鉄道が保有し、2015(平成27)年4月1日からは京都丹後鉄道が運用する車両。
 2011(平成23)年3月改正までは、一部の期間を除き特急「タンゴディスカバリー」、すなわち「丹後発見」をする特急として運用され、その名の通り、丹後地域へ向かう特急などとして運転されていた。車内は「丹後ちりめん」のシートカバーが特徴。

 登場時は特急「北近畿」と併結運転をして、大阪と丹後地区を結んでいたが、1999(平成11)年の舞鶴線電化に伴い、タンゴエクスプローラーと運転路線を入れ替え、分割併合機能も活かして京都〜城崎・東舞鶴、天橋立〜久美浜・豊岡などで運転。車両そのものが列車名と同一と言ったところだが、全列車の運転区間が違うのは紛らわしいような・・・。しかも、2005(平成17)年6月から2007(平成19)年3月まで、福知山線経由の特急「タンゴディスカバリー」運用まで引き受けていた。

 2011(平成23)年3月改正からは、特急「はしだて」「まいづる」としてJR特急の名前で運用されることに。また、一部は北近畿タンゴ鉄道線内の特急「たんごリレー」としても運用されている。

↑ PAGE TOP