500系 (保有会社:JR西日本
     J.R. SHINKANSEN (Bullet Trains) Super Express Series 500

東海道区間での活躍も間もなく見納め。近未来的なデザインは今でも人気なのだが・・・。
(写真:のぞみ 小田原駅/撮影:もこてん)
●基本データ・運用区間
デビュー年:1996(平成8)年 最高速度:300km/h
使用列車:のぞみ、こだま
運行区間:東海道新幹線、山陽新幹線

●日本最速300km/hで営業運転
 500系は、バス/飛行機の攻勢で、山陽新幹線の不振にあえぐJR西日本の切り札として、1996(平成8)年に登場した。その最高時速は300km/hと、現在のところ営業車国内最高記録を持つ。1997年より営業運転を開始。主に「のぞみ」に使用され、その塗色、そして空気抵抗を減らすための細長い15mもの先頭部が、大人気となった。

 500系は、いかに空気抵抗を減らし騒音を少なくして300km/hを実現するか、そのために登場した車両と言って良い。パンタグラフもギザギザをいれ、形状も変えたりと、非常に工夫されている。しかし、個性的な外観とは裏腹に、卵形となった車体が、内部を狭くさせており、ずっと乗っているのは圧迫感があって辛い面もあった。だが、それでも東京〜博多間4時間49分に短縮し、飛行機とようやく競争力を付けることが出来た。約10年前は6時間近くかかっていたのだから。

 ところが飛行機との競争が少ない東海道新幹線&JR東海は、この車両に不満だったらしく、また東海道新幹線内では地上設備の問題から最高速度が270km/hに抑えられてしまうことため(しかも、東海道区間では曲線270キロ通過ができない)、300系が両社で増備されたのに対し、この車両はJR西日本でのみ製造された。

 そして、700系の発展型であるN700系が2007年夏に営業運転開始するのに伴い、東海道新幹線から引退することが決定し、「のぞみ」運用から順次撤退中。2008(平成20)年12月1日からは0系に代わって、山陽新幹線のみで「こだま」用として8両編成へ短縮された上での活躍が開始され、これがしばらく続くとは思われるが、16両編成での活躍は見納めとなる模様である。

●500系V編成(8両編成)

8両編成に短縮された500系。大きな変化は無いが、パンタグラフは通常のシングルアーム形に変更。
(写真:広島駅/撮影:リン)