デビュー年:1997(平成9)年(試作車) /1998(平成10)年(量産車)
最高速度:285km/h (台湾新幹線は300km/h)
使用列車:のぞみ、ひかり、こだま
運行区間:東海道新幹線、山陽新幹線、台湾新幹線
| ●3タイプの700系、700T型、そしてN700系への道 |
JR東海とJR西日本が300系の後継車両として共同開発した系列で、1999(平成11)年から営業運転を開始。
現在はJR東海が保有するC編成(16両編成)、JR西日本が保有する「ひかりレールスター」用E編成(8両編成/2000年運転開始)、「のぞみ」「ひかり」用B編成(16両編成/2001年運転開始)の3種類が存在し、さらに台湾高速鉄道(台湾新幹線)用に改良された700T型(2007年運転開始)もあり、バラエティ豊かな系列である。
700系の全体的な特徴としては、先頭形状がエアロストリーム形という独特な形状とし、500系同様のトンネル微気圧波対策効果を図ったこと。また制御装置はVVVFインバータ制御
(IGBT)である。またセミアクティブサスペンションや非線形空気バネ、車体間ダンパを装備し、乗り心地の向上を実現。さらに、モニター装置の充実は大きな特徴で、主要電気機の動作・制御状況を機器から直接監視することが可能になり、自動検査機能によって定期検査の動作試験を運転台で行うことが可能になった。
JR東海のC編成に続き、2000(平成12)年に運転を開始したJR西日本のE編成(7000系)は、山陽新幹線のサービス向上を狙って改良された車両で、500系とイメージを合わせた専用塗装が施され、「のぞみ」ではなく新大阪〜博多間の「ひかり」に投入。
「ひかりレールスター(Rail Star)」の愛称で、従来の0系「ひかり」などを置き換えた。
特徴としては山陽新幹線の需要に合わせて8両編成とされ、グリーン車無しのモノクラス編成としたが、5両連結される指定席車は2+2列構造で、ゆったりとした座席はグリーン車並み。またパソコンが使えるようコンセントを設置した座席(C編成も後に装備する車両が登場)、車内放送や車内改札をカットしたサイレンス・カーが好評を博している。なお、2011(平成13)年の九州新幹線全通後は、九州新幹線に直通するN700系7000番台に、現行の「ひかり」運用を譲る模様で、「こだま」へと順次転用されていく模様である。
なお2001(平成13)年、JR西日本は東京〜博多間の「ひかり」にも700系を投入したが(B編成・3000番台)、これはJR東海の700系C編成とほぼ同じ構造・塗装。100系「ひかり」を東海道新幹線から置き換えるために製造したものだが、2003(平成15)年10月1日ダイヤ改正からは「のぞみ」の本数増加にともない、「のぞみ」としても運用中。
そして台湾新幹線用の700T型は、2004(平成16)年に第1編成が登場したもの。12両編成で、最高速度300km/hで営業運転を行うのが特徴。また、先頭形状は700系と多少異なり、デザインの変更が行われている。日本のグリーン車に当たる商務車、指定席、自由席の3つがあり、2007(平成19)年に営業運転を開始し、現在は台北〜左営で運用。特に航空会社に大打撃を与えている。