101系 (保有会社:秩父鉄道/元保有会社:JR東日本JR西日本国鉄
     J.N.R/J.R. Commuter Trains Series 101

オレンジ色の101系は、中央線で活躍を開始し、その塗装は現在の201系にも受け継がれることになる。
写真は中央線から引退する101系で、非冷房車。
(写真:中央本線 荻窪駅/撮影:mgpc64様
●基本データ
デビュー年:1957(昭和31)年
運転区間:秩父鉄道
元・運転区間:山手線、中央線、京浜東北線、総武線、南武線、大阪環状線、関西本線など多数

●新性能通勤型電車の幕開け
 1957(昭和31)年、モハ90系として登場。
 国鉄初の新性能通勤型電車で、1959年の形式称号規定改正により101系を名乗るようになり、総数1535両が製造された。次で紹介する姉妹版の103系と合わせると膨大な量の車両が日本を走ったことになる。

 ほぼ茶色一色の国鉄電車の印象を一新し、中央線はオレンジ色、山手線はカナリアイエロー(のちにウグイス色)など、路線ごとに明るいカラーを採用し、利用客を驚かせたのが特徴。このラインカラーは、特に首都圏では現在も新型車両に継承され、大きな影響を残したことになる。

 主に首都圏・関西圏を中心に大活躍したが、103系、及びその後継である201系・205系などに置き換えが進められ、JRになって間もなくして主要路線からは全て撤退。それでも長らく、南武線の支線である尻手〜浜川崎においてワンマン運転対応に改造された2両編成×3本のみが活躍していたが、2003年12月14日のさよなら運転をもって全車引退となった。

 現在、鉄道博物館に101系試作車両の生き残りであるクモハ101−902が保存されているほか、秩父鉄道に譲渡された3両編成12本は1000系として大活躍中。中間車のみ冷房がないという変わり種・・・。なお秩父鉄道1000系は、2007年から3編成がそれぞれ、オレンジ色、スカイブルー色、カナリアイエロー色、ウグイス色(関西線色)に塗られ、国鉄時代の101系を再現するというファンにはたまらない復刻塗装が施されている。

 ところで101系は、103系の低運転台型に似ているが、それよりも少しばかり運転台が低く、基本的には側面方向幕がないというのが、違いを見分けるポイントである。

○カラーバリエーションなど

 JR東日本からは103系が全滅する一方、秩父鉄道では101系が主力車両1000系としてまだまだ現役。オリジナル塗装が施されているが、その姿はまさしく101系。
(写真:秩父鉄道 熊谷駅/撮影:裏辺金好)

 鉄道博物館開館に合わせて、秩父鉄道で再現された101系オレンジ色。誰しも「冗談でやってくれないか」と思っていただろうが、本当にやってしまった。このほか、スカイブルー、カナリアイエロー色、さらにはウグイス色(関西線色)も登場している。
(写真:秩父鉄道 熊谷駅/撮影:裏辺金好)

 東京総合車両センター入り口で保存されていた頃の101系試作車中央線色。現在は鉄道博物館に保存されているが、位置の関係で全体の写真が撮りづらくなったのは少し残念。
(撮影:裏辺金好)


 カナリアイエローの101系は、実は山手線で運転を開始。写真の南武線の他、中央線・総武線各駅停車でも使用された。JR化後、まもなくして引退した。
(写真:南武線 久地駅/撮影:mustafa

 南武線から101系が引退しても、ワンマン化改造を受けた2両編成の101系は南武支線で活躍を続けていた。
(写真:南武支線 尻手駅/撮影:裏辺金好)

 秩父鉄道で復元された、カナリアイエロー塗装編成。
(写真:秩父鉄道 長瀞駅/撮影:205Turbo16様)

 国鉄色復元が好評だったようで、秩父鉄道では新たに、関西線色に塗り替えた編成を2008年4月より運行開始。特徴である警戒色もしっかりと入っている。
(写真:秩父鉄道 長瀞駅/撮影:205Turbo16様)