元・運転区間:山手線、中央線、京浜東北線、総武線、南武線、大阪環状線、関西本線など多数
1957(昭和31)年、モハ90系として登場。
国鉄初の新性能通勤型電車で、1959年の形式称号規定改正により101系を名乗るようになり、総数1535両が製造された。次で紹介する姉妹版の103系と合わせると膨大な量の車両が日本を走ったことになる。
ほぼ茶色一色の国鉄電車の印象を一新し、中央線はオレンジ色、山手線はカナリアイエロー(のちにウグイス色)など、路線ごとに明るいカラーを採用し、利用客を驚かせたのが特徴。このラインカラーは、特に首都圏では現在も新型車両に継承され、大きな影響を残したことになる。
主に首都圏・関西圏を中心に大活躍したが、103系、及びその後継である201系・205系などに置き換えが進められ、JRになって間もなくして主要路線からは全て撤退。それでも長らく、南武線の支線である尻手〜浜川崎においてワンマン運転対応に改造された2両編成×3本のみが活躍していたが、
2003年12月14日のさよなら運転をもって全車引退となった。
現在、鉄道博物館に101系試作車両の生き残りであるクモハ101−902が保存されているほか、秩父鉄道に譲渡された3両編成12本は1000系として大活躍中。中間車のみ冷房がないという変わり種・・・。なお秩父鉄道1000系は、2007年から3編成がそれぞれ、オレンジ色、スカイブルー色、カナリアイエロー色、ウグイス色(関西線色)に塗られ、国鉄時代の101系を再現するというファンにはたまらない復刻塗装が施されている。
ところで101系は、103系の低運転台型に似ているが、それよりも少しばかり運転台が低く、基本的には側面方向幕がないというのが、違いを見分けるポイントである。