伊豆急行3000系


209系第3の職場は伊豆半島へ。熱海方と山側は青色がアクセントカラー。
(写真:伊東線 熱海駅/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1993(平成5)年(※209系量産車)
伊豆急行デビュー年:2022(令和4)年
運行区間:伊豆急行線、伊東線

●リゾート21のイメージを引き継ぐ「アロハ電車」

 伊豆急行が老朽化する8000系の置き換えのために導入したもので、京浜東北線を経て千葉地区で活躍した209系2100番台を改造したもの。2022(令和4)年4月30日から4両編成×2本が伊豆急行線内で運用を開始し、6月13日からはJR伊東線への直通を開始し、2編成連結も実施している。

 愛称は「アロハ電車」で、非日常が感じられるよう、車体全体にホヌ柄(ハワイ語でウミガメ)ラッピングを施し、伊豆急2100系「リゾート21」旧塗装にならい、海側は赤・山側は青系のラッピングとなっているのが特徴。

 車内はロングシート車両とセミクロスシート車両に分かれ、バリアフリー対応トイレを設置しているが、これは千葉地区に転用された際に改造された状態から殆ど手を加えられていない。なお、新たに1両につき乗降ドア4枚に対し、沿線の海岸風景のラッピングが施されている。

 制御機器は IGBT素子VVVFインバータ制御で、千葉地区に転用が行われた際に更新を受けたもの。209系は登場当初、価格半分・寿命半分などをコンセプトにしていたが、車体の状態が良好であり、前述のとおり機器更新が行われていることから、伊豆急行では当面の使用が可能であるとの判断で導入を行っている。

●ギャラリー


伊豆急下田方と海側は赤色をアクセントカラーにしている。
(写真:伊東線 熱海駅/撮影:裏辺金好)

●車内の様子など


先頭車はセミクロスシート。
(撮影:リン)

中間車はロングシート。
(撮影:裏辺金好)

バリアフリー対応トイレ。
(撮影:裏辺金好)


一部の乗降ドアには風光明媚な沿線の海岸風景をラッピング。
(撮影:裏辺金好)

車内に掲出された車番。号車札が掲出できるようになっている。
(撮影:リン)

車体側面の種別・行先表示器。
(撮影:裏辺金好)

ロゴマーク。
(撮影:裏辺金好)

車体に掲出された車番。
(撮影:裏辺金好)

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