東武鉄道50000系


東上線で活躍する50000系の第1編成。貫通扉を装備していない、唯一の50000系である。
(写真:東上線 池袋駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運用区間

デビュー年:2005(平成17)年
運行区間:伊勢崎線、日光線、東上線、東京メトロ半蔵門線、有楽町線、副都心線、東急田園都市線、東急東横線、みなとみらい線

●通勤型では東武初のアルミ車体を採用した、新たな主力車両

 30000系以来、約8年ぶりに登場した東武鉄道の新・通勤用車両。分類としては東上線・東京メトロ副都心線系統の50000系・50070系・50090系、伊勢崎線と地下鉄半蔵門線直通用の50050系が存在(差異については後述)。なお、50050系はホーム長の関係で伊勢崎線浅草〜曳舟間と南栗橋・久喜以北の区間には乗り入れない。

 編成はいずれも10両を基本とし、主制御装置はVVVFインバータ、ブレーキ装置は回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキを採用。最高速度は120km/h(営業上は東急線内での110km/hが最高)である。

 なお、最初に登場した50000系第1編成は貫通扉を装備していなかったが、50000系の第2編成ほか全ての50000系列は前面片側に貫通扉を装備しており、結果的に第1編成のみが特異なデザインとなっている。

●50000系(第2編成以降)


片側に貫通扉を設置した第2編成以降の50000系。以後の標準デザイン。
(写真:東上線 朝霞台駅/撮影:裏辺金好)

●50050系


東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線直通に対応した機器を搭載し、車体幅を2,770mmとした伊勢崎線系統の50050系。
(写真:東急田園都市線 溝の口駅/撮影:裏辺金好)


車内の様子
(撮影:裏辺金好)

●50070系


東京メトロ有楽町線、副都心線乗り入れ対応の、東上線系統で活躍する50070系。フルカラーの行先表示機を採用。副都心線に設置されたホーム柵との関係で、先頭車のみ全長が130mm長くなるため、50050系と区別された。
(写真:東上線 川越市駅/撮影:裏辺金好

●50090系


主に東上線のライナー列車「TJライナー」に使用される50090系。外観では東上線のイメージカラーであるロイヤルブルーIIの帯と、斜字体の文字で「TOJO LINE」がレタリングされたこと等が特徴。
(写真:東上線 朝霞台駅/撮影:裏辺金好)

特徴的なのが車内の座席で、腰掛がクロスシートとロングシートに転換可能な「マルチシート」を採用している。
(撮影:裏辺金好)

●カラーバリエーション


2015年11月に「フライング東上」ラッピング車両となった51092編成。
(写真:東武東上線 下板橋駅/撮影:裏辺金好)

2019年2月から51092編成は、「池袋・川越アートトレイン」として川越のPRを行っている。
(写真:東武東上線 池袋駅/撮影:与太郎)

2016年12月に登場した「東京スカイツリー 天空歌舞伎」PRの前面ラッピング。
(写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)


2016年11月に登場した「クレヨンしんちゃん」ラッピング車両。全5種類が存在しており、最初に登場した第1編成は「野原しんのすけ」デザイン。
(写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)


2016年11月に登場した「クレヨンしんちゃん」ラッピング車両。第1編成が好評だったことから、ベースの色を変えて全5種類とすることに。こちらは2編成目の「風間くん」デザイン。
(写真1枚目:東急田園都市線 たまプラーザ駅/撮影:裏辺金好)
(写真2枚目:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)

2016年11月に登場した「クレヨンしんちゃん」ラッピング車両3編成目の「ネネちゃん」デザイン。
(写真:東急田園都市線 たまプラーザ駅/撮影:裏辺金好)


2016年12月に登場した「クレヨンしんちゃん」ラッピング4編成目の「ボーちゃん」デザイン。
(写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)

ここからは3編成目の「ネネちゃんデザイン」の各号車を紹介。
(写真:伊勢崎線 堀切〜鐘ヶ淵/撮影:与太郎)











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