若桜鉄道


〇解説

 若桜鉄道は、JR西日本の若桜線を引き継いで1987(昭和62)年に設立された第3セクター鉄道。若桜線は当初の計画では兵庫県の八鹿付近まで延伸される計画だったが、若桜までの路線となった。
 現在の列車運用は、線内折り返し列車のほか、昼間を中心に鳥取駅まで乗り入れている。使用車両は、1往復がJR西日本の車両で運転される他は、すべて自社の車両となっている。
 近年は利用客の減少が目立ち、加えて転換時の基金も近いうちに底をつく公算が高いことから、存廃問題が浮上している。若桜鉄道が運行を担当し、沿線自治体が車両や施設を保有する上下分離方式を導入するといった経営改革とともに、利用者を増やすための様々な活動もなされている。
 途中駅の隼駅は、同名のバイクがあることから同車ライダーより聖地としての扱いを受けており、廃車になった客車や機関車を設置してライダーズハウスとするなど独自のPR活動が展開されている。
 また、終点の若桜駅にあるSL時代の鉄道遺産を整備し、同時に兵庫県内に静態保存されていたC12形蒸気機関車を移設し、圧縮空気による動力を用いた構内運転が実施されている。2008(平成20)年にはこれらSL時代の遺産や沿線の駅本屋などが一括して国の登録有形文化財として登録された。
 なお、上写真は若桜駅構内の様子。入構料300円で誰でも見学が可能。(解説:リン)

■保有車両

▲WT3000形 ▲WT3300形
▲C12形 ▲DD16形
▲ED30形 ▲12系

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