和歌山電鐵


●解説

 2006(平成18)年4月1日開業。南海電鉄貴志川線を、岡山県の岡山電気軌道が引き継いで運営を始めた路線。
 1916(大正5)年に誕生した、山東軽便鉄道(大橋―伊太祁曽間)が起源で、国鉄和歌山駅への乗り入れや、和歌山電気軌道との合併などを経て、1961年に南海電鉄貴志川線となる。しかし、利用客の低迷の伴い2004年に事業からの撤退を表明。そのため地元住民が存続運動を開始し、関係自治体が全国から運営事業者を公募し選考した結果、岡山電気軌道による継続運営が決定したものである。第三セクターではなく、あくまで民間に運営させるところが、この事例の特徴である。
 行政、民間、そして地元の人々が緊密に連携しながら、より使いやすい鉄道になるような運営がなされており、10月21日には運転本数を大幅に増加させ、全時間帯を通して、それほど待たずに乗られるダイヤへ改正。また、地元住民と一緒に岡崎駅のペンキ塗り大会や、「給料はキャットフード1年分」の三毛猫の「たま駅長」を誕生させるなど、さまざまなイベントも実行している。
 なお、 たま駅長は集客への多大なる貢献によってスーパー駅長、さらにウルトラ駅長に昇進したほか、和歌山電鐵社長代理や和歌山県観光招き大明神などの肩書が与えられたが、2015年〈平成27年〉6月22日に死去。現在は、「ニタマ」が貴志駅の「スーパー駅長」、「よんたま」が伊太祈曽駅の「駅長見習い」となっている。いずれも三毛猫。

●車両一覧



▲2270系(一般車)
▲2270系「いちご電車」
▲2270系「おもちゃ電車」
 
▲2270系「たま電車」 ▲2270系「うめぼし電車」  


多くの人に愛された「たま」。
(写真:貴志川駅の展示/撮影:裏辺金好)

こちらも大人気の「ニタマ」。
(写真:貴志川駅の展示/撮影:裏辺金好)

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