「あけぼの」車内から 朝焼けの空
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おはようございます。列車に乗っている間に日付は変わって8月26日です。列車の始動する際の「ガタン」という振動で目が覚めました。まだ薄暗いです。
時計を見ると5時ちょっと前です。列車は羽越本線の余目を発車したところでした。次が酒田です。
カーテンを少し開けて外を見てみたら・・・空が赤い!!
思わず写真を撮ってしまいました。北余目〜砂越の間でした。この後日の出を拝みましたが、まさに「あけぼの」の列車名にふさわしい瞬間でした♪ なんだか、これですっかり目が冴えてしまって秋田のあたりまで外を見ながら過ごしてしまいました。
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大鰐温泉駅での発見 旧東急7000系
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秋田で5分ほど時間があったので駅弁(牛めし)を買って腹ごしらえをしましたが、大鰐温泉駅に着いた時になにやら見覚えのある車両が目に入ってきました。
JRの車両じゃないし・・・そういえば、東急池上線とかに同じ車両が走っていたような気がします。
もともと東横線で使用されていた7000系が弘南鉄道で余生を送っていたのです。しかし・・・車両の形式とかはそのまま使われているみたいです。さすがに雪国で使用するため、スノープロウが装備されていますが。少しイメージ変わりますね。
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青森駅
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午前9時56分、「あけぼの」は定刻どおり青森駅に到着しました。せっかくなので、朝日を浴びている雄姿を撮影しておきました。
24系の初期車を使用する貴重な寝台特急というとで、末永く活躍してほしいです。さすがに金帯の車両はピカピカしていました。まだまだやれそうです。面白いことに「北斗星」用の引戸の車両も運用に入っているんですよね。
ところで、昨日も書きましたが、B寝台(ゴロンとシートではなく)に乗るのであれば、個室が絶対お勧め。この後10分ほど青森駅で、列車の撮影に興じていましたが、特にすごいのが撮れたわけではないので省略。
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青森駅舎
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今回の旅行は駅撮り紀行でもあるわけで・・・青森では1時間強の接続時間があったので、青森駅の取材もすることにしました。
青森駅の駅舎自体はそんなに大きくないですが、隣には大きなデパートなどもあって、青函連絡船が廃止されたとはいえ、駅前は活気がありました。
ところで、本来であれば、「あけぼの」からすぐの接続の「白鳥」71号に乗るはずだったのですが、3週間前ですでに指定席は満席だとかで、青春18きっぷや東日本北海道パスなどの利用者のことを考えると、自由席に乗るのは冒険だなぁ・・・というわけで、1本遅くしたわけです。
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メモリアルシップ「八甲田丸」
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青森といえば青函連絡船です。
「八甲田丸」がメモリアルシップとして公開されているというので、行ってみました。青森の駅からは歩いて5分程度です。
車両の積み込み用の路線もまだ残っていました。まあ、ここを貨車が走ることはもうないわけですが・・・。なんという不覚か・・・後で気付いたんですが、「八甲田丸」をきちんと撮らずじまい・・・阿呆だ・・・。
何をしに行ったんだか・・・。
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メモリアルシップ「八甲田丸」 グリーン室
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「八甲田丸」の内部を見学するには500円かかります。
さて、中に入ると明治・大正時代の連絡船の内部を再現した船室が現れますが、私的にあまり興味がなかったので、あっさり通過してしまいました(実は「監視カメラが設置されています」という注意書きがあったのですが、これが「撮影禁止」と深読みして撮影しなかっただけなんですが・・・)。
その後、何か「グリーンマーク」が見えたので、おやっと思ったらグリーン室がありました。これは引退時に使用されていたもののようで、列車のものとたいして変わりありません。ただし、横に救命胴衣があるのが船らしいとは思いましたが。にしても・・・船なのに「GREEN
CAR」というのもなんだか妙ですが・・・(爆)
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メモリアルシップ「八甲田丸」 ブリッジ
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現役時代は一般の乗客は入ることができなかった船橋(ブリッジ)にも入ることができます。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は海軍のこともこのページで少し扱っていますが、そのため、船のことに関してはすごく興味があります。
軍艦に比べてブリッジが広々しているのがとても印象的です。無駄なスペースといってしまうとそれまでなのですが。
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車両甲板の展示車両 キハ82形特急気動車
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「八甲田丸」の車両甲板には貨車や客車などが実際に展示されていますが、やはり個人的な興味としては気動車が展示されていたことですね。
北海道で長く活躍したキハ82が展示されていました。車番はキハ82−101でした。屋内展示のため、車体の傷みなどがそれほど進んでいないのが良かったです(側面の壁側はそれなりに錆びていましたが)。
特急のシンボルマークがどこかへ行ってしまっているようですね。盗難でしょうか?? 他にはディーゼル機関車なども展示されています。結構貴重な車両が展示されていたりするのでぜひぜひ行ってみてください。
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休憩室として活用されるキハ58系
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「八甲田丸」からでて、道を挟んで反対側に小さな公園があり、そこに休憩室と称してキハ58系が3両、備え付けられていました。
車内は適当に改造されてしまっていて、塗装も塗りなおされてしまっているようで、形式と車番を判別することができませんでした。見たところ、両端がキハ28、真ん中がキハ58・・・かな。休憩室といいつつ、中にいたのは2人の浮浪者だけ・・・ということで、あまり有効に活用されていないような気が・・・。
あと、車体の傷みが大変激しく、このまま放っておくと、早晩使えなくなってしまう気がします。
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青森〜函館
特急「スーパー白鳥」1号
4号車4番D席
モハ788−203
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「あけぼの」のところでも書いたとおり、「白鳥」71号は満席でしたが、果たしてそんなに乗客がいるのかちょっと疑わしかったんですが、「スーパー白鳥」1号も青森に到着した段階でほぼ満員状態でした。結構な数の人が降りましたが、私を含めて結構な数の人が乗車したため、結局かなりの乗車率で発車しました。
「北海道珍道中」といいつつ、未だに本州にいたりしますが、ようやく北海道に上陸します。しかし・・・青函トンネルなんて、ただのトンネルですな・・・。特に「スーパー白鳥」1号はトンネル内無停車なので、退屈でした。
そういえば、JR北海道の車両に乗車するのはこれが初めてです。なかなか居住性も良くて、好感が持てます。
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函館〜札幌
特急「北斗」11号
2号車12番A席
キハ182−2552
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さて・・・今回のメインディッシュです(爆)
函館に到着すると、ホームの向かい側にすでに今度乗車するキハ183系気動車が停車していました。今回の旅行でどうしても乗車したかったキハ183系「北斗」です。
国鉄時代に設計された気動車でありながら、130km/hで走行できる性能を持っています。明日、0番台の旅を堪能するので、今日は130km/hの世界を楽しみたいと思います。
しかーし・・・さっそく出鼻をくじかれることに・・・
車内で弁当を買おうと思ってメニューを見ていたら「とん唐弁当」なるものがあり、なかなかおいしそうな感じだったので、これにしようと思ったのですが、私より先に隣に座っていたお姉さんが「とん唐弁当」を注文。私と一緒か・・・などと思っていたら、なんとこの列車には「とん唐弁当」は1個しか積み込んでいないとのこと・・・今のお姉さんのモノで終わり・・・ぬわにぃ!!
結局幕の内弁当にしたのですが、なんだかなぁ・・・という感じです。(函館のあたりだといかわっぱ弁当とか名物はあるんですが、イカ自体がそんなに好きじゃないので・・・)
しかも、これだけにとどまらず、東室蘭のあたりで、今度はおなかの調子が悪くなってしまいました・・・なんなんだ・・・いったい(滅)。おなかの方はトイレに駆け込んで事なきを得たものの、今回もただでは終わりそうにありません。
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駒ヶ岳(で良かったよね・・・?)
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「北斗」に乗車中に良さそうな風景を撮ってみました。
大沼のあたりでこの風景を見たとき、ようやく北海道に来たなぁ・・・という実感がわきました。
こういう風景って北海道ならではですよねぇ。
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トウモロコシ畑
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函館本線、室蘭本線、千歳線と渡り歩く「北斗」に乗っていて車窓から見えていたのはトウモロコシ畑と牧草地と原生林でした。
比較的大きな駅の周辺以外ではこの3点のいずれかが車窓から眺められました。しかも規模が違う。私が知っている地域ではありえない広さを誇るのだから・・・だいたいトウモロコシ畑がここまで続くのは初めて見ました。
雄大・・・とはまさに北海道のことです(なんかヨーロッパ的な印象を受けたりもしますが・・・)。
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逆行ニモメゲズ
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札幌に到着したのは17時頃でした。太陽はだいぶ西に傾いていました。北海道に初めて来たので、来る車両すべてがネタなわけで、休むまもなく撮影・・・でした。
しかし、駅撮りもしなければならないので、とりあえず、お隣の苗穂駅に行きました。苗穂につくとホームとホームの間にキハ183系の基本番台車が停車していました。とりあえず撮っておくか・・・と思ったんですが、モロに逆光。
それでもめげずに(逆光を無視したとも言う)一枚撮りました。逆光とかそういうレベルではなく、太陽を撮っています・・・(汗)開き直って夕日撮影に適した設定に変えています・・・。私の予想通り、中途半端にシルエットになっています(爆)。でもちょっとお気に入り。
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今日のお宿 「札幌東急INN」
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去年の夏の教訓(「目指せ日本全国制覇!」の第2回参照)はいずこへ・・・。苗穂から札幌に戻った後、さすがに荷物が重たいのに嫌気がさし、ホテルに行くことにしたのですが、例によって場所調べるのを忘れていた・・・(学習という言葉がここまで無意味な人間もそうはいない)
予約メール印刷したんだけれど、住所しか書かれてない上にこの住所がどこかわからないとくる。そして、よせばいいのに、とりあえず確か大通の方だったな・・・などと勝手に当たりをつけて地下鉄に乗ったはいいんだけど、大通りについてみたら、実はもう一駅先(すすきの)だったことが判明し、余計な出費が発生することに・・・。
というわけで、なんとかやってまいりました「札幌東急INN」。ビジネスホテルという印象が大変強いこの系列のホテルですが、ここの場合は、シティーホテル並です。
というか、立地条件は抜群・・・。
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ラーメン横丁
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チェックイン後、夕食は外で食べることにしたのですが、せっかくなので札幌ラーメンを食べなきゃ・・・ということで、ラーメン横丁に行ってきました。ホテルからは徒歩で3分くらいでした。すすきのの駅からでも2分くらいで行けます。
風俗店がちとうざったいかな・・・という気もしますが。
なんか、普通の通りなのかな・・・と思っていたら、狭い小道にラーメン屋さんがひたすら並んでいるという感じでした。まだ、どの店も開店時間になったばかりの頃だったので、人がぜんぜん見当たりませんでした。
この写真は国道36号線方面から撮影しています。
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ラーメン横丁 「一粒庵」
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通りを3往復くらいして入ったのが、この「一粒庵」というラーメン屋さん。なんといっても最も雰囲気が良さそうだったのが決手。だって、どの店も初めてだから味なんてわかんないし。
店自体は小ぢんまりしていて、全部で7席しかありませんでした。さすがにラーメン横丁にあるだけあって味は保証します(私の味覚を信用できるならば)。この通りが賑やかになるのは多分午後8時以降ではないでしょうか。
私は食事も済んだし、ホテルに戻って旅行記を書かなきゃいけません。でも今日はもう眠たいので、これにて了。
おやすみなさい。明日は網走に行きます。
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