世界各地域史・中国の歴史
第7回 華開く南北朝文化
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○華やかな南朝文化の裏で・・? |
また、実用書でも地理の本である『水経注』、農業技術の本『齊民要術』、医学の本『傷寒論』が書かれ、人々の生活に貢献します。このように、南朝の六朝文化は非常に優れたものでした。
ところが、そんな文化の裏では魏代末より南朝にかけて麻薬「五石散」が文化人・貴族の間で大ヒットします。これは疲労回復と気分高揚の効果があり一方で毒性があります。そのため、「行散(あんさん)」とよばれる散歩が必要で、町中で多数の知識人が徘徊する姿が見られたそうです。ちなみにこの五石散を飲めば仙人になるとも信じられていて、皇帝でも飲んだとか。名君でも飲む人がいて、皆早死にしています。
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○北朝と宗教 |
また、寇謙之によって、古くからの民間信仰と仙人や不老不死の神仙思想が結びついた、道教が成立します。現世利益を願うこの教え、その後長い間、儒教と共に中国の一般の人々に根付きました。
当初、この仏教と道教は仲が悪い。北魏第3代皇帝太武帝の時に、漢人宰相の崔浩は道教が好きで、仏教が嫌いで弾圧します。しかし、太武帝は死ぬと仏教は盛り返します。
ちなみにこの崔浩、北魏の華北統一の立て役者で、北魏で歴史書を書きますが、これが鮮卑族を侮辱する歴史書でした。崔浩は処刑され、例の孝文帝即位まで、漢人はあまり登用されなくなります。まあ、余談。