(21)サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂


 最初に向かったのは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)。教会の名前は、花の(聖母)マリアという意味で、フィレンツェ観光といえば、まさにココ。外観の装飾の細かさには、ただただ驚くしかありません。赤、白、緑の3色の大理石で、幾何学的に装飾されています。

 アルノフォ・ディ・カンピオによる設計で、建設が始まったのが1296年という古さ。そして、聖堂部分が完成したのは1413年。さらに写真右は画家で建築家のジョットの手によるジョットの鐘楼で、1339年に着工し、彼が亡くなった後の1359年に完成しました。高さは85m。

 さらに、赤褐色の大円蓋が完成したのが1436年で、そしてこの正面部分が完成したのが、1887年。長い長い年月をかけて、少しずつ造られていき、このような立派な大聖堂になったのですね。

 手前には11世紀〜12世紀に建てられた洗礼堂があります。八角形の形状が特徴的で、ビサンティン様式。フィレンツェの守護聖人である聖ジョバンニ(洗礼者ヨハネ)に捧げられたもので、ダンテをはじめ、多くのフィレンツェの人々がここで洗礼を受けています。・・・11世紀の建築ですか、いやはや。
 さて、大聖堂(ドゥオーモ)の内部に入っていきます。外観の壮麗さとは裏腹に、こちらは意外と落ち着いた雰囲気。しかし、3万人も収容できるというのですから、凄いものです。

 天井には画家ヴァザーリによる「最後の審判」が描かれており、見所の1つになっています。

 内部を一通り見て、別の場所から外観を撮影。屋上に行くこともできるのですが、あまりにも人が多すぎたので断念。
 その代わり、こちらのジョットの鐘楼へ上ります。

 大聖堂(ドゥオーモ)の天井が良く見えます。大聖堂を堪能したければ、ジョットの鐘楼を登った方が良さそうですね。

 こちらはフィレンツェの西部を撮影。写真中央やや左側の広場は、共和国広場。

 こちらはフィレンツェ東部。

 こちらはフィレンツェ北部で、左上がフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅。そして、中央に見える大きな建物が、サン・ロレンツォ聖堂。1442年、ブルネッレスキの設計により着工が開始された、メディチ家の聖堂です。後ほど改めて紹介しますが、最終的にはミケランジェロに設計が引き継がれ、最終的に完成したのは何と1962年。

 「君主の礼拝堂」の円蓋がよく目立ちますね。

 こちらはフィレンツェの南東方向。左上の教会は、サンタ・クローチェ教会。

 こちらはフィレンツェの南方向。後ほど紹介しますが、ヴェッキオ宮が目立ちます。

 そして、フィレンツェの南方向を撮影します。

 ちなみに大聖堂の頂上は、この人だかりでした。さて、それでは次の場所へ向かいましょう。


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