(23)12月31日:ヴェッキオ宮とウフィッツィ美術館周辺

 続いて、ドゥオーモから南側へ。こちらはバルジェッロ国立博物館で、中世には執政長官の館として使われ、次いでトスカーナ大公国時代には警察本部として使われた由緒ある建物です。内部にはミケランジェロやドナテッロの作品が多数展示されているそうですが、拝観は省略しました。

 この建物はなんだったか。立派な建物が多いですが、ガイドブックに載っていないもの多数・・・。

 付近の風景を撮影。左に見える搭は、バティア・フィオレンティーナ教会のもの。

 こちらはフィレンツェを代表する観光名所の1つで、シニョリーア広場に面して建つ、ヴェッキオ宮。1259年に着工され、1314年に完成したフィレンツェの政庁で、現在もフィレンツェ市庁舎として使われています。なお名称は古い宮という意味で、メディチ家当主のトスカーナ大公コジモ1世(1519〜74年)が、ピッティ宮殿へ移るまでここを住居していたことによります。

 1563年にはコジモ1世が、息子のフランチェスコ1世とオーストリア大公の娘との結婚を2年後に控え、メディチ家の威光を示すべく大改築を実施しています。内部は共和政時代に500人の市民会議が開かれた「500人広場」や、「フランチェスコ1世の仕事部屋」など、様々な見所があります。・・・が、時間の都合で見学は断念。

 ヴェッキオ宮の前にあるランツィのロッジア。1382年に建てられたもので、巨大なアーチが目を引きます。非常に開放された雰囲気の何とも不思議な外観ですが、ここはシニョリーア広場で行われる市民集会が雨でも続けられるように建てられたものです。

 現在は「ペルセウス」「サビニの女たちの略奪」「ポリュクセネーの陵辱」をはじめ、様々な名彫刻が展示されています。

 広場にはコジモ1世の彫像が誇らしげに展示されていました。フィレンツェを語る上で、欠くことのできない人物です。

 続いて南に隣接するウフィッツィ美術館。元々は1560年、コジモ1世が建築家のヴァザーリに設計させたメディチ家の事務局(ウフィッツィ、英語ではオフィス)として建てられたもので、トスカーナ公国の全行政機関を1箇所に集約することを目的にしていました。
 ここには名画として名高いボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」「春」などが展示されていますが、残念ながらこれも省略。何で次々と名所を省略しているのかというと、この先に日が高いうちに見たい風景があったから。後ほど、御紹介しましょう。

 ちなみに、中庭には様々な芸術家や科学者達の彫像が飾られていました。こちらは叙事詩『神曲』でお馴染みの、ダンテ・アリギエーリ(1265〜1321年)。

 こちらはガリレオ・ガリレイ。

 ウフィツィ美術館の全景はこんな感じです。

 アルノ川の対岸から、正面を撮影。この対岸に渡る橋が、有名なヴェッキオ橋。次のページで御紹介しましょう。