10.EU議会、EU委員会、そしてEU本部へ

 王宮などの東側は新市街で、現代的なビルが建ち並んでいます。何やら不思議な像もありますが・・・。

 さらに東へ進み、何やら歴史的な建造物とガラス張りのビルが見えてきました。歴史的建造物のほうは、シューマン駅の旧駅舎。どうやら、つい最近に鉄道が地下化され、駅舎だけが保存されたようです。

 そして、後ろはEUの建物。うむ、これまでの旧市街の建物とはまったく異なる現代的なビル。

 さらにその奥が、欧州議会です。ブリュッセルに来たからには、ぜひヨーロッパ連合の中枢を見ておきたかったので、非常に感動しました。大きいですねえ!

 さらに少し北に行くとある十字架のような形の建物が、ベルレモン・ビルと呼ばれる欧州委員会の本部ビルです。欧州委員会は、法案の提出、決定事項の実施、基本条約の支持、日常のEUの運営などを担当しています。ちなみに撮影当時、写真右手のように2014年からのラトヴィアのユーロ導入が大きくPRされていました。

 その向かい側にあるのが、EUの政策決定機関である欧州連合理事会や、EU加盟国の国家元首または政府の長などで構成される欧州理事会があるユストゥス・リプシウスという建物。

 2つの建物の位置関係。

 振り返るとそこには、ロベール・シューマン(1866〜1963年)の胸像が。ルクセンブルク出身、ドイツ育ちのフランスの首相・外相という、なかなか日本では考えられない経歴の政治家ですが、そうしたこともあって、戦後はドイツとフランスの和解に努め、外務大臣時代には、ジャン・モネの計画を採用し、ドイツに石炭と鉄鋼業を共同で運営することを要請(シューマン宣言)。これが、欧州石炭鉄鋼共同体の基礎になり、やがて欧州連合に発展しました。

 シューマンの胸像の奥に広がるのが、1880年に万国博覧会会場跡地に設置されたサンカントネール公園。凱旋門を中心に右手がサンカントネール博物館、左手が王立軍事博物館です。サンカントネール博物館は、4つの部門に別れ、第1部門がエジプト、ギリシャ、ローマの古代文明展示、第2部門がインド、東南アジア、中国、アメリカ、ボリネシアの展示、第3部門がベルギーの考古学、第4部門がヨーロッパの装飾芸術という展示。

 ・・・気になる、すっごく気になる・・・のですが、時間の都合を考えると、王立軍事博物館との二者択一。

 しかし王立軍事博物館は今回の旅行の主目的の1つですので、これを外す選択肢はありませんでした。

 それでは、入口へ向かうために凱旋門をくぐります。自動車と比較していただくと、その大きさがよく解ると思います。