10.リラウ広場・鄭家屋敷

 さらにマカオを南下する所長と味野源次の2人。続いてやってきたのが、リラウ広場です。
 ここはポルトガル人がマカオにやってきた頃の初期、ペンニャの丘から湧き出る貴重な天然の泉があることから、定住地として選んだ場所。当時の建物があるわけではありませんが、現在でも中国風とは異なる色鮮やかな南欧風の街並みがわずかに残り、当時の街の記憶を今に継承しています。
 そして少し歩くと鄭家屋敷(・・・だと思います。スミマセン)。
 残念ながら修復中のため内部には入れませんでしたが、19世紀の文豪・鄭観應・・・の父親によって1881年に建てられた広大な屋敷跡だそうです。マカオの古建築の中では比較的中国風のデザインですが、それでもインドや西洋のデザインを取り入れているそうです。