韓国の鉄道ダイジェスト版2


○解説

 2008年11月、「100年に1度」の金融危機でウォンが暴落する中、ある意味チャンスとばかりに韓国に行ってまいりました。
 
 といっても、ほとんど観光らしき観光はしておらず、したとしても既に掲載されている場所ばかり。ということで、研究所で今まで掲載されていなかった鉄道をメインとして原稿とさせていただきます。

 なお、韓国は基本的に鉄道は「軍事施設」の扱い。最近はだいぶ緩くなってきたようですが、何かあってからでは遅いので、地下での撮影は自粛し、地上でのみ撮影を行いました。従って、ソウル5号線など全線地下の地下鉄の画像はありません。
 
 まったく何も観光画像が無いのもアレですので、まずはNソウルタワーにて撮影したソウルの夜景をお送りします。 (本文&撮影:ネオン)

1.ソウルの地下鉄


左が4号線、右が1号線の並び。(衿井駅) 構図が苦しすぎ・・・。
ソウルの地下鉄は、韓国鉄道公社、ソウルメトロ(1〜4号線)、ソウル特別市鉄道公社(5〜8号線)の3事業者が運転しております。東京メトロと都営地下鉄みたいなものですが、運賃は通しで計算されます。
 日程の関係ですべては撮れませんでしたし、全線地下で撮影が困難な地下鉄もありますので、撮れたもののみ掲載です。
 地下鉄路線図を閲覧したい方は、http://www.smrt.co.kr/japanese/cyberstation_smrt/cyberstation.jsp をどうぞ。
 数が多いので、画像は小さくなりますがどんどんいきまっせ〜!
1号線
 1号線は、韓国鉄道公社と共通運用。1000系車両ですが、この塗装はなかなか見られません。(衿井駅)
2号線
 2号線は、いろんな種類の車両がやってきます。これは、1000系の亜種。(形式番号的には2000系か?)西武6000系に似ているという話も・・・。(九老デジタル団地駅)
2号線
 こちらは2000系。ちょっとレトロな雰囲気ですね。なお、新2000系というのもありますが、お目にかかることができず・・・。(九老デジタル団地駅)
2号線
 こちらは3000系です。(九老デジタル団地駅)
3号線
 上記3000系の色違いです。(玉水駅)
4号線
 見た目は1000系の色違いですが、4000系というらしい。解らん・・・。(衿井駅)
4号線(直通車両)
 韓国鉄道公社の色違い車両です。5000系というらしいが・・。(衿井駅)
7号線
 7000系車両。この路線は市の中心部を通らないうえ、ほとんど地下なので撮りにくいです。(トゥクソム遊園地駅)
おまけその1
 トップ画像の夜景を撮影した、Nソウルタワーです。
おまけその2
 2008年2月に放火により損壊してしまった南大門ですが、2008/11現在、復元に向けて着々と工事が進行しておりました。現在は完工しています。

2.釜山の地下鉄

 釜山の地下鉄は、釜山交通公社が1〜3号線の3路線を運営しております。郊外のバスターミナルや海雲台に行くのに非常に便利です。

1号線
 こちらの1号線も、1000系車両というようです。(釜山大学駅)
2号線
 こちらは2000系。なかなか明るいデザインで好感が持てます。(金谷駅)
3号線
 こちらは3000系。まだ4両編成と短いですが、これからの発展に期待されます。(亀浦駅)
おまけ
 釜山タワーから撮影した釜山港の夜景。何か、鉄道と夜景ばっかり撮ってるような・・・。

3.大邱の地下鉄

 大邱の地下鉄は、大邱広域市地下鉄公社が1〜2号線の2路線を運営しております。地上に出るのは2号線の終点ムニャン駅のみという、非常に撮りにくい路線です。
 2003年2月に起きた放火事件では192名もの犠牲者を出し、日本の地下鉄でも改めて防災管理の見直しが行われたことは記憶に新しい。
2号線
 2000系車両。なかなか愛嬌のある顔をしています。
(ムニャン駅)
車内の様子
 乗客が誰もいなかったので大胆にも車内撮影を敢行! 日本の通勤列車に似ていますが、椅子が分かれているところが特徴的です。  

 韓国にはほかにも地下鉄のある都市はありますが、日程も限られていましたし、地下区間など制約もありますので、それらは今後の課題ということで。まだまだ知らない韓国の鉄道、今後も注目です。

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