水島臨海鉄道キハ20形


一時は全てオリジナル塗装だったが、現在は国鉄色も活躍。
(写真:球場前〜倉敷市/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1957(昭和32)年/水島臨海鉄道デビュー年:1986(昭和61)年
元運用区間:水島本線

●国鉄色も活躍する、懐かしの気動車

 国鉄、JR車両としての活躍については、国鉄・JRキハ20形のページを参照。
 水島臨海鉄道のキハ20形は、1986(昭和61)〜1991(平成3)年にかけて国鉄、JRから購入したもので、12両が入線。それまで活躍していたキハ35形(もと国鉄キハ10形)を置き換え、また冷房化とトイレの撤去工事が実施された。

 その後は廃車や他社への譲渡が進んだ結果、4両が長らく活躍。2003(平成15)年からは、オリジナル塗装2両と国鉄色2両の体制で平日の朝夕ラッシュ時を中心に運用されていたが、2014(平成26)年5月12日からはJR東日本から導入したキハ37形、キハ38形などに運用を譲り、定期運用から離脱。イベント時などの運行となった。

 2017(平成29)年3月19日のイベントを以て完全引退し、本線上を走行することはなくなったが、キハ205が倉敷貨物ターミナルに残されている。2022(令和4)年3月にはクラウドファウンディングで集めた資金を元に再塗装と整備を行っている。

●バリエーション


水島臨海鉄道オリジナル色。
(写真:三菱自工前〜水島/撮影:リン)

長らく部品取り用として残存していたJR四国色のキハ20形。
(写真:倉敷貨物ターミナル駅/撮影:裏辺金好)

●車内の様子


(撮影:リン)

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