それでは、広島電鉄のメインルートである本線(市内線)〜宮島線を紹介していきましょう。
広島駅を出発した電車は、西に進むべきところ、構造上大きく東に旋回します。このため時間が余計にかかるため、旋回しないよう真っ直ぐ路線を建設しようという計画が昔からありますが、未だに実現されていません。そして、的場町で5系統(比治山線)の電車と分かれます。
5系統(比治山線)は、広島現代美術館や日本初の漫画図書館がある比治山を通って、宇品線と合流し、
広島港にまで行く路線。宇品地区の人が広島駅に出たい場合には、これを使うのが便利ですね。
そして、
胡町あたりで広島市の中心部へ。また、ここにある跨線橋から撮影する路面電車の風景は、よく旅行ガイドなどで紹介されます。まさに、路面電車を撮影するための場所(?)。そして直ぐ隣の
八丁堀では短い路線である
9系統・白島線(はくしません)と接続。基本的に直通運転はありません。また、福屋百貨店、三越などのデパートがあり、本格的な商業ゾーンへ。
そして、紙屋町東、紙屋町西へ。
「そごう」前の交差点でT字形の路線配置を目にします。これは、広島港から来た電車が、宮島口にも広島駅にも行けるように配置されたものです。
次の原爆ドーム前は、広島カープの本拠地、広島市民球場の最寄りでもあります。建て替えが叫ばれながら、長らく古いままでしたが、いよいよ新球場がJR広島駅近くにオープン。そうなると市民球場は役割を終えることになり、このあたりの雰囲気もまた変わっていくことになるでしょう。
さて、旧太田川を渡り十日市町で
8系統(横川線・江波線)と合流。
横川線は、北方向に向かい、JR横川駅と接続する路線です。
次の土橋で早速横川線、さらに事実上、その延長線にある江波線と別れます。また、大通りをのびのびと走っていた本線の路面電車は、ここからしばらく非常に狭い区間を走ります。
天満川をわたり大通りへ再び。
そして、
広電西広島へ到着。JR西広島駅とは隣接しているようで、微妙に距離があります。
なお、広電西広島駅は以前、宮島線が西広島を、市内線が己斐(こい)と、同じ駅なのに2つの名前を名乗っていました。それが駅構内大改造に合わせて現在は名称統一されています。
さて、ここより専用軌道。道路上でなく、きちんとした鉄道専用線を走ります。さらに、150円均一運賃区間もここまでで、以後は普通の鉄道と同様、距離に応じて運賃が変わっていきます。例として広島駅〜広電宮島口は270円です(広電西広島〜広電宮島口なら210円)。
そして車両はスピードを大幅にアップし快調に走行。
横にはJR西日本の線路が見えたり見えなくなったり・・・。その中で、
商工センター入口駅は
JR新井口駅と併設されています。ここの地域はニュータウンとも言える場所で、大型商業施設アルパーク(デパートの天満屋、ヤマダ電器などを併設)を核に住宅が展開するきわめて過ごしやすい場所です。新幹線のある広島駅にはJR在来線であっという間ですしね。
そして五日市駅/広電五日市駅などでJR線とくっついたり離れたりしながら、
宮島口駅に到着します。
宮島には、ここから広島電鉄のグループ会社、宮島松大観光汽船に乗らなくてはなりません・・・・と、それは広島電鉄のうたい文句。実は、広電宮島駅前の向かい側にはJR宮島口駅があり、さらに宮島にはJRも連絡船を出しています。青函連絡船や宇高連絡船(高松と岡山(宇野)を結ぶ)無き今、JR唯一の連絡船です。