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日本の旅 第80回 江ノ島電鉄&龍口寺・満福寺〜神奈川県鎌倉市
何となく江ノ島電鉄に乗りたくなったので、ちょいと出かけてみました。普段だったら撮影から半年以上かかって掲載することもある日本の旅ですが、今回は撮影の翌日にアップしちゃうぞ! なお、文字数の関係で上のタイトルは鎌倉市としましたが、龍口寺は藤沢市です。
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このお寺は奈良時代、関東に悪い病気が流行していたため、聖武天皇によって「病気を排除して欲しい」と命令された行基という歴史の教科書でも有名なお坊さんが鎌倉にやってきて、この景色の美しい場所で祈りを捧げたところ不思議と病気が治まったことを記念して、建てたのが始まりだとか。 1185(元暦2)年には、平家を滅ぼし凱旋した源義経が、兄の源頼朝に「俺の命令を聞かなかったので許さん!」という理由で鎌倉入りを拒まれ、この場所に留まります。そして腰越状と呼ばれる弁明書を書いたものの頼朝には無視され、逆に追われる身となったという事件があった場所です。 現在、このお寺には義経が手を洗ったといわれる井戸、弁慶の腰掛石、腰越状の下書きと実物大の版木、それから弁慶の椀・錫杖、義経絵巻襖絵があります。大河ドラマで観光客もUP? 公式HPはhttp://www10.ocn.ne.jp/~mnpk/ |
![]() 満福寺山門&鐘楼
それぞれ、江戸時代後期・末期の建築。手前に映っている踏切は、もちろん江ノ島電鉄。 |
![]() 弁慶の腰掛石
そのまんま。 |
![]() 満福寺七里ケ浜霊園トンネル
ちょっと凄いのがこれ。 霊園へ行くトンネルですが、まさに極楽浄土です(笑)。 |
5.江ノ島海岸を見る |
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さてさて、ホントちょっとした散歩だったので今回はこのぐらいになりますが、海が見たくなったのでもう少しだけ歩きます。ご覧ください、見事な青で素晴らしいじゃございませんか。
かなり大きい波もどんどん打ち付けています。 ・・・と、その波を逃すまいと、サーファーの人達が寒い中ご苦労様にも楽しくサーフィンをされております。うう、震えが・・・。しかし、楽しそうです。 このサーフィン生活をするべく、沿線に自宅を購入し、出勤前に波に乗って・・・という人もいらっしゃるようで、お羨ましい。 さて、鎌倉高校前から再び藤沢方面へ戻ります。 駅に着いたところ、直ぐに電車が・・・慌てて飛び乗り、車内精算。その時にもらった乗車券が、JRのような味気ない物でなく、左写真のような面白い物でした。地元の人の足としても貴重な路線ですが、やはり観光路線としての性格も強いですね。 んで、今回はパスしましたが鎌倉市腰越には以下の見所が。 小動神社本殿 1819(文政2)年築 鎌倉市腰越2-8-12 法源寺経一殿 江戸末期築 鎌倉市腰越5-1-17 浄泉寺山門 江戸後期築 鎌倉市腰越2-10-7 宝善院 山門 江戸中期築 鎌倉市腰越5-13-17 もちろん、鎌倉市には探せばもう膨大な量の歴史的な建物が現存しています。それから藤沢市でも 新林公園旧小池家住宅主屋 江戸末期築 藤沢市川名411-1 旧近藤邸主屋 1925(大正14年)築 藤沢市鵠沼東8-1 また撮影の際には、追加していくことにしましょう。それでは。 ○関連ページ 日本の旅 第15回 一般向けの鎌倉市の旅 日本の旅 第17回 少しマニアックな鎌倉の旅 |