京成電鉄モハ200形
       Keisei Electric Railway Type Moha200

宗吾車両基地に保存されているモハ200形204号。「青電」の代表車両である。
(写真:宗吾車両基地/撮影:与太郎)
●基本データ
デビュー年:1931(昭和6)年
元、運行区間:京成本線、押上線、新京成線など

●戦前・戦後の混乱期を乗り切った京成の「青電」代表車両
 京成本線の青砥〜日暮里間の開業に備えて登場した通勤形車両。登場時は緑地に白帯という塗色だったが、後に「青電」と呼ばれるダークグリーンとライトグリーンの塗装に改められた。窓と出入り扉が左右非対称という特徴的な点から京成スタイルとも呼ばれた。

 1965(昭和40)年に更新工事が行われ、その際に車体も新製、主電動機も130KWにアップされ宗吾車両基地に保存されている姿となった。

 その後、新型車の増備により京成電鉄からは引退、10両中9両は1976(昭和51)から新京成電鉄に籍を移し1990(平成2)年まで活躍した。現在ではモハ200形204号が京成電鉄の宗吾車両基地に保存されている。