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○9月29日(金)
 先週の旅行、本当は旅行記としてまとめたいところですが、なかなか時間が取れないので小出しでごめんなさい。
 今回紹介するのは、こちら富山ライトレール富山港線。かつてのJR富山港線を路面電車化したもので、富山駅北〜奥田中学校前は道路との併用軌道として新たに整備されています。

 車両や駅停留所のデザインを良く考えて作られており、新時代の路面電車を強く印象付けています。
 ちなみに、夕方に乗りましたが、15分間隔と高頻度であるにもかかわらず、超満員。
 開業フィーバーはだいぶ終わっていると思われるだけに、これは凄い・・・と思います。

 こちらは石川県金沢市の石川近代文学館。
 金沢城の近くにある立派な近代建築で、1891(明治24年)に旧制第4高等中学校の本館として建てられたもの。見事な赤レンガ建築だと思いませんか? ・・・というわけで、重要文化財に指定されています。

○9月24日(日)
 JR北陸本線で急行「くずりゅう」がリバイバル運転される、というイベントをダシに23日&24日、敦賀市、金沢市、高岡市、富山市をめぐる壮大な北陸各県の旅に出かけてまいりました。藤沢を起点に、東海道本線→東海道新幹線→北陸本線→氷見線→万葉線→北陸本線→富山ライトレール富山港線→北陸本線→(長岡乗換え)上越新幹線→東海道本線・・・という行程です。

 鉄道だけならともかく、史跡めぐりも充実させてしまったことから、さすがにかなり疲れましたので、本日は万葉線の車両基地で撮った写真から1枚だけ。裏辺研究所トップページには、敦賀市で撮影した「気比の松原」を掲載しております。砂浜が物凄く綺麗で、波の音も心和み、非常にお勧めです。

○9月16日(土)
 さあ、三連休初日だ! というわけで、朝5時におきて洗濯など家事を済ませて、行動開始。
 湘南新宿ラインに乗り込み、大宮駅までやってきました。東海道線藤沢駅から、眠っていれば到着するのですから、湘南新宿ライン、実にありがたい存在です。というわけで、さっそくまずは特急「日光」から。

 続きまして、本日のメインディナー(早っ!)。特急「あいづ」でございます。
 これが撮りたくて、わざわざここまでやってまいりました。出来れば、このまま会津若松へ行きたいところですが、来週に旅行の予定を入れておりますので、今回はお休み。それにしても、入選してきたときは一瞬、JR九州の485系かと錯覚しました。

 さて、それで帰ろうかと思ったら鉄道ファンが減る気配なし。むしろどんどん増えてくる??
 何がくるのかと思いきや、大人気のEF58と、引退が間近なジョイフルトレイン「浪漫」。1人、「腕をどけろ〜!」と叫んでるバカ鉄道マニアがいましたが、あせらなくてもこのぐらいの写真は撮れます。だいたい、小学生や中学生が携帯電話のカメラで至近距離で撮影をしようとする時代、駅で綺麗に撮れればラッキー、ぐらいの心構えでいたいですね。

 と、ここでデューク所員と合流。再び湘南新宿ラインに乗って新川崎駅へ。そして歩いてJR南武線の鹿島田駅へ行きます。
 さらに列車に揺られて向かった先は、武蔵中原駅でした。


 実は本日、南武線の中原電車区一般公開だったのです。
 南武線を走る様々な205系と、209系が一堂に並びます。派手さはないですけど、全バリエーション並べられると、それなりに壮観というか、コレクションがコンプリートしたような気分というか・・・。


 続いて、しばらく歩いてバスに乗りこみ元住吉へ。ハンバーグが絶品の「ゆうき亭」で昼食をとります。・・・素晴らしい味付け。食べながら話題に上った、旅行先での、所長の貧相な食事の数々に、デューク所員は呆れまくっていましたが・・・。
 そして、いよいよ高架化工事が終盤戦へと突入する、東急電鉄の元住吉駅で記念に撮影をします。

 さらに、自由が丘駅で東急8000系を撮影。

 ここで大井町線へ乗り換え、緑ヶ丘駅で撮影タイム(写真は8590系)。
 気がつきませんでしたが、どうも大井町線の車両は全般的にオリジナルの前面帯に変更になっているようです。やってくる列車の半分以上が、上写真のようなグラデーションの帯に。なかなか似合っているし、明るくていい雰囲気ですね。


 こちらは8500系。

 一方、こちら8090系は従来の帯のまま。むむむ、グラデーション帯ばかり見ていると、何か安心感が・・・(笑)。

 さて、大井町でデューク所員と別れ、JR中央線 日野駅への帰路に着きますが、中野駅で東葉高速鉄道1000形を撮影。後継車両である2000形への置き換えが進んでいますが、まだ見られるようですね。いずれにせよ、目の前にいるのだから撮影です。

 それで帰ればよかったのに、突然、取り壊し目前のJR国立駅が気になって下車。
 ちょっと並木も入れて、撮影してみます。なかなかの雰囲気にはなったと思いますが、車が多すぎ。あと、背後にそびえ立つビルやマンションの圧迫感はすごい。これら、ぎりぎり国立市内の建物のはずですが(違ってたらごめんなさい)、高さ制限はかけられなかったのでしょうか。それでも、デザインは悪くないのが不幸中の幸いかもしれません。これが、消費者金融広告がべたべた貼られたビルだと・・・。

 ちなみに、なにやら仮駅舎らしき物も建築中。

 さて、今度こそそれで帰ればいいのに国分寺市の「国分寺ひかりプラザ」へ。
 ここには、昭和44年に製造された新幹線の高速試験車両
950形が保存されています。車番は951−1で、2両編成を組んだ、相棒の951−2は向かい側に立つ鉄道総合研究所内で保存されています。試験車両ながら、今や貴重な0系新幹線オリジナル塗装ですね。なんだか、懐かしい気分になりましたよ。

 んで、鉄道総合研究所の入り口には、国鉄リニアモーターカー試作車 ML-100 が保存。

 さらに、山梨リニア実験線用車体の実物モックアップも設置されています。

 それで、今度こそいい加減に帰ればいいのに、なんと鉄道総合研究所の西に向かって歩いていると、同施設への引込み線跡を発見。さらに、鉄道総合研究所から延びる線路の終端には、こんな車両がありました。ワイドカー、というものらしいのですが、E231系車体の試作・・・でしょうか。


 側面はこんな感じです。

 さらに951−2も発見(写真は撮りづらいですが)。

 最後になりますが、どうしても気になるのがこれ。
 自転車の後方に映っています、新幹線(ミニ新幹線?)
。果たして、何の車両なのでしょうか・・・。ちなみにこのほか、車庫内などに「お宝」が結構眠っている雰囲気でした。


○9月15日(金)
 帰宅すると、ムスタファ顧問より写真がたっぷりと入ったDVDが到着。
 モロッコ、トルコ、中国、桐生、大津・京都などなど・・・。残念ながら、どれがどこの写真やら良く解りませんが、とりあえずモロッコらしき写真より1枚。・・・素晴らしい。解説をきちんとつけて、読者の皆様に紹介できないのが残念です。

○9月9日(土)
 八王子へ行こうと、JR中央線の日野駅で電車を待っていたら電光掲示板に「回送」の文字が。
 何だろうと思っていましたら、なんと中央・総武線のE231系でございました。よく、豊田電車区に1編成が常駐状態ですが、それが動いたということでしょうか。E233系に関連したものなのか、普段どおりの運用なのか、気になるところです。

 もう一枚。
 これからの中央線は、こんな感じのステンレス車両ばかりになっていくのでしょう。ちょっと残念・・・。


 ちなみに本日の目的はこちら。機動戦士ガンダムなどのキャラクターデザインで有名な、安彦良和氏の原画展。
 八王子市の八王子夢美術館で開催中です。実にすばらしかった。
 安彦氏はガンダムばかりが注目されていますが、他の作品にも素晴らしいものが多いので、1つでも多く読んでみたいと思います。
 というか、そう思わせる展示内容でした。

 ガンダムもいいんだけど、歴史物が素晴らしいんですよねえ・・・。

○9月8日(金)
 本日は「また」仕事を休んで(夏休みを分割してとっているわけです)、家族と馬藤所員と共に「世界最大の恐竜博2006」へ行ってまいりました。・・・と、その会場にたどり着く前に、ちょっと寄り道。ディズニーランドには行きませんが、その周りを1周するディズニーリゾートラインに初乗車。窓の形は面白いし、内装も凝っていてなかなかよかったですぜ。

 15分ほどで、ネズミーランド・・・じゃない、ディズニーランドとディズニーシーを周ってくれます。とは言え、外周なので、見えるのは多くが駐車場とアトラクションの裏側。それでも、このぐらいは見ることが出来ました。ディズニーシー、行った事ないですけど、なかなか面白そうですね。

 さて、そんなわけで恐竜博。
 注目は、こちら。全長33mのスーパーサウルス。組み立てて展示されているのは模型ではございますが(実物の化石も展示されています)、とにかく大きい・・・。よくまあ、こんなのが地球上を動き回っていたなと、圧倒されます。

 そのほか会場の雰囲気。スーパーサウルス以外にも巨大恐竜から、小型の恐竜、さらにはカメの祖先やわれら哺乳類の祖先まで、様々な化石が展示されています。そのうち、1つ1つ、解説するページを作成できればいいなあ・・・なんて思います。

 化石は化石で面白いですけど、こういう昔の情景を再現したジオラマ(?)も参考になります。
 最近は「恐竜はもっとカラフルだった可能性もある」との説が有力で、これまでのワニのような皮膚から、次第にカラフルになりつつあります。羽毛恐竜も一般的になってきておりますし、今年はレペノマムスなど、当時の哺乳類にも注目が集まっています。


 こちらは昔からの恐竜の代表格、トリケラトプスとティランノサウルス。
 迫力ありますが、スーパーサウルスを見てしまうと、これでも「小型」なんだあなと。
 ところで、最近は英語の発音に少し忠実になったのか、「ティラノサウルス」ではなく、「ティランノサウルス」なんですね。おまけに、ある段階までは羽が生えていたらしいと、次々と頭の中のデータを書き換えなければいけない研究結果が発表されています。

 ほかにも色々と紹介したいですが(ていうか、化石だけで100枚ぐらい写真撮りましたので・・・)、それはまた追々。
 おまけとして、東京駅で撮影したE257系特急「さざなみ」を。
 地下ホームだと、LED方式のトレインマークがよく見えますね。

○9月5日(火)
 本日は仕事を休んで相模鉄道二俣川駅へ。
 神奈川県在住の方ならピーンと来ると思いますが、自動車免許試験場がある場所です。と、いうわけで長らくサボっていましたが、ようやく正式に自動車免許を取得してまいりました。「学科試験落ちるようなことがあれば、会社辞めろ」と上司に脅かされていたこともあり、かなり緊張しましたが・・・。

 さて、実は相模鉄道は初めて乗車するので色々と撮影。
 まずは9000系。1993年1月に登場した車両で、ライト・グレーをベースにした車体と、大型の前面曲面ガラスが印象的。

 続きまして、特に意味も無く星川駅にて撮影。
 こちら、常磐線のE231系・・・では無くて、10000系。しかし、E231系と前面デザイン以外はほぼ同一の設計のため、特に側面上部を見ていると、常磐線の車両にしか見えません(笑)。しかし、このごっつい前面、なかなか好きです。

 こちらは7000系。 1975年9月に登場した車両で、アルミ車体となっているのが特徴。
 う〜ん、行き先よりも大きな前面種別表示、ギリギリまで端っこに寄ったライトなど、随分と変わった形状の車両ですね。側面に到っては、行先の表示が無く、種別しか表示されておりません。

 ・・・むむ、気がつけば相模鉄道車両図鑑になってしまった。
 これをベースに、さっさと書くとしましょう。

○9月2日(土)
 2日、3日と当研究所のムスタファ氏と滋賀県大津市、京都府京都市へ行ってまいりました。
 元々は漠然と京都観光を考えていたのですが、なんとなくJR石山駅で下車してしまったのが運のつき。予想外に見所が多いことを発見し、石山寺や旧東海道の街並み、膳所城跡とその遺構、さらには三井寺(園城寺)、坂本地区の古い街並みと日吉大社など、とにかく歩きまくりました。これにもし、比叡山延暦寺などを訪問していれば、1日では回りきれません。

 京都に隠れてマイナーな大津市ですが、これは是非訪問する価値アリです。
 というわけで、あまりにも紹介すべきものが多すぎて、とりあえず厳選するのも不可能ですが、石山寺東大門を。1190年、源頼朝が寄進した門で、のちに淀君の命によって大改修。重要文化財に指定されています。

 大津市といえば、京阪電鉄大津線(京津線・石山寺本線)の浜大津駅付近が道路との併用軌道になっているのが特徴。特に京津線の車両は、京都市営地下鉄東西線へ直通するため、このように大型の車両が道路上を行きます。

 一方こちら、偶然歩いていて発見した大津事件の現場。
 大津事件とは1891年5月11日、日本を訪問していたロシア帝国の皇太子ニコライ(後のニコライ2世)が、写真上の場所で、警備に当たっていた巡査、津田三蔵に斬り付けられて負傷した事件。これを受けて明治政府は「ロシアに復讐される」と真っ青になり、明治天皇まで京都へ謝罪に行くという情況になりました。

 当然、津田三蔵は死刑だ!!と、政府要人は騒ぎ立てますが、大審院(現在の最高裁判所)院長の児島惟謙は「日本の皇族に対してならともかく(旧刑法116条)、海外の皇族には怪我をさせただけでは死刑に出来ない」と反発。裁判の結果、無期懲役となり、司法の独立は守られた! めでたしめでたし・・・というお話です。もちろん、児島惟謙自身も他人の裁判に口を出し、裁判官の独立を侵害したわけで、何かと問題のある裁判だったわけですが・・・。

 結局、ロシア側も日本に対して友好的で、この事件については不問に付したようです。
 そんなお話の舞台が、まさにここから始まったわけです。

 続いてこちらは、比叡山延暦寺の麓(ふもと)にある日吉大社。
 写真の東本宮楼門は1580年ごろに造られたもので重要文化財。日吉大社は奥に少し見えますように、重要文化財クラスの建物が山ほどあり、とにかく見ごたえがあります。

 こちらは、西本宮拝殿(手前)、本殿(奥)。1586年に造られたもので、本殿は国宝、拝殿は重要文化財。
 静寂な空間に包まれ、非常に趣のある雰囲気です。

 とりあえず、まずはこんなところで。

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