ひたちなか海浜鉄道



●解説

 2008(平成20)年4月1日に、茨城交通湊線を引継いで運行を開始した第三セクター鉄道。茨城交通は1907(明治40)年に設立された湊鉄道をルーツの1つとする私鉄で、1913(大正2)年に勝田〜那珂湊が開業し、1924(大正13)年に磯崎、1928(昭和3)年に阿字ヶ浦へ延伸し全通した。そして戦時中の1944(昭和19)年に茨城県内の鉄道会社が統合されることになり、水浜電車(上水戸〜大洗/路面電車線)、茨城鉄道(赤塚〜御前山)と合併し、茨城交通が発足し、湊線、水浜線、茨城線の3路線を擁することになった。
 しかし1966(昭和41)年に水浜線が廃止、1971(昭和46)年に茨城線が廃止となり、水戸市内から鉄道路線が撤退。残った湊線も乗客の低迷が続き廃止も検討されたが、幸いにも「ひたちなか市」が51%、茨城交通が49%を出資した「ひたちなか海浜鉄道」が運営を引継いでいる。
 新駅の開業などで利用客の増加に成功しているほか、阿字ヶ浦駅〜国営ひたち海浜公園西口付近間の延伸事業が進められている。

 

●車両一覧



▲キハ11形
▲キハ11形(2代目)
▲キハ22形 ▲キハ200形
▲ミキ300形 ▲ケハ600形
▲キハ2000形 ▲キハ3710形
 
▲ケキ100形  

 

↑ PAGE TOP