クラス318 

British Rail Class 318


旧ストラスクライド交通局塗装のクラス318
(撮影:アディングストン駅、Uddingston Station)

●基本データ

デビュー年 1986年
最高速度 145km/h
製造会社 イギリス国鉄鉄道工学部門ヨーク工場
(British Rail Engineering Limited, BREL York)
運行会社 アベリオ・スコットレイル (Abellio ScotRail, ASR)
運行区間 グラスゴー近郊路線クラス320と共通)

アーガイル線(Argyle Line)
●ダルムイア(Dalmuir)〜グラスゴー・セントラル地下ホーム(Glasgow Central Low Level)〜マザーウェル(Motherwell)〜カーステアーズ(Carstairs)
●ダルムイア〜グラスゴー・セントラル地下ホーム〜カンバーノールド(Cumbernauld)
●ダルムイア〜グラスゴー・セントラル地下ホーム〜ラーカル(Larkhall)
●グラスゴー・セントラル(Glasgow Central)〜ラナーク(Lanark)

ノース・クライド線(North Clyde Line)
●バロック(Balloch)〜グラスゴー・クイーン・ストリート(Glasgow Queen Street)〜エアドリー(Airdrie)
●マルゴイ(Milngavie)〜グラスゴー・クイーン・ストリート〜エアドリー
●ヘレンズバラ・セントラル(Helensburgh Central)〜グラスゴー・クイーン・ストリート〜エアドリー
編成詳細

3連x21本


●大成功したマーク3客車を元に開発された通勤・近郊型電車

 1980年代後半に開発された交流対応電車で、マーク3客車の車体を元にデザインされた通称「マーク3ファミリー」の一員。マーク3ファミリーは以前のアルミ製の車体とは異なり鋼製で他にも設計元となったクラス317電車やクラス150気動車が存在する。

導入背景と運用
 スコットランドのクラスゴー周辺のクラス101、107、120、126等の旧型ディーゼル車両を置き換えるべく1986年にイギリス国鉄がヨーク工場で3連x21本を製造。アーガイル線やノース・クライド線などのクラスゴー近郊路線に導入され、以来同じ場で活躍を続けている。性能上3連の編成を4本組んで最大12連で運行できるが、ホームの最大両数が8両なので通常運用では行われない。クラス320とも併結でき、混合編成が運用される事も珍しくない。

 1986年の導入当初はストラスクライド交通局のオレンジと黒の塗装でクラス317/6と同じ全面デザインだったが、1990年代後半にマルーンとクリーム色のコーポレートカラーに塗りなおされた。2005年と2007年の間に第一回目のリニューアル工事が行われ、この際に内装の近代化と車両前面の貫通扉が撤去された。これにより現在のクラス318の姿はクラス150/2に似たようなものとなっている。

 2013年の10月には第二回目のリニューアル工事が施され、主な内容としては塗装がスコットランド塗装に更新された他、蛍光灯のLED灯への取り換え、トイレを身体障害者用にするなどの内装の更新と車体の修理である。2016年中には全編成の改装が完了する予定だ。

クラス318の仕様
 クラス317の3両編成版で、20メートル級の車両3連を一編成としており、架線式交流25kVに対応するためパンタグラフを中間車に設置されている。1M2Tの構成(Tc-M-Tc)で吊りかけ式モーターを搭載。

(解説・撮影:秩父路号、2016年4月更新)

●ギャラリー


元々はクラス317/6のような顔立ちだったが、改造工事を受けて貫通扉が埋め込まれた。
(撮影:アディングストン駅)


全車二等車で車内は基本的に2+3配置。


中間車のパンタグラフ下の座席は天井が低くなっている。


デッキ付近は通路用のスペースを確保するため2+2配置。


中間車にモーターとパンタグラフが備わっていて、制御車は二両とも付随車である。
(撮影:パーティック駅、Partick Station)

●参考文献・ウェブページ

・「Traction Recognition, Third Edition」 (Ian Allan Publishing) ISBN 978-0-7110-3792-2
Scot-rail.co.uk: Class 318
Scot-rail.co.uk: Class 318 Relivery Refurbishment 2013-2016
Wikipedia: British Rail Class 318

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