○12月30日(日)

 本日は変貌著しいJR岡山駅と岡山駅前を散歩。商業施設として大変貌を遂げた岡山駅と、そして駅前に誕生したビックカメラによって人の流れは大きく変わったようです。何しろ、岡山の電器店ってどこも小さいし品揃えも悪かったですからね。ビックカメラが取り立てて凄いわけではないんですけど、岡山においてはかなりの規模です。

 深い意味は有りませんが、岡山の路面電車の写真を。

○12月29日(土)

 まずは実家にある岡山に帰省しまして、岡山市北西部の足守地区へ。ここは、豊臣秀吉の正室北政所(ねね)の兄である播磨姫路城主木下家定が領地を備中に移され、賀陽郡、上房郡内に2万5千石を領したことに始まる足守藩の古い町並み。岡山県には古い町並みが各所に残っていますが、ここもそんな雰囲気を大切にし、維持保存に取り組んでいます。写真はその玄関口となる足守プラザ。ところが、年末年始でお休み。他の建物もみんなそうで、どこも内部には入れず、ひたすら待ち歩き状態になってしまいました。残念!

 備中足守まちなみ館。元商家だった建物で、老朽化が著しいことからもとの姿を維持して改築したものです。

 足守の古い町並み。色々見所ありますが、詳しくはそのうちまた。

 ちなみに足守藩は「陣屋」であり城を持ってはいませんでした。現在、足守藩陣屋跡は堀と公園を残すのみ。

 続いて秀吉の水攻めでおなじみ、備中高松城にも近い場所にある最上稲荷へ。概要はあとで説明するとして、このように随分と昭和レトロなアーケードと門前町を登っていきます。

 直線距離だったらもっと近いのではないか、と思いつつ結構登っていきます。

 そして到着・・・ってなんじゃこりゃ。築地本願寺?

 怪しげなる門の先に、本殿があります。さて、ここは「自称」京都の伏見、愛知の豊川とともに日本三大稲荷に数えられる場所で、天平時代に報恩大師が開いた稲荷です。神仏混合なのが特徴で、僧侶によって奉られています。

 本殿は比較的最近のものですが、1714年築に建てられた旧本殿が奥に移築されて現存しています。なんだか新興宗教みたいな雰囲気の中で、ようやく伝統ある雰囲気を感じられました。

 おまけ。本殿近くの雰囲気。

○12月28日(金)

 本日から再び実家の岡山、さらに父方の実家の広島へ戻るという、2週連続広島詣でになりますが、その前に23日、24日の撮影雑記をようやく掲載。まずは福岡空港から博多駅へ行き、残り僅かになった0系を撮影。

 こちらは500系「のぞみ」。16両編成での運転も近いうちに見納めとなります。迫力あったんですけどね・・・。

 そして今回の目当ての1つである、九州国立博物館へ。太宰府天満宮に隣接している場所に建てられており、常設展しかやっていなかったのですが、かつては海の玄関口だった大宰府、博多にふさわしく、アジア、ヨーロッパとのつながりに関連した展示物が多かったのが特徴的。なかでも元寇のときに、元軍が使用した「てつはう」の実物や、対馬藩が江戸幕府と朝鮮との外交時に「偽造」した外交文書、印章など、実に面白い。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E5%B7%9D%E4%B8%80%E4%BB%B6
 例えば、こういう事件もあったようで。

 九州国立博物館の建築自体も、空間や素材の使い方などが面白いです。

 そして久しぶりに太宰府天満宮を参拝。御願いしたいことは多々ありますが・・・。

 こちらは西日本鉄道の新型通勤電車3000系。

 そしてまたまた行ってまいりました、スヌーピータウン。今回はもちろん福岡店です。結構大きいですね。
 んで新幹線で山口県周南市(旧徳山市)へ移動し、氷川副所長らと盛大に「男祭り」を開催、となります。


 翌日は徳山駅で新幹線を撮影。こちらは700系「ひかりレールスター」。

 徳山駅を通過する500系「のぞみ」。

 私が中学、高校時代を過ごしたときから変わらぬ(・・・ただし内部はカラッポになっていく)徳山駅在来線口。

 駅商店街の様子。こうやって駅周辺を歩いていると、なんだかまだ住んでいるような錯覚を覚えます。本当にもう一度移住したいか?と決断を迫られると微妙ですが、やはり中学、高校時代を過ごしただけに思い入れのある場所です。このあと、中学時代の友人と広島へ遊びに行きましたが、「たまには戻って」と言われてしまい、そういう言葉に弱い所長は、来年は何回か徳山に戻ろうと考えた次第です。まあ、今年も2度目の訪問ですけどね。

 ちなみに西へ行く所長がいれば、今度は中国地方から東北へと所長と入れ替わるように逆方向を訪れたのがリン所員。写真は青森県弘前市などに路線を持つ弘南鉄道の7000形(大鰐線大鰐駅)です。

○12月23日(日)・24日(月)

 今年の旅行は年末の帰省で岡山、広島に帰るぐらいだと思っていたら、中学・高校時代の友人から「遊びにおいで」と誘いを受け、山口県へ(実際に遊んだのは広島市でしたけど・・・週末帰省するやん)。折角なので福岡空港経由とし、太宰府天満宮、九州国立博物館なども見てまいりました。写真はまた掲載しなおします。いやはや今年1年、客観的に見ればアホのほうに日本中飛び回りました。土日旅行、翌日出勤みたいな無茶が出来るのは、いつまででしょうか・・・。

 写真は西日本鉄道8000形(薬院駅)。


 ちなみに23日(日)の夜は、氷川副所長、八十八所員と、周南市(旧徳山市)の周南冬のツリーまつりを見学。題して、徳山漢(おとこ)祭りと銘打って開かれた裏辺研究所による「裏イベント」も良く解らんままに終わりましたとさ。冗談はともかく、徳山市に住んでいた頃には一度も行かなかったイベントでした。まあ、白色LEDとかが一切存在しない、なんか昔懐かしい雰囲気のイルミネーション!

 それにしても、中学高校時代と全然違う地域に住んでいながらも、こうして簡単に昔からの友人たちと会えるのは嬉しいですね。交通網の発達、携帯電話のメールやパソコンのチャットなどによる通信網の発達、有難い限りです。

○12月21日(金)

 仕事帰りに、横浜市の「ららぽーと横浜」へ。横浜市といってもJR横浜線鴨居駅から徒歩10分程度の場所で、郊外の住宅地のど真ん中みたいな場所にあるんですが、またこれが巨大ですね。今まで、首都圏のショッピングセンターは土地が無いので小さいもので、地方は田んぼのど真ん中に巨大なものを・・・と思っていましたが、昨今の大規模工場の整理統合と地方移転などに伴う土地転用によって、このように巨大な商業施設が次々と首都圏でも誕生しています。ただ、殆どの店は私には関係なさそう(苦笑)。

 唯一の目的はスヌーピータウン。妹が「店の写真を撮影してこい&限定商品を買ってきてくれ」というので、優しい兄貴は要求どおり実行してまいりました。ここも、スヌーピータウンの経営母体が変わることによって来年閉店予定です。

○12月19日(水)

 たまたま休みだったので、近所を散歩。藤沢駅の南、イトーヨーカドー付近にある公園に近代建築の住宅が保存されているので、撮影してみました。2階建ての建物ですが、玄関の真上は2階があるように見えて、実は飾りだったりします。

 この建物の概要は看板の通りです。1980年代で、こうした建築を地元から保存の声が上がるというのは珍しい。

 内部の様子。物凄く豪華というわけではありませんが、妙に惹かれる雰囲気です。

 暖炉もあります。・・・と、この時点までは元気だったのですが、どうも午後になると具合が悪い。本来であれば、横浜の方にでも行ってこようかと思ったのですが、結局自宅に引きこもり、具合が悪い悪い言いながら、ひたすら原稿書いていました。そして、まだこんな作業をやっているのですから、我ながら・・・アホだ。

○12月16日(日)

 日本の旅・鉄道見聞録で紹介しているとおり、本日はJR東日本が保有する往年の名特急車両、583系による特急「ひばり」がリバイバル運転されるというので、大宮駅よりさらに北へ、宇都宮線の蓮田駅にて撮影を行いました。ホーム先端は多数の子どもたちで、大変なことになっておりましたが、こちらホーム後ろ側は人が少なく、みんなで雑談しながら、お互いの立ち居地を決めて、実にまったりと撮影しました。この場を借りて御礼申し上げます。

 上写真はE231系湘南新宿ライン(宇都宮線)。

 こちらはEF210牽引の貨物列車。随分と短いですね。

 そして本題の583系特急「ひばり」。寒い中待機するのは辛かったですが、大満足でございます。

 大宮に戻ると、未だに鉄道ファンがホーム先端に多数いたので、何が来るのかと思いきや、寝台特急「北斗星」狙いだった模様。私は私で、その直前に入線してきた485系ジョイフルトレイン「せせらぎ」を撮影し、大宮駅を後に帰路につきました。

 おまけとして、南浦和駅で撮影した209系京浜東北線。まだ新しそうに見えますが、いよいよ廃車がスタート。「209系は寿命半分、コスト半分」と揶揄されているけど、まだまだ使えるんだぞと、あたしゃ掲示板で偉そうに書いたにもかかわらず、それから間もなく本当に寿命半分が現実になってしまうとは・・・赤っ恥です。

 問題はそれよりも、この車両がどれだけ次の車両の材料としてリサイクルされるかですね。
 JR東日本からの発表に期待しています。

○12月15日(土)

 職場の同僚を誘って横浜に行く・・・予定が、いきなり「鉄道博物館を見てみたい」と言われてしまい、急遽2度目の訪問が実現しました。その同僚は特に鉄道には興味ないらしいのですが、一度は見ておきたかった、ということらしいです。了解、「たっぷりと」案内してあげますよ(笑)。というわけで、今回はニューシャトルを使わず、大宮駅から徒歩で行きました。1.5kmなので、距離が短いとは言いませんけど、違和感無く歩ける距離です。

 なお、このように鉄道博物館への参道(笑)脇にある大宮総合車両センターの塀は、JR東日本車両図鑑状態となっています。
 写真の撮り方が、どれも上手くて羨ましい所長でした。

 それからD51 187号機が保存。以前からあったものですが、新たにレンガ風の壁と屋根が取り付けられて、より大事にされています。

 さらに、EF58とEF51のカットモデルも展示。足回りがあれば、この角度だと現役時代さながらの風景になったのでしょうが。
 ともあれ、なかなか楽しい参道です。また、よく見ると新幹線高架下にも、鉄道博物館に入りきらなかった貴重な電気機関車などが留置されています。ずっと前から長らくありますが、活用の機会は来るのでしょうか。


 ちなみに、このとき偶然に飛行船が頭上を通過していきました。ちょっと得した気分です。

 さて、午後3時過ぎに行ったこともあって鉄道博物館は意外にも人が少ない状況でした。鉄道博物館は午後6時までやってますので、午後3時に来たって十分。混雑は勘弁して欲しいが、出来れば早く鉄道博物館に行ってみたい、という人は狙い目の時間帯ですよ。

 なお、ED75には新たに「あけぼの」ヘッドマークが取り付けられていました。

 鉄道博物館には車両だけでなく、その車両が活躍した時代を代表する道具や食品なども展示。
 即席チキンラーメンの宣伝文句は、最高の栄養と美味を誇る完全食 だそうです。え〜、ウッソ〜?(笑)

 人が少ないので撮影が楽ちんですね。485系ボンネットも、綺麗に撮影できました。

 485系車内の様子。

 鉄道博物館はJR東日本とJR貨物の車両が中心ですが、私鉄については模型である程度は紹介してあります。
 こちらは近鉄10000系。私は現役時代を知りませんが、独特な先頭デザインで面白いですね。

 今回気になったのは、101系通勤型電車に掲載されていた、国鉄時代の国鉄からの広告。
 要は運賃値上げへの理解を求めているのですが、きちんとこの通り、解りやすく現状と、運賃アップ後の状況を提示。それにしても、50%値上げとは・・・。


 赤字になった要因についても、わかりやすく示しており、グラフでこれまでの推移も紹介。
 国鉄時代をあまり覚えていない身としては、国鉄が意外と、こうした説明責任を果たそうとしていたのはおどろきでした。ただ、このときに経営改善策は、ポスターでPRしなかったのでしょうか?


 キハ41037(キハ04 8)を2階から撮影。

 そしてお決まりのこの風景。

○12月8日(土)

 所用があり、東急大井町線に乗車するため大井町駅へ。そこへやってきたのは、残り3編成となった絶滅寸前8000系のトップナンバー編成でした。

 そして大井町線を全線乗り、二子玉川駅へ。8090系と8500系の並びを撮影。

 こちらは世田谷公園に保存されているD51 272号機。たまたま近くを通りかかったので撮影。このSLは昭和14年8月に製造され、主に広島や九州方面で活躍し、昭和47年9月に厚狭機関区(山口県)で廃車となったものです。

 後部にはヨ14740が連結されています。

 さて、夜は友人に誘われてジョン・レノン スーパーライヴを観に武道館へ。ファンの方には「お前はジョン・レノンなんて全然知らないじゃないか」と怒られそうで申し訳なかったし、事実知らない曲ばかりだったのですが・・・、この日から活動を再開した忌野清志郎た、奥田民生、木村カエラ、くるり など、そうそうたるメンバーがジョン・レノンの曲をカヴァーしており、その迫力と演奏の上手さには、本当に感動しました。また、ジョン・レノンとも多数共演しているクラウス・フォアマンも登場しました。
 
 ちなみにこのコンサートは、オノ・ヨーコさんの呼びかけで2001年から行われているチャリティーコンサートで、その売上からアジア、アフリカの子どもたちの学校建設資金が拠出されています。
 http://www.dreampower-jp.com/super_live/index.html

○12月1日(土)・2日(日)

 N700系初乗車で、紅葉シーズン真っ盛りの京都へ祖母を連れて行きました。
 ここのところ飛行機ばかり使っていましたが、N700系は鉄道掲示板でも実際に乗車した人からは概ね好意的な評価であるだけに、たしかに揺れが少なく、また座席のすわり心地もなかなか快適。特に300系と比べると、随分と進歩したものです。

 さて、約5年ぶりに清水寺へ。御覧のように清水の舞台は人、人、人。よく誰も落ちないものです。

 清水寺の美しい紅葉。どこかしこも、京都は素晴らしい風景でございました。

 こちらは、豊臣秀吉正室の北政所が亡くなるまでの19年間を過ごした圓徳院。伏見城の化粧御殿とその前庭を山内に移築して住んでいましたが、現在も北庭は当時の面影を残しています。

 圓徳院の直ぐ近くにある高台寺。北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院です。

 そしてまた近くにある、祇園祭で有名な八坂神社。修復されて新しいようにも見える楼門は、1497(明応6)年の建築です。

 四条駅から東福寺駅まで、京阪電鉄に乗車。7000系が機関車トーマスラッピング車両でした。んで、東福寺でJR奈良線に乗り換え、京都駅に行きます。多少遠回りですが、とにかくこの時期の京都は渋滞が凄いし、バスは超満員。そこで、ようやく京阪とJRでは共同で「祇園・清水は京阪とJRで」とPRしています。

 翌日は近鉄に乗車し、東寺駅で下車。もちろん、東寺に向かいます。これも久しぶりの訪問。

 そして見えてきた東寺の五重塔がまた素晴らしい。道行く人たちも携帯電話などで写真撮っていました。

 それから本日は、彦根へ。3年前にムスタファさんと訪問していますが、現在のカメラで撮影したかったこともあり、また祖母を案内したかったこともあり・・・。さて、安土駅を過ぎると安土城跡が見えてきます。「安土城址」と、電車から見える看板がデカデカとありましたので、この辺を通られる方は是非、注目してみてください。

 そして、やや険しい山城である彦根城を登り、天守閣を見学。

 こちらは近江鉄道。

 そして京都駅に戻り、ちょっと買い物など。巨大なクリスマスツリーが光り輝いており、美しいものでした。
 それにしても何度も感じていますが、この京都駅、設計した人は本当によく考えていますね。

○12月1日(土)

 鉄道掲示板でアドバイスを頂いたおかげで、APSフィルムで撮影した写真のデジタルデータ化を進めております。
 もちろんデジカメで撮った写真と同じ、とは参りませんが、意外といい感じに仕上がってくれます。というわけで、まずは2000年8月に撮影しました、485系特急「はと」(山陽本線 徳山駅)。

 それから485系特急「雷鳥」(新大阪駅)。この欠きとられたスカートも、いまや懐かしい思い出ですね。

 こちらも485系特急「雷鳥」(大阪)。ですが、トレインマークを回している最中で、色々なものが掲出されます。JR東日本の485系が大阪駅に乗り入れていた時代もありました。

 こちらは485系特急「しらさぎ」(北陸本線 高岡駅)。

 最後に183系特急「あずさ」。2001年5月に撮影したものですが、臨時で運転される特急シンボルマーク付き国鉄色の「あずさ」は大変貴重なものでした。