○5月25日(日)

 ずっと悪かった体調も、ようやく70%ぐらい回復といったところで、かねてから予定していた、国立科学博物館で開催中の「ダーウィン展」へ馬藤所員とともに行って参りました。ところが馬藤所員・・・集合時刻に30分遅刻するというので、適当に鉄道の撮影でもして時間を潰します(私が鉄道好きだったことを、有難く思うが良い!)。

 天気がよければ、撮影にも力が入るのですが・・・。とりあえず200系@東京駅。山形新幹線の400系と、どちらが早く引退するのか、だんだん解らなくなって来ましたね。


 本日は209系ばかりだった(ような気がする)京浜東北線@御徒町駅(おかちまち)。

 山手線のE231系。

 E531系常磐線@上野。

 さて、ダーウィン展は写真撮影禁止だったので、じっくり見学に徹しましたが、実に面白かった。国立科学博物館の企画展は、宣伝が凄い割に、内容が「え、これで終わり?」みたいなこともあるのですが、ダーウィン展はボリューム満点でした。特に、ダーウィンが進化論を発表するまで、どういう人や物に触れてきたのか、全く知らなかっただけに、目からうろこでした。

 上写真は全く関係無いですが、縄文時代のムラの模型。


 国立科学博物館は常設展が超絶なボリュームで、真面目に見ていると何日かかるのやら。毎回訪れるたびに、少しずつ見るようにしていますが・・・。いつも同じところに目が行ってしまうのは気のせい?(笑)

 ところで、いつか岩石や鉱物について色々と紹介したいと常々思っております。中学や高校の地学の授業で「安山岩」とか「花崗岩」とか、名前だけは色々覚えさせられましたが、実際にどんな形なのか、果たしてどれだけの人が見たことでしょう。現役の学生さんにも役立つコンテンツになる・・・はず。気長にご期待ください。

○5月17日(土)

 職場の先輩に連れられ、風林火山の舞台である長野県各地を自動車と一部は鉄道とバスで堪能してきました(運転は全て先輩任せという、素晴らしい所長です)。夜中に諏訪湖パーキングエリアまで行き、朝日を見るところから旅が始まります。

 車は、しなの鉄道戸倉駅に駐車して、さらに屋代駅へ。ここから長野電鉄に乗り換え松代へ。
 写真の屋代駅にしろ、松代駅にしろ、昭和30年代にタイムスリップしたかのような雰囲気でした・・・。

 松代(まつしろ、長野市)では戦国時代には武田氏が海津城として、江戸時代には真田氏が松代城として使った松代城址や、武家屋敷などを見学。ちなみに、今日は剣道大会が開かれるようで、駅周辺は剣道少年だらけでした。

 帰りの時間の電車を私が勘違いしていたため(事前に調べた乗車駅の時間を、着駅の時間と勘違いしていた・・・)、屋代に引き返すはずが1時間以上待つ計算に。そのため、タクシーで川中島古戦場跡を見学し、後続のバスで長野駅へ向かいます。交通費を考えると初めから車で行けばよかった、と先輩の談。申し訳ありません・・・。

 JR→しなの鉄道で戸倉駅へ戻り、車で荒砥城跡を見学。ここは大河ドラマ「風林火山」でも使用されましたが、戦国時代の山城の一部を再現したもの。城といえば直ぐに天守閣と白い塀が浮かんでしまいがちですが、戦国時代の城はこんな感じで、砦という方がふさわしいわけでして。なお、ここは戦国時代には豪族、村上氏の一族である山田氏の居城でした。

 さらに車は上田市へ。武田信玄の重臣、板垣信方が上田原の戦いで村上義清の軍勢の前に討ち死にした場所には、彼を祀ったといわれる墓があり、板垣神社となっています。

 続いて上田駅近くで蕎麦を食べた後、無理を言って上田電鉄の下之郷駅へ。車両図鑑作成用に、運用開始前の元東急1000系を撮影しておきました。ちなみに、偶然の訪問でしたが隣接する生島足島神社は、長野県宝に指定された歌舞伎舞台など、貴重な建築物があり、またコピーでしたが重要文化財の武田信玄らの書状を無料で見ることが出来ました。

 そして、御覧のように見事な街並みが広がる東御市の海津宿を見学。

 さらに車を走らせ、佐久市にある旧中込学校(国重要文化財)へ。ここは明治8年に建てられた、現存では日本最古の洋風学校建築。屋根上の尖塔や内部のステンドグラスの窓など、当時の建築家のこだわりが感じられます。

 ちなみに隣接する成知公園に、小海線の前身である佐久鉄道キホハニ56(上写真)と、C56101が保存されていました。いやはや、全くの偶然に発見。

 続いて、同じく佐久市の龍岡城五稜郭を見学。幕末に三河奥殿藩の藩主で、ここにも領地があった松平乗謨(明治維新後は大給恒と改名)が洋風城郭として建設させたもの。完成前に明治維新を向かえています。え〜、とても小さな城で、攻められれば一瞬で落城しそうな雰囲気でした。

 ・・・と、これでは大給恒が馬鹿みたいに見えそうなので補足しておきますが、彼は幕府の中でもとても開明的な人物。のちに日本赤十字社の創設者の1人にもなっています。


 最後にJR野辺山駅から少し先にいったところにある、日本鉄道最高地点の碑を見ました。
 車だと結構、広範囲にわたって色々と見られるから便利だとつくづく思います。そろそろ、レンタカーを借りた旅行も自主的にやってみるのもいいかも・・・と思いながらも、全く実行に移す気配の無い所長でした。ただ、今回は車のおかげで本当に色々な場所に行きやすかったです。

○5月12日(月)

 有給休暇を取りまして、家族で河口湖へ出かけてまいりました。まずは大月駅でJRから富士急行に乗り換え。今や現役最後の「165系」ともいえる、フジサン特急に乗車します。個人的にデザインは、JR時代の方が好きなんですが・・・。

 途中の禾生駅ではJRから乗り入れている115系と行き違い。こんな運用も、まだあったんですね。ちなみに、富士吉田駅では169系(三鷹色)先頭車がまだ綺麗な状態で、倉庫として使われていました。

 さて、終点の河口湖駅へ到着。駅前には富士急行創業時代の富士山麓電気鉄道モ1形が展示されています。さすがに、前に見たときよりは退色していましたが、非常に綺麗な状態を保っています。

 そしてukai河口湖オルゴールの森へ。 公式サイト:http://www.kawaguchikomusicforest.jp/index.html
 ヨーロッパの風景を模した施設に、ヨーロッパから輸入した歴史的にも貴重なオルゴールや自動演奏楽器などが展示され、実際に聴くことができます。ちなみにオルゴールとは、オランダ語のorgel(オルガン)に由来するもので、英語ではミュージックボックス、もしくはミュージカルボックスと呼ばれます。


 コンパクトの施設ながらも、中にいるだけでも魅力ある風景が堪能できます。

 1926年に製造された、なんと演奏者の微妙なタッチまで再現する自動演奏ピアノや、タイタニック号に積むはずだったオーケストリオンという、オーケストラが演奏するかのような音色を出す自動演奏楽器などが展示されています。

 巨大な自動演奏オルガン。人形が動き、そして大きな音で迫力ある演奏を繰り広げます。

 ちなみにこちら、河口湖に面しておりまして、富士山の姿と共に堪能できました。

 この後、山梨県宝石博物館を見学し、様々な鉱物を堪能して帰路へ。上写真は富士急行1000系で、2006年に提携先のマッターホルンゴッタルド鉄道風の塗装に変更されたもの。まだ塗装は変更されずに運行されています。

○5月11日(日)

 用事があって親が来ているため、上野の東京都美術館で開催されている芸術都市パリの100年展「ルノワール、セザンヌ、ユトリロの生きた街 1830−1930年」を見学。なぜか、このMAPと写真には映っていませんが、エッフェル塔の低層部模型が撮影可能だったので、一応記念に撮影しておきました。・・・なるほど、パリの駅ってこんな感じで、複数が終点として配置されているんですね。

 ちなみに朝9時30分ぐらいに行った所、人が少なく鑑賞が実に楽でした。混み合っているのは勘弁ですからね。


 続いて何となく有楽町イトシアへ。

 前にも紹介しましたが、ここは南町奉行所跡。石垣の一部がモニュメントとして再現されています。

 やはり前にも紹介しましたが、地下にはこんなものが。前は説明文が無かったので「?」でしたが・・・。

 その答えは、こういう用途で使われていたものだそうです。

 それから銀座2丁目のマロニエゲートを見学。オープンしたときは、人!人!人!で、何があるのかと思っていたのですが、その多くは東急ハンズでした。あんまり規模も大きくないような・・・。

 そして有楽町駅に戻り、東京交通会館3階のテラスより東海道新幹線を撮影。天候が余りよくないのが残念・・・。

 なんとなく有楽町にて、山手線のE231系500番台を撮影。

 続いて新橋で降りて、汐留シオサイト「イタリア街」へ。街全体をイタリア風のデザインにしたのが特徴的な場所。もっとも、こう見えて大半がビジネスビルのようで、またこの雰囲気もここだけという・・・。もっとも先日、名古屋でイタリア村が破綻しましたから、完全なテーマパークにしてしまうのは、ちょっと危険なようです。ちなみに、お馬さんが好きな人はJRAウインズ汐留があることでお馴染み。本日も多くの人で賑わっていました。

 最後に目黒駅で下車し、徒歩で東京都庭園美術館へ。ここは、1933(昭和8)年に朝香宮(あさかのみや)邸として建てられたもの。1920年代に特に流行った、直線的なデザインのアール・デコ様式を建物の内外に見ることが出来、建物自体も美術的価値があります。まあ・・・外観を見ると、それほど「凄いなあ」と感じる人は少ないでしょうが、中に入ればルネ・ラリックのガラス工芸による正面玄関ガラス・レリーフ扉など、その豪華さは圧巻です。
 参考:東京都庭園美術館ホームページ: http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html


○5月6日(火)

 ええぃ、連休が終わるのがあまりにも早すぎる(笑)。既に昨日の時点から、仕事のことを考えると憂鬱(ゆううつ)ではありましたが、仕事しないと給料は出ない→趣味活動が出来ない、ということで仕方がありませんね。さて、今日に限って天気が最高なのには心動きますが、さすがに疲れているので近所で鉄道の撮影をするのに留めました。まずは189系快速「ホリデー快速河口湖」1号。

 続いてE257系特急「あずさ」。

 さらに183系快速「ホリデー快速河口湖」3号。トレインマークが絵幕になったら、鉄道ファン注目の的になると思うのですが・・・。

 それからE233系中央線。

 そしてオール2階建ての215系快速「ホリデー快速ビューやまなし」号。

 午後になって115系中央線を撮影。E233系中央線投入が終わった今、次にどこかに投入される新型車両の余波で、さすがに先行きが危ないような気がしますが、いかがでしょうか。

 そして183系による特急「かいじ」。やはり、この姿は最高ですね。

○5月4日(日)/5日(月)

 今年のゴールデンウィークは、とうとう家の中でゴロゴロするだけ・・・の予定だったのが、弊サイトの氷川副所長が我が家にしばらく逗留することになったため、大幅に予定を変更。3日は氷川副所長、馬藤所員、水澄所員らとひたすらゲーム三昧とし、4日は氷川副所長、水澄所員と共に現代東京を代表する観光スポットめぐり、5日は成田山新勝寺へ出かけてまいりました。

 まずは東京都庁。無料で展望台を見学できるのが魅力の1つ。そしてGWだというのに、それほど混んではいませんでした。
 それにしても・・・「都庁砲、発射ー!!」と言いたくなるデザインですね。変形もしてくれそうです。


 都庁からの眺め。こうしてみると、高層ビルは墓石のように見えるような・・・。ちなみに写真右手奥では、某大手専門学校が、名古屋に進出したときと同じような、不思議なデザインのビルを造ってます。

 歩いてスクウェア・エニックスのショールームを見学した後、玉川上水跡を歩きます。タモリ倶楽部で見たばかりでした。

 なんとなく新宿駅東口へ行き、さらに歌舞伎町の風景を見学しました。さすがに昼は静かなものでしたが、怪しい看板が乱立する中で、親子連れを見るたびに「子どもを連れて歩いていい場所か?」と突っ込まずに入られませんでした。

 またまた何となく渋谷へ。駅前の忠犬ハチ公銅像を見ます。

 さらにサッポロビールの工場を活用した恵比寿ガーデンプレイスへ。

 そして六本木方面へ行き東京ミッドタウンへ移動。フジフィルムのショールームで多数の歴史的なカメラ機材を拝見しました。

 更に六本木ヒルズへ行きましたが、人の数が凄いものでした。普通の喫茶店にも長蛇の列・・・。そこまでして、六本木ヒルズで喫茶店に行きたいのかなあ、とちと疑問が頭の中をよぎります。

 最後に赤坂へ移動し、TBSを見学しました。といっても、見られる部分はほとんどありませんが。

 そして翌日は、氷川副所長の私用があったこともあり成田へ。私は水澄所員と共に観光スポットである成田山新勝寺とはどういうものか、チェックしてきました。

 雰囲気良し、そして歴史的建造物が数多く残っているのが特徴です。右手に見える三重塔は1712(正徳2)年の建築です。

 ちなみにこの三重塔、1981(昭和56)〜1983(昭和58)年にかけて、古文書に記されていた記録を元に鮮やかな塗装を復元。このように、かなり派手な雰囲気になりました。

 1701(元禄14)年築の光明堂。かつては本堂として使われた建物で、本尊として大日如来が安置されています。重厚な屋根の形が素晴らしく・・・。

 さて、本日は尺八と琴による壮大な合奏が総門前で行われていました。クラシック音楽のように指揮者までいて、これだけ多くの人数で演奏されています。実に迫力あり、また優美な雰囲気でした。

 新勝寺周辺は土産物屋、うなぎ料理屋などで大変賑わっています。よくよく見ると古い建築が非常に多く、写真の大野屋旅館は1935(昭和10)年の建築。間口8間、奥行13間の大規模な木造3階建で(注:1間は約1.82m)、3階の114畳敷き大広間に能舞台があり、そして外観で目を引くのは最上部の望楼と、参道に向かって張り出した縁側ですね。

 お腹もすいてきたところで、我々も「うなぎ」を食べるべく、こちらも菊屋というお店で休憩。タレが適度な甘さで、もちろん「うなぎ」そのものも美味しく、絶品でした。建物も古い造りで雰囲気も良く、実に素晴らしい。

 さて、参道から少し離れた場所に「電車道」というのがあったので行って見ると、レンガ造りのトンネルが。こちら、成宗電車という千葉県で最も古い電車が通っていたトンネルだそうです。成宗電車は路面電車みたいなもので、宗吾霊堂〜成田駅前〜成田山門前を昭和19年まで結んでいました。

 さらに近くの公園で蒸気機関車を発見したので行って見ると、D51 609号機が静態保存されていました。ここのところ、千葉県でSLを運転することもあるようで、仮に定期運転が計画されるようになった場合、白羽の矢が立つこともあるかも?

 そして私用を終えた氷川副所長と合流し、京成特急「スカイライナー」で京成上野へ。

 久しぶりに上野の山で、西郷隆盛の銅像を見てまいりました。そして東京駅で山口県へ戻る氷川副所長を送り出し、ようやくGWの氷川副所長接待ツアーを終了とさせていただきました。とにかく、よくまあ歩いた、歩いた・・・。楽しかったですが、猛烈に疲労困憊モード。天気予報が見事にはずれ、曇り模様、雨模様だったのが、逆に幸いした日々でした。

 ただし私の場合、そのまま帰るのかと思いきや八王子駅で189系「あさま」色による特急「かいじ」を撮影。ホーム先端には鉄道ファンの大群が陣取っており、まさかそこに突っ込む気力はもはや無かったので、柱に隠れて邪魔にならないように撮影させていただきました。・・・多分、邪魔になっていなかったと思うのですが、罵声が飛んでこないかと少し心配だったり(笑)。



所長撮影雑記(2008年4月)へ
所長撮影雑記(2008年3月)へ
所長撮影雑記(2008年2月)へ
所長撮影雑記(2008年1月)へ
所長撮影雑記(2007年12月)へ
所長撮影雑記(2007年11月)へ
所長撮影雑記(2007年10月)へ
所長撮影雑記(2007年9月)へ
所長撮影雑記(2007年8月)へ
所長撮影雑記(2007年7月)へ
所長撮影雑記(2007年6月)へ
所長撮影雑記(2007年5月)へ
所長撮影雑記(2007年4月)へ
所長撮影雑記(2007年3月)へ
所長撮影雑記(2007年2月)へ
所長撮影雑記(2007年1月)へ
棒