○6月29日(日)

 本日は馬藤所員と東京お台場の日本科学未来館で開催が始まった、世界最大の大翼竜展へ。
 朝、日野駅に着くと201系「四季彩」を使用した快速「四季彩河口湖号」が通過していきました。さて、引退が進む201系ですが、この編成はまだ生き残るのでしょうか、それとも廃車になるのでしょうか。


 目的地に行く前にちょっと別件で用事があり、東急大井町線に乗車。それ以上のネタはないですけど・・・。

 それでは、世界最大の大翼竜展へ。恐竜ではなく、空を飛ぶ翼竜を特集したのが見所。これまでは恐竜展で「オマケ」のように翼竜が展示されているのが大半であっただけに、これは非常に新鮮なものでした。さて、上写真はプレオダクティルス。三畳紀後期に生息していた原始的な翼竜の1つで、翼を広げると45cmほどという、小さな翼竜です。そんなのがいるのかと思いきや・・・。

 御覧ください、こちら! 小さな子どもが実際に泣き出してしまったほど迫力ある、この翼竜は「ケツァルコアトルス」。翼を広げると、なんと10mにもなります。頭がでかい・・・。世界最大の翼竜で、白亜紀後期に生息。恐竜と共に絶滅しました・・・。

 実際にはこのような姿ではなかったのかな、と再現されていました。こんなのが何匹も頭上を飛んでいたら、恐ろしいやら不気味やら。

 有名な「プテラノドン」(写真手前)と比べても、ホラこの通り。大きさにはかなりの違いがあります。
 大翼竜展は始まったばかりですので、ここでの紹介はこの程度にしておきます。ケツァルコアトルスの大きさは、実際に目の前にしてみないと実感がわかないと思いますので、ぜひ一度観にいってみてください。翼竜に対する認識も一変するはず。なお、これ以上大きな空を飛ぶ動物は、現在いません。

 ちなみに、関連展示として鳥についても多数。動物大図鑑向けにネタを多数仕入れてきましたが、このワタリアホウドリは、随分と立派な体格ですね。こちらは世界最大級の海鳥だそうで、主に南半球に生息。翼を広げた長さが363cmというのも記録にあるそうです。

 このまま帰っても良かったのですが、折角なので久しぶりに船の科学館で保存されている青函連絡船「羊蹄丸」へ。青函トンネルが出来るまで、青森と函館を結んだフェリーで、線路と接続して鉄道車両ごと船内に入れられたのが特徴です。

 船内では昭和30年代の青森駅前の風景を再現。人形たちは体つきが妙にリアルで、本物の人と勘違いして驚く人多数でした。

 昭和30年代の青森駅の様子。

 そして奥に進むと、鉄道車両を搬入するスペースには、DE10 30号機と・・・。

 スハフ44形が保存されています。ただ、出来れば昭和30年代の再現は別の場所でやってもらうとして、ここでは鉄道車両が船に乗った状態を、きちんと保存して欲しかったですね。

 ブリッジの様子。羊蹄丸の船内は殆ど手が加えられているため、昔の面影を強く残すのは、ここだけ・・・かも。

○6月28日(土)

 フリーライターの吉田一紀さんや、ミュージシャンのオオゼキタクさんなどと都内の某鉄道系居酒屋で飲んだあと、急行「能登」で富山へ。富山ライトレールやJR城端線完乗や、立派な寺や、古い町並みの散策など実に楽しいものでした。最近では今年の1月ですけど、富山県には何度も行っているし、そもそも小学校低学年の頃には住んでいた場所ではありますが、何度行っても「鉄」的にも、史跡めぐりの対象としても良い場所です。 *上写真は富山駅にて。

 詳細については、また書きますので、まずはこの2枚だけ(上は富山ライトレール@東岩瀬駅)。
 ちなみに、富山県のほかには直江津からJR信越本線で高田駅で下車し、高田城(新潟県上越市)を見学。引き続き北陸新幹線の並行在来線問題の実地把握も兼ねて、JR信越本線で南下し、長野から新幹線で帰還しました。ちなみに、しなの鉄道169系、初めて撮影しましたよ〜。

○6月21日(土)

 早くも遠くに行きたい症候群が・・・。むむ、無性に北海道へ行きたくなってきた・・・、広島へ里帰りもいいなあ。しかし、本日は大阪からやってくる「おやじまふぃあ」所員と久しぶりに会うべく、羽田空港へ向かいます。品川駅に着いたところ、京急2100系「ブルースカイトレイン」がやってきました。

 続いて、1000系「ありがとうギャラリー」号。1編成しかいないので、とても撮影は困難だと思ってましたが、先週の常磐線209系といい、期待していないと遭遇できるものですね。

 羽田空港ではデュークさんと飛行機の撮影。天候が悪いのが難点・・・。

 
 偶然にもJALの「空のエコ」塗装機が。しっかり離陸した姿を記録できました。これは嬉しい〜。

 こんなのを見せ付けられると、ますます北海道に行きたくなるじゃないですか。しかも、未だに函館を真面目に観光していないので・・・。う〜ん、来月にでも行って来るかなあ。

 全日空のスターアライアンス塗装機。

 え〜い我慢できん、遠くへ行くぞ! ・・・というわけでスロヴァキアのブラティスラヴァ駅にて。
 というのは私には無理ですが、今回は上写真のように、「おやじまふぃあ」所員から大量の海外の写真を仕入れました。普通の人では行かない場所や、豪華列車の写真など、多数ですよ〜。いい加減に昨年の韓国旅行記を書き上げて、これからたっぷりと御紹介します。


 さてしばし歓談の後、デューク所員、おやじまふぃあ所員と別れて帰宅・・・しようと思いましたが、有楽町駅で少し撮影。
 185系東海道本線(回送)


 撮影するなら今のうち、209系京浜東北線。

 しばらく動きは無いと思いきや、なんと6扉車の運用離脱が始まる山手線のE231系500番台。・・・しまった、その6扉車単独の写真を撮影していなかったわ・・・。

 そして久しぶりに中央線高架化工事の模様を撮影。上写真は武蔵境駅へ入線する西武多摩川線の101系。立派な高架橋を走る姿は、何だかまだ新宿線や池袋線などで活躍しているみたいですね。

 あとでホームページ上で紹介しますが、高架化工事が進むJR中央線東小金井駅。今まで地味な駅でしたが、立派な大屋根が完成しつつあり、随分と立派な駅に生まれ変わりそうです。完成後の姿が楽しみですね。

○6月14日(日)

 大伯母の墓参りをしに千葉県松戸市へ。松戸駅にいたところ、偶然にも常磐線各駅停車の少数系列209系1000番台が来たため撮影。

 こちらは次なる置き換え対象となっている常磐線各駅停車の203系。

 さて、本日は東京メトロ副都心線開業ということで、早速試乗してきました。午後3時に行ったこともあり、通常の山手線と同じぐらいの混雑振り。写真は渋谷駅で撮影した路線図。

 渋谷駅にて川越市行きの急行列車。

 こちらは渋谷駅前に出来た新たな地下鉄入り口です。色遣い、デザインなど、なかなか落ち着いた高級感のある感じです。

 さて、以前に「モハようございます」という鉄道趣味の多彩な魅力を紹介した書籍を出版された、吉田一紀さんと初めて会うべく池袋駅へ。待ち合わせまでの時間があったので、久しぶりに大学時代は良くお世話になった池袋駅で鉄道を撮影。まずは山手線ホームより、東武8000系。

 こちらは埼京線の205系。いよいよ205系も置き換え対象に入ってくるでしょうから、これも記録できるうちに・・・。

 駅舎図鑑用に池袋駅(東口)を撮影。こうやって見ると、西武百貨店の何と横に長いことか!

 そして弊サイトのスタッフで、広島から日帰りで帰ってきた(!)デュークさん、そして吉田さんと合流して東武百貨店で開催中の鉄道模型フェアへ。いくつかジオラマや新製品が展示されており、3人でじっくりと見学。欲しいんですけど、やはり値段が・・・。

 こちらはトミーテックの鉄道コレクション第7弾。鉄道コレクションは良心的な値段設定で(笑)、今では見られないような車両を多数取り揃えてくれているのが魅力的です。

 トミーテックはこのほか、バス停や電車庫、さらには農業倉庫+貨物ホームのようなマニアックな製品を出すようで、さらに私にトドメを指すように漁港まで発売するそうです。建物好きとしては無駄に欲しい・・・(笑)。

 などと、なかなかダンディで気さくな吉田さんとしばし歓談の後、デュークさんは所用のため帰還。私と吉田さんは引き続き、大坂から秩父鉄道経由でやってこられた(笑)、鉄道アーティスト小倉沙耶さん・・・の、マネージャーさんと合流。このマネージャーさんが、物凄く人脈の広い方で、鉄道関係で本を出されている有名なあの人、この人、そして鉄道事業者の方などとも深い付き合いの方が非常に多い。何しろ、お話を伺っておりますと、こちらが呑気にホームページをやっているのが赤面するぐらい、鉄道の魅力を広く伝える活動をしている方で、そして公共交通としての必要性を、きちんとしたデータを元に訴えられている方。驚きましたね〜。


 池袋の某しゃぶしゃぶ店で、これからの構想と活動(笑)についても吉田さんたちと大いに語り合い、最後に某所にある某鉄道系居酒屋ににも案内していただきました。店の方や常連さんの一部に吉田さんが私のことを紹介してくださいましたが、反応はイマイチ。まだまだ、日本の旅・鉄道見聞録はマイナーなサイトのようです。トホホ。

 上写真は東葉高速鉄道2000系@中野駅

○6月8日(日)

 マンホール調査隊の喜多見隊長と共に、東急・電車とバスの博物館へ。実物車両の数は決して多いわけではありませんし、規模も小さいものですが、田園都市線宮崎台駅直結というのは有難いですし、特徴的な姿の「玉電」デハ200形は必見。昔はこれが、路面電車として渋谷駅前など国道246号線の上を走っていたらしいのですが・・・。

 こちらはモハ510形(晩年はデハ3450形)。運転台上の「ひさし」が極めて特徴的です。

 こんな展示も。JAS(日本エアシステム)? いえいえ、その前身である東亜国内航空時代の飛行機模型です。

 ところ変わって二子玉川駅にて。東急大井町線の新型車両6000系と、東京メトロ08系です。6000系は初めて見ましたが、前面デザインが、なかなか未来的で格好いいですね。

 古豪、8500系と6000系の組み合わせ。

 引き続いて川崎へ行き、京急大師線に乗って川崎大師こと平間寺(へいけんじ)へ。川崎大師が、正式には平間寺という名前の寺だったとは、実は初めて知ったりして・・・。残念ながら、戦災で古い建物はありませんが、なかなか立派なものです。

 ただ唯一、この不動門は縁のある別の場所から移築されたものだそうで、結構古そうです。

 京急川崎駅へ行くと、大師線の車庫に1000系(京急110周年記念ラッピング車)が。本当はこれを撮影するために大師線に来たのですが、本日はお休みでした・・・。まあ、この程度の写真は撮れたので、多少は満足です。

 同じく京急川崎駅にて、こちらも1000系。

○6月1日(日)

 昨日とは打って変わり、実に良い天気の一日でしたね。
 というわけで、こんな日に旅行しないのは勿体無い! MOTTAINAI! というか、来週また雨っぽいし・・・という理由で、相変わらず体調は万全ではありませんが、福島県、宮城県の旅に出かけてまいりました。その前に、秋葉原駅で183系・189系による特急「新宿さざなみ」を撮影。定期運用である中央ライナーから撤退した後も、幸いにも大活躍中なのは有難いことです。


 さて、上野駅から東北新幹線で郡山駅へ。E2系「やまびこ」をE2系「はやて」が追い抜いていきます。

 在来線側ではラッセル車や常磐線で活躍した415系が留置中。このまま解体されてしまうのでしょうか。ちなみに、郡山工場では455系東北色、あかべぇ色共にいました。今年の郡山工場公開の際には、展示してくれるかもしれませんね。落書き電車になる可能性もありますが・・・。

 さて、これで半ば本来の目的を達成ともいえる583系快速「あいづライナー」を撮影。相変わらず美しい状態を保っており、全盛期を髣髴とさせるかのようです。この色、やはりいいですね〜。

 珍しく1両ずつ撮影してみたり。

 正面から撮影してみたり。ああ、なんて素晴らしいんでしょう(笑)。それにしても、同業者は数名程度。ここのところ毎週運転されているので珍しく無いのかもしれませんが、首都圏で583系による特急がリバイバル運転されると、大宮駅では撮影場所を巡って罵声まで飛び交うぐらいなんですがね・・・。

 さて、せっかくなので583系に乗って会津若松・・・へ行きたい所ではあったのですが。
 一方で郡山といえば、毎回電車を撮影するか、会津若松へ行くために乗り換えるか・・・と、ろくに街歩きをしていなかったので、今回は一転して郡山市を徹底して歩いて参りました。色々と近代建築や寺社などを撮影してきましたが、まずは金透記念館。郡山尋常小学校として1876(明治9)年に建てられたものです。


 それから特に郡山公会堂は立派。1924(大正13)年の建築で、大蔵大臣官房臨時営繕課長と臨時国会議事堂建設局長を兼任していた矢橋賢吉の監修の下、部下の荻原貞雄がオランダ・ハーグの平和宮をモデルに設計した、壮大なデザインです。

 尖塔の部分も半円アーチや装飾が実に美しいもの。

 本日はギャラリーとして開放されていたので、内部を撮影することが出来ました。飾られている絵(幼稚園児のものか?)そっちのけで建物を鑑賞していることについては、主催者側の人に謝っておきました(苦笑)。

 さらに2kmぐらい歩いて、旧福島県尋常中学校本館(現、安積歴史博物館)へ。1889(明治22)年に建築された学校建築で、国の重要文化財。歴史博物館ではありますが、安積高等学校の敷地の中にあることもあり、今日は講堂で吹奏楽部が盛大に練習中でした。教育施設としても現役なのは非常に素晴らしいことです。しかし、明治時代の建築で音楽の練習とは凄い・・・。

 基本的には地域と学校の郷土博物館なのですが、当時の教室を再現した部分もありました。このほかにも郡山市には魅力的な近代建築があったようで・・・今ネットで調べて、かなり見逃したことに少々ガックリ・・・(笑)。まあ、JR郡山工場公開などと絡めて、また行くことにします。

 ちなみにもし、開成館、安積疎水事務所新館 、郡山聖ペテロ聖パウロ教会、福島県郡山合同庁舎を撮影されている方がいらっしゃいましたら、投稿していただけると嬉しゅうございます。郡山市の近代建築ページが執筆できるので・・・。

 さて、郡山駅へ帰還。こちらは水郡線のキハE130系。

 磐越西線の719系。

 そして東北本線の普通列車に揺られながら、今度は福島県二本松市へ。タクシーで二本松城址へ。再建された箕輪門がなかなか美しい景観・・・。

 二本松城は平山城形式の城であり、山頂には天守台が。そんなつもりは無かったのですが、少し道を間違えたこともあって結局あちこち歩く羽目になってしまい・・・。結果的に、城の構造は良く解りましたけど。さて、クタクタですが駅までの交通手段が無いので、歩きます。トホホ・・・。

 さらに今度は白石城(宮城県白石市)へ。今度は駅から徒歩10分程度なのが有難いところ。仙台方面へ行くとき、いつも白石城見学も計画しているのですが、毎回毎回、時間の都合で省略しているので、ようやく行けて少し嬉しい(笑)。今回も電車の時間によってはカットの可能性もあったので・・・。

 さて、白石城は1995(平成7)年に復元された三階櫓など本丸の諸建造物が非常に魅力的で、江戸時代、伊達家の重臣である片倉氏が代々城主を務めました。伊達氏の本城は仙台城ですから、これは江戸幕府の一国一城令として例外のようなもの。幕末には奥羽越列藩同盟がここで結成され、新政府に対抗しようとしました。


 城下には中級武士である旧小関家の武家屋敷が残り公開されています。このほか、城下に移築されている白石城の城門を探して東奔西走・・・し、駅に戻ると「無料レンタサイクル」の文字が。ガビーン。

 さて、白石蔵王駅から新幹線で戻ろうとしたところ、次の新幹線まで1時間であることが判明したため、やむを得ず仙台まで北上。仙台駅では阿武隈急行8100系が停車中でした。

 こちらは仙台空港鉄道SAT721系と、キハ110系。

 最後にキハ58系修学旅行色による快速「おもいで湯けむり」号。ここまで撮影に来る予定ではありませんでしたが・・・(笑)。それにしても、よくよく考えてみれば久しぶりに一人で遠出したこともあり、誰にも気兼ねすることなく、ひたすら歩きました。さて、こんなことで明日は仕事にいけるのでしょうか。フッフッフ・・・。


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