○7月26日(土)

 嫁さんはもちろん、彼女もいない、あとは一人暮らしで家計の管理がしっかり出来れば、3週連続だって旅行に行ける!
 ・・・というわけで、今週は宮城県仙台市(&利府町)と山形県米沢市へ行ってまいりました。直接的なお目当ては新幹線総合車両センターの一般公開(新幹線車両基地まつり)です。米沢市にもずっと行ってみたかったので、良いきっかけでした。え、場所が全然違うって?

 さて、新幹線車両基地まつりについては日本の旅・鉄道見聞録コーナーで紹介済みなので、その後の私の行動から。
 まずは見学を終えた後、いわゆる東北本線の利府支線を全線完乗するべく、新幹線総合車両センター直結の新利府駅から利府駅へ移動。車内からは長らく放置中の200系新幹線が見えました。

 たった1駅の移動で、利府駅へ到着。別に1つの路線を踏破する趣味はありませんが、新利府駅から残りたった1駅で全線完乗というわけだったので乗って見た次第でした。

 「モハようございます」のおかげで、何だかこういう風景も気になってまいりました(笑)。利府支線の終端を撮影。
 さて、さっさと引き返します。


 仙台駅に戻ると、まもなく開催される七夕祭りの飾りが飾られていました。神奈川県平塚市のものには何度も行っていますが、仙台のは一度も見たことが無いので、来年は七夕に合わせて訪問してみたいな〜と思っております。

 さて、東北新幹線で福島駅へ行き、山形新幹線「つばさ」に乗り換えます。

 そして米沢駅へ到着。さっそく、山形線(奥羽本線)の719系を撮影します。

 駅ホームには、日本一米沢牛の置物が。なかなか迫力があり、美味しそうではあるのですが(笑)、それにしては周りの風景が味気ない。もう少し置き場所を考えるか、せめて牛の背後にPRポスターでも掲載してみてはいかがでしょう。

 続いて米坂線ホームへ移動してみると、国鉄色のキハ40形とキハ52形などが!

 もうじき引退といわれており、良い撮影記録になりました。

 前2両は新潟色に塗られていました。

 え〜スミマセン、やっと観光です。米沢駅から米沢城周辺の名所旧跡には、徒歩で20分ほどかかるので、レンタサイクルを探したのですが、私の目の付け所が悪いのか全く見当たらない。やむを得ず、タクシーで最も遠いところに連れて行ってもらい、旅をスタートします。

 まず山形大学工学部へ行き、旧米沢高等工業学校本館【国重要文化財】を外観見学。見た瞬間に私のハートは完全にメロメロ。1910(明治43)年に中島泉次郎の設計で建てられたもので、ネオバロック調の優美な建築です。これが完成したとき、地元の人たちは我が目を疑ったのではないでしょうか。規模といい、デザインといい、数ある学校建築の中でも極めて秀逸なものだと思います。


 ちなみに山形新幹線開通に合わせて改築された米沢駅は、この旧米沢高等工業学校本館を模したものですが・・・。
 本物を見てしまうと、なんとも貧弱なデザインに見えてしまいます。これはこれで、かなり考えたデザインだと思うのですが。


 それからほぼ隣接する、林泉寺へ。ここには、今度の大河ドラマの主人公である直江兼続夫妻の墓や、武田信玄の六男、武田信清をはじめとする上杉家家臣団の墓があります。いずれも墓の形が独特で、新鮮でした。

 続いて米沢城を見学。残念ながら建物は何も残っていませんが・・・。
 ちなみに、米沢は名君の上杉鷹山などの印象のおかげで、上杉家のイメージが強いですが、元はといえば伊達政宗が生まれた場所です。もっとも、市内、城内は今度の大河ドラマの影響もありまして、上杉・直江色に完全に染まっていました。仮に伊達政宗が大河ドラマで再び制作されるようになると、今度は伊達家の旗が掲出されるのでしょうか?(笑)


 城内には1924(大正13)年に完成した旧上杉伯爵邸が残っています。これは焼失した上杉茂憲伯爵(上杉氏十四代・最後の米沢藩主)の本宅を、上杉憲章が中条精一郎(米沢藩士中条政恒の長男)の設計で再建させたもの。1979(昭和54)年からは上杉記念館として一般に開放されています。

 米沢市にはこのほか、魅力的な近代建築が多数に普通に現役で使われている茅葺屋根の民家など、面白い発見がたくさんでした。
 近いうちに・・・って、いつもそんなことを言っているような気がしますが、ご紹介したいと思います。


○7月25日(金)

 いきなり前日の話で恐縮ですが、我がサイトも写真等で協力しました「モハようございます」の著者、吉田一紀さんに誘われ、3回目の訪問になりますが人形町の某鉄道居酒屋などで宴会。現在、ブログコミュニティサービスのUnow? http://www.unow.jp/ と、乗り換え検索サイトの駅探 http://ekitan.com/ の共同企画で、吉田一紀さんをフィーチャーした「モハよう著者からの20の質問」というのをやっているのは、以前に弊サイトでも御紹介し、また弊サイトも写真協力で絡んでおるわけですが、そのUnow?と、駅探の担当者の方1名ずつ、さらにお会いするのは2回目になりますが、ミュージシャンのオオゼキタクさんと御一緒に飲まさせていただきました。

 皆さん、非常に気さくな方で、またお話も上手ですね〜。私なんか、これだけ色々やっておきながら、ネタに出来ることと言えば財布をトイレに流して壮大な救出作戦が繰り広げられたことぐらいで・・・(笑)。

 それはそれとして、自分がやっている仕事及び関連する仕事については、ある程度わかるのですが、全く別のジャンルの仕事って、どういう実態なのか良く解らないもの。こういう機会を通じて、その一端を知ることが出来るというのは得がたい経験です。色々な苦労話なども知った上で、駅探を利用すると、また感慨深いものが・・・。あと、こういう機会を何度もくださる吉田さんには本当に感謝です。この場を通じて御礼申し上げまする。

 さて、所長撮影雑記にしては珍しく文章が長くなりましたが、ようやく本日撮影の写真より。
 仕事が終わって藤沢駅へ戻ると、なにやら国鉄特急色の車両が。近づいてみると、183系の団体列車でした。少々停車してくれたおかげで、なんと小田急1000系との組み合わせも撮影できました。

 こちらは183系をメインに撮影。やはり、この色、この形は良い・・・。車両の状態も塗装はく離などが無く、非常に綺麗でした。

 今日は中央線のかつての主力車両たちに縁のある日のようで、八王子から日野にある祖母の家へ戻るときに乗車した列車が201系でした。まだまだ活躍してくれているのは、ほぼ同世代の私にとっては非常に嬉しいこと。あと何回乗ることが出来るでしょうか。

○7月19日(土)・20日(日)

 中学時代からの友人と名古屋へ。鉄道にも歴史にも興味の無い友人なので(笑)、合流前にさっさと自分の用事は済ませておくことにしました。というわけで、1時間ほど名古屋鉄道本線の車両を撮影。1000系などによるパノラマスーパー、5000系への改造で数を減らしてきたかと思いきや、まだまだ多数が運行されていました。今のうちの光景でしょうが・・・。

 さて、合流までの時間がさほど無いので名鉄名古屋駅から一駅先の山王駅で少々撮影。

 山王駅はJRの線路と並行しているため、こんな写真も撮れたりします。

 古風な顔つきもいつまで見られるのか、こちらは6000系。

 それからJR側に目を転じれば、EF65牽引の貨物列車が。当たり前のような光景だったはずが、こういう原色の車両が牽引する貨物も随分珍しくなった気がします。

 こちらは2200系。

 そして1000系から鋭意改造中の5000系。ステンレス車体はいいんですけど、やはり側面の赤帯1本は味気ない・・・。

 それから、いよいよ事前に名古屋鉄道HPでダイヤを調べないと撮影できないほど希少になった、7000系。

 名鉄名古屋駅まで乗車しましたが、これに追加料金無しで乗れるのは素晴らしい・・・。

 さて友人が乗って来たのは、これまた希少価値の500系「のぞみ」。思いがけず名古屋駅で撮影できて大満足。さて、これで用事が済んだから家に帰ろう・・・なんて言ったら張り倒されますな。

 では、まずは百年にわたり日本の洋食器界をリードし、世界最大級の高級陶磁器・砥石メーカーであるノリタケが運営するノリタケの森へ。私は2回目の訪問ですが、これが中々目の保養になる場所です。建築好きとしても、再生活用されたレンガ工場(1904年築)は必見。ところで今頃気がついたのですが、ノリタケ、TOTO、日本ガイシなどは元々、1904年に森村市左衛門らによって設立された日本陶器合名会社を源流とし、現在でも森村グループを形成しているそうで。名古屋、恐るべし。

 続いてノリタケの森の直ぐ北側にあるトヨタテクノミュージアム「産業技術記念館」へ。トヨタの源流たる紡績の歴史や機械、それからもちろん自動車についての展示が行われています。

 紡績機器の歴史をここまで堪能できるのは、全国でもここだけではないでしょうか。私が技術者だったら、その技術進歩の1つ1つに驚嘆したのでしょうが・・・。ちなみに写真は、1896年に製造されたリング精紡機。

 こちらは・・・見ての通り。1936年に世に送り出された、トヨタ初の乗用車「AA型自動車」。考えてみれば1936年の段階で、これほどの自動車を誕生させたのですから、凄いというほかありません。

 歴代名車の数々や、製造に関係する機器類などをずら〜っと展示。車が好きな人には、たまらない場所でしょう。残念ながら、私には何の予備知識も無かったので、その面白さの10分の1も体験できたか、といった雰囲気でしたが。なるほど、鉄道に興味の無い人が鉄道博物館に行く感じとは、こういうものか(笑)。

 こちらは愛・地球博で注目された i - unit 。ところで、その後はこの開発はどうなったのでしょうか。

 さて、この産業技術記念館は旧豊田紡織本社工場跡を保存、再生させたもの。やはりレンガ造りの倉庫や事務所が今に歴史を伝えてくれます。こういう歴史ある建物を壊すことなく、未来へと継承してくれることは非常に嬉しいことです。

 翌日は友人が起きる前に散歩。まずは名古屋テレビ塔を撮影。

 そして名鉄瀬戸線を初撮影。深い意味はありませんが、大曽根駅まで行ってみました。

 大曽根駅はガイドウェイバス「ゆとりーとらいん」、JR中央本線、そして名鉄瀬戸線が並んでおり、名古屋における交通の要所となっています。階段の上り下りは面倒ですが、至近距離のため乗り換えはしやすいものです。

 大曽根駅へ進入する6000系。

 こんなポケモンカラーの6000系も走行していました。

 さて、こちらは名古屋市中心部にある三菱東京UFJ銀行貨幣資料館。もとは1926年に名古屋銀行本店として建てられたもので、世界各国の珍しい貨幣約1万点を展示しています。ちなみに、隣には旧名古屋日本徴兵館という立派な近代建築があったそうですが、2004年に取り壊されたとか。・・・勿体無い話です。

 それから友人と合流し、なんとなく名古屋城へ。金の鯱(しゃちほこ)が輝いております。こちら、まもなく本丸御殿の復元工事が始まるようで、あたりの雰囲気が一変することでしょう。

 今回は7年ぶりに天守閣内部へ行きましたが、名古屋城の復元模型が撮影できたのが、ちょっとした収穫でした。

○7月13日(日)

 本日は喜多見隊長と共に、日本三景の1つである天橋立へ行ってきました。長年行きたいと思っておりましたが、ついに・・・。しかし、首都圏からだと結構遠い。まあ、夏ですから電車乗りっぱなしのほうが健康には良いと思いますけどね。なお、この風景は天橋立駅の裏側から出ているリフトかロープウェーで登った山からの撮影です。

 もちろん天橋立を実際に歩きました。ちなみに、ここには映っていませんが本日は水着姿の観光客多数。男性も女性も肌を思いっきり露出しておりますが、日焼けはあまり体に良くないと思いますよ・・・。まあ外ばかり歩いている、私が言えた義理ではありませんが。

 それからもう1つ、五色塚古墳(神戸市垂水区)も見学。高校のとき、歴史の資料集で見てから「葺石で覆われた姿を復元した、この古墳を見てみたい」とずっと思ってましたが、ようやく行くことになりました。こちらは山陽電鉄霞ヶ丘駅から直ぐでしたので、意外にも行きやすかったです。

 ちなみに五色塚古墳からは山陽電鉄の電車が撮影しやすかったり・・・。

 明石海峡大橋が間近に見えたりと、なかなか魅力ある場所です。

 さて今回も様々な鉄道を乗り継ぎましたので、後ほどまとめて紹介しますが・・・。
 今回は0系「こだま」に新神戸駅〜西明石駅で乗車し、原色に復元されてから初めて撮影しました。ちなみに写真では目立ちませんが、実は結構側面が汚れていたのには驚きました。


 それから、近々おそらく引退することになる113系3800番台、通称「サンパチ」君。片方の先頭車が、このとおり中間車へ運転台をくっつけて、前面に板を貼っただけの、まさにやっつけ仕事。それがまた、妙な魅力だったりします。天橋立は、サンパチ君撮影のオマケだ! ・・・とまでは言いませんが、サンパチ君目当てだったのは確かな旅行でした。

 あと今回は、神戸電鉄に初乗車。かなり山間部を走るのには驚きました。

○7月6日(日)

 高架化工事が進むJR中央線(三鷹〜立川)ですが、いよいよ国立駅にも下り新ホームが姿を現してきました。

 三角屋根の駅舎が撤去されて久しいものですが、スペースを見ると元の場所に復元できそうな感じです。

 駅前にはこんな看板が。ここまで宣言して「出来ませんでした・・・」ということは考えにくいですから、期待したいものですね。それにしても、行政の方が積極的に保存に乗り出すというのはありがたい話です。革新系の市長だった頃、議会で保存に反対され、当面は部材保管に落ち着いたという経緯がありますが・・・。

○7月5日(土)

 神奈川県平塚市で開催されている、「湘南ひらつか七夕まつり」を今年も観に行ってまいりました。今年で58回目となる、壮大な規模の七夕祭りです。規模としては日本最大級で、さらに首都圏からの多大なる観客動員があるため、人出はすさまじいものですが、イマイチ知名度が低いような気がするのは、私が西日本に長く住んでいたからでしょうか?

 それでは、様々な竹飾りをお楽しみください。

 滝口カバン店は毎年、この七夕まつりに情熱を注ぎ込んでおり、何と開催時から現在に至るまでコンクールで特選を勝ち取っています。実際、それだけ際立っております。ちなみにこのタヌキ、動きます・・・。

 

 滝口カバン店と並んで力を入れているのが、平田人形店。

 なんと、人形達が劇をやっているみたいに動きます。

 全然話は変わりますが、帰りに八王子駅に行くと、こんなのが停車していました。

 なんとなく相模線の205系を撮影。


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